エピソード7『復讐の炎』“UNDER FIRE”
あらすじ
ロス消防局127分署のハウザー隊長は部下を率いて、通報のあった火災現場に駆けつける。ごみ箱が燃えているだけだと思われたその時、何者かに狙撃され、部下の1人クーパーが胸部を撃たれる。知らせを聞いてホンドーたちが駆けつけ、ディーコンは以前から知り合いのクーパーの応急処置に当たるが……。
ネタバレ感想
これまでの紆余曲折あった経緯をモリーがどこまで知っているのか不明ですが、それにしてもジムの携帯にかかってきた母親からのコレクトコールに勝手に繋いだ挙句、母とは距離を置くと決めて徹底しているジム本人の意見を聞かずぶつかる事になるのはそこそこ身勝手に思えます。
自分がそれなりの両親から愛情を注がれてきたからと言って、誰しもの親がそうであるとは限らないという事を考慮してやるべきではないでしょうか。
ちなみに、戦術リーダー講習“TLI”の座を巡った争いでは、クリスとジムの一騎打ちになりそうな気配だそうです。
当事者なのに賭けのオッズは約15倍という穴馬扱いになってしまっているタンは、さぞかし複雑な心境でしょう。
火事の通報に消防車が駆けつけてみたところ、人命の危険のない小規模な火災で消防隊員達は一気にのんびりムード。しかし、消火活動を始めようとしたところ、少し離れた屋上から突如狙撃され、隊員の1人〈クーパー〉が被弾してしまいます。
出動要請が出たSWATは、ひとまず装甲車を盾にしてクーパーの応急処置をし、すぐに屋上へ向かうも、その場には薬莢が残されていたのみで犯人は既に逃げた後。
近隣の倉庫で違法な大麻栽培を発見した事から、そちらの見張りが撃ったのではないかという意見も出たものの、放火して誘き出した上でのスナイプは明らかに消防局を狙ったものだと考えるホンドーです。
現場近くの防犯カメラに、競売に出された古い消防車両が写っているのが確認され、持ち主で消防学校を3度落第している消防マニア〈ロバート・ブーン〉の自宅へ。
あくまでも健全なオタクのロバートと話しているうちに、127分署が出動するも住人5人が亡くなり訴訟にもなったプリンスリーテラスの火災が起ったのが、2年前の今日だと発覚します。
犯人の狙いは消防局全体ではなく、127分署への復讐だったのです。
本部へ連絡を入れると、入れ違うように火災の通報で127分署が出動していると聞かされ、SWATもそのまま現場へ急ぎます。
大規模な火災が起こっていたのは廃屋で、既に到着した消防隊員達が居る現場はひらけていて狙いやすさ満点の場所です。
自分達が狙われている可能性を知りながらも、消防隊員は消防隊員で、自分たちの使命や人命救助の熱意はSWATに匹敵するものがあり、このまま消火活動を行わないという選択はありません。
装甲車を盾に少しずつ進めば、廃屋の窓越しに何者かが撃ってきて、やはり127分署を狙った罠でした。
犯人を目前にまで追い詰めるも、ガソリンを巻いてあった道に火をつけられまんまと逃げられてしまったホンドー達。
犯人は、プリンスリーテラスの火事で妻と子供を亡くしている〈アダム・マックス〉で、消防局を過失致死で訴えて敗訴しておりました。
家族が家の中に取り残されていると分かっていながら、救出は不可能だと判断され見殺しにするしかない状況だったそうで、逆恨みしてしまうのも納得してしまうような苦い記憶です。
アダムから本部宛に電話があり、当時部下を守るためにも救出不可の判断を下した127分署の〈ハウザー隊長〉への脅しのメッセージでした。
SWATの警護で127分署に手が出しづらくなったアダムは、宣言通り消防局全体を標的に変更し、通報で呼ばれた隊員が仕掛けられていた爆弾に巻き込まれる事件が起こり始めます。
責任を感じていた様子のハウザー隊長は、アダムのSNS宛に自分の携帯番号を教えた後に姿を消しており、部下を守るためにしてもあまりに無鉄砲な行動です。
GPS情報を辿ってアダムのトレーラーに行き当たりますが、既にアダムから手錠をかけるよう命じられている隊長はトレーラーの中で、ガソリンが巻かれた周囲はどんどん爆発していき手が出せない状態に。
危険を承知でトレーラーの天窓から突入しようと降下したタンは、アダムが逃走するのを確認。
二手に分かれてアダム確保と、ハウザー救出の両方が成功に終わりました。
刑務所に連絡してカレンの様子を聞き、肝臓の病気で病院へ移送されるとジムに伝えるモリー。
それでも会うつもりのないジムに対して、「お母さんはDV被害者よ」「あなたを産んだお母さんよ」とカレン側の肩ばかり持ち、なんだかなぁ……という感じ。
こちらとしてはこの2人にはさっさと破局してもらって構わないという意識があるので、余計にモリーのお節介さと押し付けがましさが目に付きます。
クリスと上手くいって欲しい分、この2人はこのまま拗れてしまっていいとすら思っていたのに、結局クリスからのアドバイスで仲直りに至ってしまうというジレンマが。
TLIの事が頭にあり、目立ちたい一心でホンドーの命令を無視して危険を冒したタン。
自分でもそこに気が付いているからこそ、自らTLI選抜は辞退する事に決めたようです。
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