エピソード8『聖戦』“CRUSADE”
あらすじ
マイノリティの店を狙った強盗事件が次々と発生。いずれの容疑者も星条旗模様のバンダナをしていたことから、白人至上主義の過激派グループ「インペリアル・デュークス」によるヘイトクライムだと思われ、SWATはFBIのカー捜査官と協力して捜査に当たる。
ネタバレ感想
工場地帯をすばしっこく逃げ惑った、星条旗柄のバンダナを巻く男〈クリストファー・メイ〉を逮捕したチーム20は、近くでコンビニ強盗が発生したと無線を受けて残業でそちらにも駆け付けます。
現場で燃え盛る店の中から、取り残されていたフィリピン系の店主を助け出しましたが、防犯カメラ映像には先に捕まえた男と同じバンダナで顔を覆った犯人が、発砲した上で火炎瓶を投げ込んで逃げる姿が映っていました。
ここ数日、スペイン系とインド系の店や中華料理店への強盗放火事件が頻発しており、マイノリティを標的にしている計画的なヘイトクライムを実行する過激なグループが出現しているようです。
以前(S4-ep5)にも名前が挙がった“帝国の公爵”がこのグループなのかもしれません。
FBIのカー捜査官いわく、“帝国の公爵”達は4〜8人で構成されるグループごとに動いており、個人を特定するのは難しいのだとか。しかもグループ数は全国で数百もあり、増え続けている、と。厄介すぎます。
組織の最終目標は、テロや大量殺人による人種戦争を起こすことだそうで、これまた想像以上に厄介な連中なのです。
ホンドーもよく知るサウスLAの美容院で銃乱射未遂事件も起こり、こちらは居合わせた元警官が容疑者の〈トバイアス・ヤング〉を射殺した事で、他のケガ人は出なかったものの、やはり動きは活発になっているのです。
同じくバンダナを付けており、メイと同じタトゥーも入っていました。
共通の彫り師を見つけるためインクを調べたところ、刑務所で彫られたものだと分かり、同時期の服役囚だった〈ジェド・バーストウ〉の営むタトゥーショップへ出向きます。
逃げ出そうとしたバーストウは、休みを取っているディーコンのピンチヒッターでチームに入っているエリカに呆気なく捕まりました。
バーストウを連行した後も、現場に残っていたエリカ、クリス、タンの3人。これまたエリカのお手柄で隠し扉に気付き、“帝国の公爵”が集会を行っているであろう教会を発見。
タトゥーショップは日曜休業で、白人クリスチャンが教会に集まる日があるとすれば、ミサを行う日曜という点とも合致します。
3人は、日曜にこの辺りで使われる携帯を調べて出席者を割り出す作戦をその場で思い付きました。
結果、携帯の位置情報からヤングとメイはタトゥーショップで、先のコンビニ強盗犯だと思われる〈マッコネル〉と、黒人への暴力で不名誉除隊になっている元軍人の〈マシューズ〉と接触していた事が分かります。
マシューズは顔出しでライブ配信しながらユダヤ教会館を襲うという狂人っぷりを見せつけながら、駆け付けたSWATに警告されるなりあっさり銃を下ろし降参しました。一体なんだったのか……。
残るマッコネルを追い詰めている最中に、屋根裏に逃げ込んだマッコネルは突入してきたSWATに向けて乱射しタンが被弾。
クリスとエリカがタンを避難させている間に、ジムとホンドーでマッコネルは制圧しますが、外に出てタンの傷が浅いと分かった瞬間、自分も撃たれた事にようやく気付いて倒れてしまったエリカ。
チーム20の名誉メンバーとなっていた助っ人のエリカは、なんとそのまま亡くなってしまうという想像だにしなかった結末が待っていました。
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