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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン4 1話ネタバレ感想

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エピソード1 “The Mask of the Demon”

あらすじ

ケンブルフォードに映画のロケ隊がやってきた。監督のビビアン・ウルジーは、ワンマンで誰かれとなく怒鳴り散らす。その妻、ビービーは彼の作品の主演女優だが夫婦仲は最悪だった。折しも町では撮影所反対運動が始まり、それに賛同するマッカーシー夫人を説得しようとレディ・フェリシアは友人で主演男優のレックス・ビショップを司祭館に連れてくるが…。

ネタバレ感想

コッツウォルズ丘陵に撮影所が出来て『悪魔の花嫁』という映画撮影が行われているそう。

レディ・フェリシアの友人で俳優の〈レックス・ビショップ〉も出演中。

撮影所反対運動の署名を集めようとしていたマッカーシー夫人も、ハンサム俳優の登場ですっかり絆され、撮影所の見学案内までしてもらうことになりました。

 

監督の〈ビビアン・ウルジーによれば、住人の反対運動にとどまらず、〈アルルス“ARULUS”〉という差出人から「殺す」という脅迫状まで届いているそうです。

この監督が絵に描いたような高飛車な高圧的ワンマン男で、妻で主役を務める〈ビービー・フォンテイン〉には台詞の覚えの悪さで怒鳴り散らして当てつけのように人気急上昇中の若手女優〈ポーレット・スウェイン〉の出番を増やしたり、脚本担当の〈ビリー〉には「猿でも書ける」と言っておきながら彼に憧れのユニバーサル・スタジオから仕事の依頼が来て喜ぶに沸いていると「今いる猿は手放さない」と無茶な書き直しばかりを要求。

更には撮影所の個人部屋を数箇所盗聴しているわで、関係者の多くが強過ぎる癖を持つ中でも一際目立ってロクなおっさんじゃありません。

そんな折に監督が鍵のかかった自室で倒れて死んでいるのが発見されます。遺体のそばにはARULUSという血文字のダイイングメッセージ付き。

フェリシアさんのお家芸を上回っていくポーレット(笑)さすが女優。発声が違います。

監督亡き後、新監督にレックスを推したビービーですが、彼女は相当に夫を嫌っていたことを隠そうともしていませんし、不倫していたようでもあるので容疑者候補筆頭に狙われそう。

 

そしてそして、サリバン警部補が……降板だと?!

バレンタイン警部補からサリバン警部補への移行では栄転という設定がかろうじてあったのに、今回はスージーと同じく急に存在を消されるパターンとは、無念すぎます。

これまた癖が強そうなサリバン警部補の後釜〈マロリー警部補〉は、前任の警部補達を凌ぐ勢いでブラウン神父を邪険に扱っていきそうな雰囲気。

遺体のそばに落ちていた特殊な形をした蝋を重要証拠だと提出したブラウン神父など取るに足らないといった感じです。

 

殺害当時のアリバイ確認がされる中、ビービーはポーレットが夫の部屋へ入っていくのを見たと指摘。

それに関して黙っていた理由が、次作の出演契約書への署名をしていて、本来ビービーの役だったこともあって秘密だったからという女同士の熾烈な争いに火に油を注ぐようなものでした。

 

マロリー警部補は、喚くような演技指導に意見した際の食い違いでレックスが「殺してやりたいよ」と悪態をついていたテープが残っていたのを見て、彼はどのスターが不釣り合いな作品に出ている理由はビビアンからの脅迫があったのだろうと見ているようです。

実際、レックスはビビアンから脅迫を受けており、それは彼がゲイだという秘密でした。ビビアンは、レックスが若い頃に撮られた男性とのあらぬ姿が映る写真のネガを持っており、警察の捜査で発見されたしまえば殺人容疑以前に投獄されてしまいます。

何度か誘ったのに靡かなかったという理由からゲイを察していた強者のフェリシアさんは、ブラウン神父に相談する事を進め、話を打ち明けて一刻も早く真犯人を見つけ出してマロリー警部補の捜査を打ち切ろうということに。

 

早速ビービーに会いに行って、殺してはいなくても脅迫状を書いたのは君だろう、とストレートに訊ねます。

“ARULUS”という文字は、ビービーの本名ウルスラ“URSULA”〉を使ったアナグラムだったからです。何故足のつくような偽名にするのか。

ビービーは思ったほど性悪女という訳でもなく、横暴なビビアンの被害者の1人だったことは間違いなさそう。

彼女からビビアンの卑劣なのぞき癖を聞いたブラウン神父は、エキストラのバイトで来ていたシドと合流して、ビビアンの部屋の中にある覗き穴が開けられた隠し扉の中からフィルムを回収。

シドのツテで現像を頼んだところ、そこには次作の役の代わりに身体を要求されるポーレットが必死の抵抗の末にビビアンを殴り倒している場面が映っておりました。

しかし、発見された遺体には悪魔のマスクが取り付けられていて、ポーレットには身に覚えがありません。これは、彼女と恋人同士だった脚本家のビリーが捜査の目を誤魔化すために仕掛けた状況でした。

ちょうどブラウン神父が内密にポーレットに映像を見せて、ビリーも自分がアルルスに罪を被せる細工をしたと自白していたところ、ビビアンの盗聴器を発見したマロリー警部補がこの話を聞いてしまいます。

例の蝋について、実はビビアンはポーレットの一撃で死んではおらず、ビリーがマスクの空気穴を蝋で塞いで窒息死させていた、と。

トドメを刺したのがバレて激昂したビリーがブラウン神父を殴り倒し、ネガと共に燃やされるところでしたが、話を聞いていたマロリー警部補がギリギリで間に合いビリーは逮捕。

正当防衛の証拠映像もあるのでポーレットはお咎めなしで、ビービーは監督としての才能を開花してポーレットとも和解できたようで何よりです。

気がかりだったレックスのネガもブラウン神父が見つけて燃やしておいてくれました。1人だけ除け者にされて寂しそうなマッカーシー夫人には写真の相手が人妻だ、と嘘をついたフェリシアさんのおかげで、不倫ゴシップが噂される日も近そうです(笑)

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▼次回、エピソード2

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