エピソード6『ネバー・アゲイン』“NEVER AGAIN”
あらすじ
LAのダイヤ地区で連続強盗殺人事件が発生。犯行グループは4人組で高性能のボディアーマーを着用、プラスチック爆薬や軽機関銃の扱いに慣れていたことから、軍隊経験者である可能性が高まる。被害に遭ったダイヤ・ブローカーはすべて、イスラエル・マフィアの元用心棒コーエンが経営する警備会社と契約していた。
ネタバレ感想
非番でも現場付近に居たので駆け付ける、までは分かりますが、非番の際に無線搭載の警察車を使うのはアリなんですか?
ダイヤ強盗を追っていたパトカーが機関銃で大破させられ、ホンドーはそこへ駆け付けております。
足がつかない未加工のダイヤを狙った類似の犯行が先週から繰り返されており、被害総額は1100万ドル以上になるとか。
やり口からして軍隊経験者から成る、4人の犯人グループが次の犯行に移る前にSWATが事件を担当する事になりました。
被害者は皆、解散したはずのイスラエル・マフィア“ファーブレック”と繋がりがあり、被害者の店を警備していたのはマフィアの用心棒〈アヴィヴ・コーエン〉の警備会社でした。
コーエンの庭も同然な地区で、SWATより先に犯人達を見つけられたしまえば処刑されるのは確実ですし、巻き添えが出る恐れも。
ジェシカは危険を承知でコーエンに会って、事件が解決すればダイヤは返すので犯人の身柄はこちらに、という提案をしました。
パトロール中のクリス達は新たな強盗事件の予兆を掴み、装甲車で現場へ急行。
4人と交戦になるも、敵グループから1人がその場に残ってSWATを足止めしている間に、残り3人には車で逃げられてしまいました。
弾が貫通しない高性能ボディアーマーに成す術もなかったチームですが、ホンドーはわざとマンホールに向かって射撃し、跳弾で敵を狙う凄技を見せます。ゲームの決め技でも見ている気分になる新しい演出付きです。
結果、容疑者は死亡しますが、驚いたのは相手が若い女性だったという事。
ホンドーに射殺された女性の身元は、徴兵制のあるイスラエル国籍の留学生〈アディーナ・バグダロフ〉で、残りの3人も女性かもしれないという疑いが浮上します。
相手はゴリゴリに武装しており、性別は関係無いとは言え、女性を相手にするという事事態が稀な上、撃ったのも初めてではさすがのホンドーでも動揺するのは仕方ない事です。
これまで絶対的な庇護者だった女や子供も、時代の移り変わりと共にその状況は変化しているのです。しかし、「女や子供は守るもの」という伝統的な教えは本質に根付いたままで、罪悪感に駆られるホンドー。
学生ビザで入国したイスラエル人女性を調べると3名がビザを延長して行方をくらましており、3人は過去に国防軍の同じ部隊の所属だった事も分かります。
4ヶ月前に入国するも、6週間前に退学して失踪した〈ショショナ〉、政治学を学んでいたが1ヶ月前に行方不明になった〈ダニア〉、そして〈トリ〉も3週間前に姿を消しているという記録がありました。
彼女達の親はユダヤ系のセゴール財団で働いた末に、恐らくは騙されてダイヤを密輸し、痕跡を消すために殺されており、動機はダイヤと復讐なのでしょう。
SNSの投稿画像から、ショショナと同じクラスだった〈ニコラス〉が恋人だと割れますが、まさか消息を絶った後も付き合い続けているとは思いませんでした。バリバリの戦闘能力の割に脇が甘すぎませんか?
相手が女性と分かって撃つことを躊躇ってしまったホンドーが取り逃すパターンかと思いきや、足場を無くす事で無力化して対応。
両親の暗殺には財団を通してファーブレックが関与しているという事まで分かっていて、これ以上仲間を危険に晒さないためにもコーエンに見つかり殺される前に協力しろとショショナを説得しました。
ダニアとトリは、残った2人でダイヤを根こそぎ回収するつもりです。
2人が侵入した金庫に銃を持ったコーエンと手下が足を踏み入れようとした寸前にジェシカが警告して諦めさせました。
さすがにジェシカ1人では対応し切れない人数だったので、強硬手段を取ろうものなら殺されかねない状況にハラハラしましたが、なんとか引き下がってくれてホッとひと息ついたところへチームの装甲車も到着し、残るはダニアとトリの確保です。
説得に聞く耳を持たない彼女達に対し、妨害装置を使って穏便?に解決したチームホンドー。
〈キラ〉と3回目のデートに至ったクリスは、男の婚約者が居るというカミングアウトをされただけでなく、婚約者〈タイ〉と“ポリアモリスト”、つまり、複数恋愛主義者で3人目を探しているのだという衝撃告白を受けます。
これはさすがに新しいな…?
その場では断るも食い下がってきたキラは、クリスからすれば本気で付き合おうと考え始めた女性で、悩む余地があったらしく、ジムに相談しに行きます。
「君のいいところはね、他人の意見に惑わされないとこ」と最近なんとなく達観しているジムから心に従うよう背中を押されて3人で会ってみる事に。
クリスに良いアドバイスを送ったジムは、武器係として頑張ってはいるものの、自分の頑張りが果たして無意味なのか分からなくなっている部分があるようです。
根っからのサラブレッドSWAT隊員で、チームを軽んじた言動を理解できないルカはジムの復帰に否定的。
検定員のルカから厳しく当たられ、それをホンドーに相談したところ、ルカと腹を割って話す場面が。
一度SWATの立場を放棄した人間がアカデミーに入ることすら反対だというルカの言い分はもっともで、それでも、「でも俺はあんたと違う。特別な立場だと教えてくれる家族もいない、クビになって初めて気がついた」と本音を話した上で、更に努力を続けると宣言するジムがもはや頼もしく見えてきました。
ルカがうっかり車で轢いて壊してしまったLRADをジムが武器係としてしっかり直した事もあり、ルカも少しずつ実力のある元チームメイトを認めてきている気配もあるし上々です。
S.W.A.T. シーズン2 BOX [ シェマー・ムーア ]
▼Amazonプライム・ビデオでも視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード7