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海外ドラマ≫≫S.W.A.T. S.W.A.T. シーズン2 7話ネタバレ感想

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エピソード7『遺産』“INHERITANCE”

あらすじ

ネット業界を牛耳る大富豪タッカーの娘ローレンが、恋人と共に誘拐される。犯人グループは動画でローレンに声明を読ませ、タッカーに貧困者への寄付を要求。その手口は1974年にSLAが起こしたパティ・ハースト誘拐事件をまねていると思われた。ルカの祖父がハースト事件を担当していたので、当時の資料を父カールと共に調べることに。

ネタバレ感想

インターネットを支配する著名人リチャード・タッカーの娘〈ローレン〉と、その恋人〈ポール〉が多くの住人が目撃する中、拉致されてしまいました。

助けるふりをした1人が発砲した事で市民の介入を防ぐという、組織的な拉致だった模様。

〈バレット市長〉がわざわざ現場に現れて記者対応している様子は、広報的な思惑を感じさせずにはいられません。

その記者対応の最中、声明を読まされるローレンの姿が画面に映し出されました。

犯人からの要求の1つ目は、貧困救済委員会に5000万ドルの寄付を、2つ目は500万ドルを指示された口座に振り込めというもの。

『支配階級』や『寄付』といったワードから、70年代に起きた、SLAによるパティ・ハースト拉致事件を模倣していると即座に気付いたSWAT3世のルカはさすがです。

警察史上最悪の苦戦を強いられた当時の事件では、アジトが焼け落ちるまで反撃を続けてきたSLAに対し、2時間にも及ぶ銃撃戦が繰り広げられた記録があります。今回の犯人達も同じ事をしようとしているのか…。

 

FBIと殺人課が連携を取り、鑑識は野次馬が撮影した拉致当時の動画を調べており、引退しているルカの父親も事件を知って、パティ・ハースト事件を担当した父親、つまりルカの祖父〈ジャック〉の事件資料を届けに来てくれたようです。

ルカは父〈カール〉と一緒に、ジャックが残した資料や日記を読み返して役立ちそうな情報を探します。

 

ジムとデヴリンは2人とも『非常に素質あり』の評価を得るも、今年の採用枠は1人きり。

狙撃の名手の要望があるという事で、4度の従軍経験を決め手にデヴリンがその枠を勝ち取りました。

という事は、ジムのSWAT入隊は現役メンバーの欠員が出ない限り、少なくとも1年は持ち越しという事ですか?なかなか酷な宣告です。

しかし、指導員として遠方に呼ばれているホンドーが不在の中で大きな事件が起こってしまい、ローレンの捜索のため1日だけ補充要員としてSWATに戻れる事に。

 

当時娘を人質に取られ、身代金を要求された新聞王〈ハースト〉と違って、現代の新聞王とでも言うべきリチャード・タッカーは5000万ドル支払ったところで痛くも痒くもないのが現実。

やや傲慢さが見えるリチャードは娘のためにすぐにでも身代金を払ってしまおうとしておりますが、払ったところでローレンの無事が確約される訳でもなく、捜査が難航する可能性もあってヒックスとジェシカは「金を渡さない限り娘さんは無事だ、払うのはまだ早い」と説得して追跡を続けていきます。

しかし、リチャードは勝手に身代金を入金してしまい、2人は解放される事もなく銀行強盗の現場へ同行させられている光景はやはりパティ・ハースト事件を再現しているようです。

 

SLAの足取りと関係のある場所を調べるSWAT。クリスとジムのコンビが廃墟になっている映画館を見に行ってみたところ、ビルを壊せる量の爆薬の痕跡と、縛られ放置されていたポールが見つかりました。

爆弾はパトカーに仕込まれており、当時の記録をしらみ潰しに探していたおかげで怪我人は出る事なく爆弾は見つけられましたが、更に犯人グループからの要求は過激化。

今度は、悪質なコードでタック社のSNSを一時的に操る事が可能なルートキットをサーバにアップしろと言うのです。

これを使えば情報は流出し、悪質ファイルが拡散されるという甚大な被害が待ち受けております。

 

アジトらしき場所を見つけて包囲すると銃撃戦に発展しますが、直線に等間隔に撃たれた射撃痕から自動発射装置を使った罠だと見破ったルカ。

しかし中にはローレンが居る可能性もあるのです。

ここで自分が中に入ると名乗りを上げたのはジムで、クリスとタッグを組んで屋内へ。

同時にルートキットによる動画配信が始まり、拘束されたローレンの姿が映し出されます。

犯人達の目的は、自動発射の罠を仕掛けて警察に反撃させ、身動きの取れないローレンを撃たせてそれをリチャードの運営するタック社から生配信する事だったのです。

ただ、この悪趣味なやり口が功を奏して、ジムが自分のマスクを外してローレンに付けさせ、彼女を救けるというヒーローそのものなSWAT隊員の救出劇が世間に対し目の当たりになったのも事実。

記者会見を開いた市長もSWAT隊員を讃え、今なら予算の交渉もしやすい絶好のチャンスです。

 

ベテラン隊員2名の早期退職が認められ、今回の件でも大いに貢献したジムは仮採用という形になりました。

正式採用は半年後ですが、やる気に満ちているジムは結果を残してくれる事でしょう。

 

“乱暴な車線変更”を理由に警官から止められた事に対し、黒人だからだと確信してかなり根に持っているホンドーは今回やや行き過ぎているように見えましたが…これを行き過ぎと感じてしまう事すら今のご時世には見合っていないのでしょうか?

ホンドーが下の立場ならともかく、止めてきた巡査より遥かに上の立場の人間がしつこく勤務明けを待っているのは下手したらパワハラに当たるのでは?と思ったり、何より怒りに任せて泊まっていたホテルの部屋の備品をめちゃくちゃに破壊する衝動はダメなやつでしょう、さすがに。

ニアは「備品を壊してしまったから請求はカードに」なんてスマートに言っておりますが、金を出すからいいだろうという感じで済ますのもどうなのか。

この後部屋の惨状を見たホテルマンからすれば迷惑そのものだし、純粋に片付けが大変だよなぁ…と思ってしまいました。

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▼次回、エピソード8

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