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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン4 7話ネタバレ感想

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エピソード7 “The Missing Man”

あらすじ

メグとジェフリーの結婚式の最中に、行方不明だったメグの夫、ネッドが現れる。彼はジェフリーの兄で、8年前、戦争中に行方不明になり戦死扱いされていた。結婚をぶち壊した兄に怒る弟。夫が浮気し、愛人と逃げたと信じているメグ。父親の空軍中佐、アーサーもなぜか息子の生還を喜ばない。そしてその翌朝、ネッドがベッドで拳銃自殺しているのが見つかる。

ネタバレ感想

〈メグ・ルブロック〉〈ジェフリー・ルブロック〉の結婚式を執り行うブラウン神父。

メグの娘〈ミリー〉は、相手はパパの弟よ?と受け入れ難い様子もありましたが、その場はレディ・フェリシアが説得。

しかし、直後静かに異議を申し立てたのは戦死したと思われていた夫の〈ネッド〉本人でした。

もちろんそこで結婚式は頓挫。

秘密情報局の仕事をしており、色々と話せないことが多いようですが、新聞記事で母親の訃報を知って故郷へ帰ろうとしていたところ、次の紙面で2人の結婚式を知ったネッド。

弟のジェフリーは兄の生還よりも結婚式を潰された事にかなり苛立っており、そんな弟を見て自分の妻を寝取ったと言い返すネッドの2人。ミリーだけは父親が戻ってきた嬉しさを心から喜べています。

2人の父親で、厳格な空軍中佐の〈アーサー〉までもが突然帰ってきた息子に渋い顔で、中隊の中で唯一五体満足に生きて帰ってきているのだとすれば軟弱な脱走兵だと言い張り、ネッド本人が話していたスパイ活動については信じていない様子。

そんな招かれざる客の状況ながらわりと空気が読めないタイプなのか、娘と勝手に航空機を乗り回し、それに関してぶち切れのメグにキスするやりたい放題なネッド。

出てくる大人達が皆どっこいどっこいな感じはします。ネッド不在の間、8年に渡りメグを支えていたジェフリーは、戦争中にネッドのテントから女性が出てくるのを見たと話して浮気をチラつかせていたらしく、そもそも寝とる気まんまんだったような気配も。

アーサーはネッドに直接今までのように消えてくれと酷な宣告をするも、ネッドは『真実』を話す、と真っ向勝負に出る様子。

とりあえずメグに何かを打ち明けようとするも、疲れているからと明日に持ち越しになり、ブラウン神父にも明朝の告解を約束したはずのネッドは翌日部屋で拳銃自殺しているところを発見されたのでした。

こめかみに銃創があり、右手に拳銃を握ってはいるものの、「火薬ヤケドがない」と指摘したブラウン神父のひと声で、マロリー警部補も殺人事件だと認めます。

 

まだ捜査は始まったばかりの段階で、巡査部長が古井戸の中から見つけてきた証拠が決め手となって、マロリー警部補はその場でメグを逮捕。

証拠となったのはまだ新しい血に塗れたメグの洋服ですが、メグ曰く何年も着ていない服でハメられたのだと。確かに彼女は睡眠薬を飲んで眠っていたんですよね。

せっかく帰ってきたと思った途端父親が死んでしまい、今度は母親まで逮捕されたと聞いたミリーは、ブラウン神父の自転車に乗って警察署へ行き、確かに母親が薬を飲んで眠っていたと証言するも大して相手にはされず。

ミリーが昨夜車の音がして窓から覗くと女性が来ていた事を話しても、警戒心の強い番犬が吠えなかったのはおかしいし眼鏡をしていなければ見えないはずだと狂言扱いに終わりました。

 

床下からネッドが隠していたものを見つけたブラウン神父は、そこに入っていた1枚のカードを手掛かりに怪しいバーへ辿り着きます。

女性オーナー、というにはやや無理がある〈ジャッキー〉と少し会話し、全てを悟ると再びルブロック家へ。

ネッドには女装癖があり、ジェフリーが戦時中で見たという女性の姿もネッド自身でした。

長男の女装癖を知ってしまうというあの父親ならそれこそ撃ち殺してしまいそうな話で、秘密を知って戦争を脱走させて身を隠すよう仕向けていたアーサー。

無実の嫁を絞首刑にする事はできず、かと言ってこの期に及んで警部補に息子に女装癖があった経緯を話せないらしいアーサーは、やってもいない殺人を自供すると言い出しております。文字通り世間体が命より大切なのか。

しかし真実はそうではありませんでした。いや、むしろこの真相はかなり家族愛に溢れているような……。

実は、夜中に物音で目が覚めたミリーは父親が寝る部屋に窓から入ってきた侵入者の女を目撃し、慌てて祖父の銃を手に取り女を射殺。

女を撃ち殺してもベッドで寝ている父親は身動き一つ取らず、あの時点で既に殺されていたと考えるミリー。

発砲音で駆け付けたジェフリーとアーサーは慌てながらもミリーを落ち着かせて証拠隠滅をはかっていました。アーサーが自分が出頭するとまで言ったのは孫娘を守り抜くためです。

祖父が隠したと思っている女の遺体こそが、女装してバーから帰ってきたネッドで、番犬が吠えなかったのも家族だと分かっていたから。

ミリーにとっては、かなり辛い真実でした。

義理の娘を庇っているだけだとアーサーの供述は受け付けてもらえず、未だにメグが容疑者のままですが、ブラウン神父はメグに証拠品の服を着せてみるようマロリー警部補を説得。

8年で体型が変わったメグは、スカートは入らず、逆にジャケットはぶかぶか。

となると犯人はメグではなく、ミリーが途中まで話していた窓から侵入した女に繋がりますが、マロリー警部補がポンコツなおかげでゴツイ女による痴情のもつれの犯行だとしてメグは釈放。

秘密は守られたまま、ミリーはジェフリーを母の再婚相手として認め、地味ながらも結局は当初とほとんど変わりのない結婚式を挙げるという結末に。

ミリーのあの笑顔で終わると良い話風ですが……良いのか?(笑)

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▼次回、エピソード8

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