エピソード5『殺し屋ボブの過去』“What About Bob?”
あらすじ
フリンは再び命を狙われ、シェリスと対峙する。
ネタバレ感想
アリータ失踪1年前のロンドンで、グレースは突然訪ねてきたアリータに驚きながらも1杯付き合っており、ただのルームメイト以上に親密な関係があった彼女に気を許して、聞かれるままに研究所での仕事について話してしまっていたようです。
博士やチームのメンバーを含めた合計20人程にしか本当の事を知らされていないペリフェラルについて簡単に教えてしまうグレース。
実際に研究所の奥にアリータを招き入れて、スタブで行われている様々な研究の中でも、行動修正課の秘密の世界救出計画では、スタブ内に作ったダミー会社に米軍と契約させてハプティックを兵達に導入する事で、社会レベルでの行動修正を実施しているのだと話します。
生身の人間に対してこんな実験を行うなんて倫理に反していると否定するアリータに対し、かなり研究所に染まっているグレースには罪の意識はさほど見えませんでした。
ダニエルは、凄腕の殺し屋〈ボブ〉を雇ってフリンとバートンを始末するよう依頼を出します。
髄膜炎に似た症状ではあるものの、精密検査で後頭葉の一部に細菌が集中していると分かり、更なる検査で細菌の種類を判別する事になったフリン。
検査結果を聞くために病院へ向かう日時を把握されており、ボブは車の故障のふりでフリンとバートンを待ち伏せ。
しかし、その直前にビリーアンが通りすがり、善意と持ち前の気の強さで、強引に車の故障を見てやろうと絡んでいたところにフリン達の車が通りかかり、もはや目撃者もお構いなしでフリンに近付くボブ。
フリンは、ボブが手にしていた機械が初めてペリフェラルで殺された時に殺し屋から使われたものと同じだと気付き、運転席に座るバートンに「撃って!」と警告。
ボブが持つ未来の武器の衝撃波は凄まじく、車の窓ガラスが吹き飛びます。
1発目を外した後はバートンとボブで撃ち合いになりましたが、最後にケリをつけたのは事態を飲み込みショットガンをぶっ放したビリーアンでした。
防弾チョッキを着ていたボブは数度撃たれても起き上がってきますが、その都度すかさず叩き込むビリーアン。…ビリーアンかっけぇ!!!笑
トミーに通報して素性の知れないボブを引き渡すも、不審点が多過ぎてフリン達まで容疑者かのような取調べを受けたりと散々な目に遭いました。
自宅に帰り着いたバートンとフリンは、母親にこれまでの経緯全てを打ち明けますが、理解が追い付くのに少々時間はかかりそう。
ただ、自分達が置かれている状況はかなり危ういものだとは理解した様子。
かなりの額の送金を受けているとは言え、現に母親を治した薬をくれたのは未来の人間で、早くも依存し始めているその薬の供給が断たれればやはり困るのはこちらです。
フリンはそのまま未来へ飛び、ウィルフに新たな刺客が来た事を怒り任せに報告し、守備の甘さを責め立てます。ただ、ウィルフに惹かれて信じ始めているのも事実なのです。
話し合い、覚悟を決めて研究所を訪ねたフリンは博士に対し「私たちを狙うのをやめて」と直談判。
しかし、博士の言い分は、「あなたは大事なデータを盗んで持ち逃げした、返してくれたら許すわ」との事。
見るからに危険な権力者相手に怯まず太刀打ちし、格闘戦の末に博士のペリフェラルの首をへし折るフリンはどんどん勇ましさが増しています(笑)
一方、ボブを連行中だったトミーは、手付金250万ドルを受け取ってしまい、やらなければ娘も自分も電話の声の主に殺される云々と聞かされています。
話が飲み込めず無言のままだったトミーは、道の真ん中で大きな衝撃と共にパトカーごと大横転。
近くにはステルス技術の未来の車が待ち伏せしており、中から出てきた人物はボブの身柄を回収して姿を眩ませてしまいました。
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▼次回、エピソード6