エピソード7『裏切り』“The Doodad”
あらすじ
フリン、バートン、コナーの3人はロービアと会い、テストを受ける。その頃、エラの命は危険にさらされ、トミーは保安官とコーベル・ピケットと駆け引きをする。
ネタバレ感想
ロービア警部補とビアトリスに連れられて、ウィルフ、フリン、バートン、コナーが向かったのは、リサーチ研究所が介入できない、『動物園』と呼ばれるコイドの訓練施設でした。
あっという間に8階建ての建物を創り上げるシーンはゲームというより魔法のようで、圧巻です。
バートンとコナーはこの建物で今の体に慣れるため訓練をさせられるらしく、ルールは至ってシンプルに出会うもの全てを倒し屋上まで登るというもの。屋上に待ち受ける“サプライズ”の正体は何なのでしょうか。
警部補の右腕なだけあって、ビアトリスは想像以上に手練れかつ冷静な分析官のよう。
訓練用にカスタムされた基本のコイド24A型が次々に数を増やしながらバートンとコナーを襲います。
例の事故での証拠品にボブの使っていた武器が登録されていない事を知ったトミーは、独自に事故車両を調べに行き、グロックと未来の衝撃波武器を見つけてしまいました。
未来の武器をうっかり作動させてしまい、その効力に驚いていたところへジャックマン保安官から連絡が入り、緊急事態だから休暇は取り止めにしてピケット家へ来て手伝えと命令が。
その頃、ピケット夫妻の自宅で軟禁状態から逃げ出した殺し屋ボブはフィッシャー家を監視し、フリンの母親が監視役だったバートンの仲間〈リース〉に頼んで病院へ向かうのを確認して後を尾けています。
薬の効果が切れたのか、また視力を失ってしまったエラはディー・ディーの元へ。
リースは待合室で待機していましたが、そこへ怪我人を装ったボブが入ってきて、一瞬の隙をついてリースを滅多刺し。
リースがこれまたしぶと過ぎるのですが、とんでもない勢いでシャコシャコ刺されながらかなりの反撃を見せてくれます。さすが軍人魂。
しかし、初動が遅れたのが命取りとなり、敢えなくボブに絞め殺されてしまいます。
エラとディー・ディーは銃を待つボブに脅され、リースのスマホから恐らくバートンやフリンを呼び出すメールを打つボブの前で、じっと座っているしかありません。
ロービア警部補から、警視庁のデータソート・アルゴリズム“アンティーズ”からの情報によれば、未来の時間軸ではコナーは手足を失わないと聞かされるフリン。
研究所がスタブに関与して、そう仕向けたせいで、フリンの世界でのジャックポットは加速しているとも。
未来の時間軸でもテキサス戦争は起きてはいるものの、まだハプティック技術など存在せず、兵士は生身で戦いに出向き、コナーも無傷で帰ってきたけれど、バートンは戦死したそう。
肝心のフリンはというと、こちらの世界ではトミーと結婚して2児の母になっていると教えて貰いました。
屋上まで到達したバートンとコナーは、「最後の1人が立っているまで」というサプライズにぶち当たり、ビアトリスと三つ巴の戦いに。
最終的にはビアトリスの完勝で、そのまま現実世界に戻ってきた2人はかなり興奮気味です。
バートンにはリースからのメールが届いていて、同時に戻っていたフリンと一緒に呼び出されるままに病院へと向かってしまいました。
ピケット宅に呼び出されていたトミーは、ピケットの妻〈メアリー〉が横たわる凄惨な事件現場を目の当たりにします。
ジャックマン保安官から、適当な作り話を聞かされ、バートンとフリンを連行してくるよう言い渡されるトミー。
もはやジャックマンはピケットの手先だという事を取り繕うとするまでもなく、開き直ってトミーに圧力をかけております。これだから悪党は。
一度は言いくるめられたトミーですが、自分には証拠品のグロッグと、得体の知れない最強の武器があるではないか…と、衝撃波武器の存在に気が付きました。
病院へと向かう車内で、リースから来たはずの文面に違和感を持ったフリンやバートン。ハプティックでリンクしてみたところ、リースのバイタルがない事にここでようやく気が付きます。いや、着く前に異変が知れたのは上出来かもしれません。
警部補の元に、さっそく博士が訪ねて来ております。
フリンに『過去』を恐れていると話していたロービア警部補ですが、自律的なペリフェラルのビアトリスは、亡くなった娘を模して作られているようです。
博士はこれを指摘しますが、警部補はビアトリスに電源を切って聞いた話の記憶を消すよう指示する程度にはこの事実を隠しているのですね。
博士は用件として、「とてつもなく重要な物が盗まれたから協力を仰ぎたい」と話しました。
オシアンとアッシュは大きな秘密を抱えており、この2人がズボフの元で働く真の目的は何なのでしょうか。
ズボフに裏切りはバレておりましたが、2人の技術はこの事実をもってしてなお、必要なものだそう。
オシアンにナイフを突き立てて、何を企んでいたのかアッシュに吐かせたズボフ。
アッシュが言うには「アリータはポルターの兄と組み、彼のハプティックに研究所のデータを落としてスタブに隠そうとした。しかし実際に来たのは妹の方で、ハプティックがないのでデータは細菌に変換され彼女の脳内に。そのデータをネオプリムに渡そうとしていた」との事。
なるほど、ハプティック技術がフリン達の世界に取り入れられたのは、この技術が未来と過去を繋ぐデータ保存のために必要なものだったわけですか。バートンに依頼を出したはずが、まさかのフリンが来てしまって、重要なデータはフリンの脳内にある、と。
フリンがシェリスから、データを盗んだと身に覚えのない追及を受けていた原因がようやく明らかになりました。
研究所の技術が悪用されればかなり危険だとして、ズボフたちとフリン、両世界の関係者を全員消してくれと要求する博士。
ロービアはこれにどう対処していくのでしょう。
初登場時には最強の存在に思えたロービア警部補も、たった1エピソードでかなり人間味のある部分が見えてきました。
病院に辿り着いたバートンは、無鉄砲に突っ込まず、まずは状況を確認するとフリンを説得し、さすが軍隊経験があるだけに頼りになります。もちろん仲間達も。
別で駆け付けていたコナーも、狙撃で病院内の殺し屋を片付けてくれました。
元兵士連中はただただ流石ですが、直前までのエラが本当は一番の黒幕なんじゃないかと言うくらい冷静にボブを煽り散らかしていて、息子らが間に合ってなかったらどうするつもりだったのだろうと思ってしまいます。
結果的にエラとディー・ディーの2人が助かって何よりですが。
コーベルは妻を殺した殺し屋を生捕りにしてこいと希望していますが、既にバートンがトドメを刺した後です。
さて、トミーですよ。トミー。
再びピケット邸へ戻り、全ては殺し屋ボブがやった事だという筋書きを考えた上で、ジャックマンにグロッグを7発ぶち込みます。
そして、保安官の銃を抜き取り抵抗しようとしたピケットの事も、衝撃波で吹き飛ばしたのです。いやぁ〜、やってくれました(笑)
ただ、ピケットはあれで本当に死んでるのか?
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▼次回、エピソード8