エピソード10『囚われの身』“Jail Birds”
あらすじ
リズは、外の世界の暮らしに順応しようと奮闘しながら、疎遠になった子供たちと再び連絡を取ろうと試みる。一方、ブーマーは密告の仕返しにリズの襲撃を計画し、ビーとドリーンはそれを必死に阻止しようとする。©2013 Foxtel, FremantleMedia Australia and Film Victoria
ネタバレ感想
フレッチに男性刑務所への異動命令が届きますが、そういえばフレッチはファーガソンより上の立場である所長のお気に入りでした。
所長はファーガソンを看守長から引き摺り下ろす計画を立てており、どっちもどっち過ぎてどちかに肩入れしにくい状況ですがファーガソンもこの動きを敏感に察知している以上簡単に事が運ぶとも思えません。
フレッチに対してもヴェラに対しても、ファーガソンなき後は看守長に推すと言って不利な証拠集めや証言を迫っておりますが、元々ファーガソンの折の悪いフレッチは簡単でも今や忠実な子分と化したヴェラは驚くほど盲目的に揺るがないのです(笑)
〈レイチェル〉
リズの仮出所の世話をする保護監察官。
〈ケイ〉
リズの子供達を世話してきた女性。
〈ソフィー〉
リズの娘。
仮釈放の日が到来し、皆に見送られながら塀の外へ出るリズは、ピンクドラゴンの件で刑期が7年延びて大荒れのブーマーからの挑発を受けた直後、柵越しにビーへ「教えておくわ、メグを殺したのはフランキーよ」と秘密を打ち明けて去って行きました。
囚人達が夢見るような出所と現実は程遠く、ただでさえ出所を恐れていたリズにとって喧騒にまみれた底辺の生活はすぐに心が折れてしまいそうです。
ブーマーは叔父に頼んでリズに報復する気で、それをマキシンがビーに伝えます。
リズは2人の子供達への手紙を持って自宅のポストに入れようとしますが、そこへ犬の散歩から帰ってきたケイがリズに気付いて声をかけてきました。
ケイの言っている事はごもっともではあるものの、ようやく勇気を出して子供達と向き合う気持ちを持てた第一歩を踏み躙られて手紙をそのまま持ち帰ったリズは、用意された居住施設に帰り着くなり、治安が酷過ぎてイカれたジジィに襲われ有り金を奪われ、不憫過ぎて見ていられません。
翌日、娘を見つけて後をつけ遠巻きに様子を観察するのですが、娘のソフィーもこれまたティーンのタチの悪い部分を凝縮したような生活をしており、心配して彼女を手助けした結果、絶対厳守の門限に遅刻してしまったリズ。
しかし、ステーキついでにナイフを持ち帰ってきていたリズは連日襲って来ようとしたあのイカれジジィを撃退しました。
監視カメラ映像でのセクハラの瞬間と、所長の部屋を漁っていた際に見たメッセージの内容から所長と保護監察官のレイチェルが不倫関係で、なおかつ2人は仮出所者のファイルを共有している事実を掴んだファーガソン。
レイチェルが担当した仮出所者のファイルをヴェラに持ってこさせて調べていきます。
その結果、全員が同じ更生保護施設に住んでおり、皆若く美しいという共通点が。更に5名は行方不明だとか。
ウィルを襲わせた例の男をまた派遣し、更生保護施設の実情を調べさせたファーガソンは、所長が身寄りのない女性をターゲットにして共同経営している売春宿に送り込んでいる情報を握ります。
理事会に残って自分の要望を通しやすくして欲しいとストレートに脅しをかけたファーガソン。これでフレッチの不遇もしばらくは続きそう。
相変わらずフレッチに媚び媚びなジェスははちゃめちゃに性悪なのですが、変にイメージ通りで意外性はありません。
フレッチも陥落間近だったのでこの2人の関係が大きく動きそうだった事もあり、このまま異動になると面白くないですね。
リズを守るため叔父に電話をかけようとするブーマーを止めたリズは体当たり過ぎて、いくらなんでもそこまでするか?という感じ。
かなり恨みを買った上に、フランキーも潰す発言してしまったのでもう後には引けません。
着実に血友病の薬を仕入れては飲んでいるビーは、血を止まりやすくして何を狙っているのでしょうか?
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▼次回、エピソード11