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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父シーズン7 8話ネタバレ感想

Father Brown Serie 7

エピソード8 “The Blood of the Anarchists”

あらすじ

ケンブルフォードにアナーキストの劇団がやってきた。だが公演中、団員で脚本担当のライオネルが拳銃で頭を撃たれた状態で発見される。警察は自殺と判断するが、続いて団長のタイタンも遺体で見つかる。タイタンは劇団に公演場所を貸した農場主の妻サリーの昔の恋人で、農場主のクレッグが容疑者として逮捕される。

ネタバレ感想

ブラウン神父達を含むケンブルフォードの人々は、破壊による変革を信奉するアナーキストの劇団の野外劇を観賞中。

かなり過激なこの劇団が巡業する度に暴力事件が発生しているので、マロリー警部補も巡査部長を連れて事件防止のために遠巻きに見張っております。

農場を貸し出した〈クレッグ〉によれば、劇団の責任者〈タイタン〉は妻〈サリー〉の古い友人なのだそう。

しかしこの2人、ただの古い友人と片付けるには親し過ぎる関係でしたが。

 

付近をうろつき小屋の窓に血飛沫がついているのを見つけ、中を覗き込むブラウン神父。

そこでは劇団員の俳優で脚本も書いている〈ライオネル〉がタイプライターに突っ伏すようにして亡くなっていました。

中から錠がかけられたドアと開かない窓。完全な密室で、遺体の傍には護衛のために所持していたという銃があり、自殺だと結論づけるマロリー警部補。

人が死んだということで観客含めその場に居る全員に待機命令が出される中、劇団はアナーキストらしくこの場で2回目の公演を始めます。

しかしその劇中にタイタンまでもが遺体で発見されてしまったのです。

父親が殺されている事にショックを隠し切れないタイタンの娘で劇団員の〈マグダレーナ〉ですが、同じ団員の〈アンガス〉に直球で言い寄っては妻がいるからと断られっぱなし。

 

ナッツアレルギーだったタイタンの携帯用酒瓶の中にはアーモンドが混入されていたのが見つかりました。

妻とタイタンの関係を悟り、妻に近付いたら殺すと脅していた事が発覚して、クレッグは逮捕されてしまいます。

巡査部長がクレッグを連行しようとしていると、裏庭から呻き声が聞こえて意識不明のアンガスを発見。

病院で意識を取り戻したアンガスは、マグダレーナに突き落とされたとマロリー警部補に伝え、警察は殺人容疑のかかったマグダレーナの捜索を始めます。

 

事前に密室で亡くなっていたライオネルの件を他殺だと疑って調べていたブラウン神父とバンティは、屋根の瓦が外れる箇所を見つけて、ここから銃口を向けたのだと推理しており、公演前から足を怪我していたマグダレーナには屋根の上に登ることは不可能だという疑問が。

姿が見つかり逮捕されたマグダレーナのカバンの中には大量のアーモンドが。そんな剥き出しで入れるか?

 

真犯人でマグダレーナに罪を被せていたのは、アナーキストを憎んでいて彼らを殺すために劇団に入ったアンガスです。

かつてグラスゴーで低賃金がテーマの劇が公演された際、集まった工場労働者達は煽られて暴動に発展。

帰宅途中だったアンガスの妻は巻き添えになって踏み殺されたのだそう。

事前に警察が公演の中止を要請していたにも関わらずタイタン達が強行した結果の事で、失った妻の復讐を果たすために何ヶ月も自分を押し殺してきていたアンガス。

全てを終わらせて生きる目標が無くなってしまった彼は走る列車の前に飛び込もうとして寸前のところをブラウン神父に止められました。

 

ブラウン神父が無実を証明して釈放されたマグダレーナ。

幼い頃から父親の教えを叩き込まれてきて疑うことすらなかった彼女もここに来て少しずつ解放され始め自分自身の信念を見つけられる日が近いのかもしれません。

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▼次回、エピソード9

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