エピソード7『信じる力』“Baptism"”
あらすじ
EODを敵視する者たちの脅威が増している。パワーを持つ者たちはお互いの力を寄せ合い、防衛力の強化や新たな主導者を求めて動き出していく。
ネタバレ感想
あの焼身自殺で過激な抗議をした犬のフン男こと〈ポール・ジョーダン〉は、アーバンドクスの正体なのかと考えていましたが、アーバンドクスを心奉する一般人でした。
これが引き金となっているのか、女性に対する憎悪犯罪は増えてしまっているようです。
900万人超だったフォロワー数の伸びは留まらず、今や2000万人を超える指示を集めているアーバンドクス。
北部で監禁されていた地下室から脱走し、『男を食う女たち』のリーダーとなったゾーヤと接触して組織の動向を探ってこいという依頼を受けるトゥンデ。
ゾーヤは自らを『将軍』と名乗って活動しているそうです。
女性が力をつける事で男女平等が実現し、世界がより良くなると考えていたトゥンデですが、実際には虐げられ続けた女性の反動は大きく、村を焼き払われて難民となった男性集団が出ているのも事実。難しいところです。
モスクワでは全女性国民に発信機を装着させる政策を打ち立てるつもりらしく、サンプル品の電気を感知すると警告音が鳴って位置情報を取得できる発信機を受け取ったモスカレフ大統領はそれを妻のタチアナに付けさせました。まるで仮釈放中の犯罪者かのような扱いです。
社会が女性主導に変わって行く将来を見据えたモンクは、息子の1人が亡くなった事を受けて遺産分割を見直すつもりだと話し、ロクシーを自分のビジネスに参加させる事にしています。
大半は建前で、ロクシーの“EOD”を上手く自分の懐で使いたい、末娘を手懐けるための宣言でしょうか。
長男〈リッキー〉としては急に腹違いの妹が自分の縄張りを掻き回してくる感覚で良い気分ではない様子。しかもルール無視で自分の言う事も聞かない上に強力な力を持っているとなれば尚更です。
修道院の新入り〈ジーン〉がアラバマから来たと聞いて警戒するアリー。
そしてシスター・ヴェロニカは既にアリーが記入した書類の全てがでたらめの情報だったと調べていて、何としても素性を明かして元の場所へ送り返すと宣言しています。おいおい、殺されかねんぞ。
別れようと言っていたはずのライアンはやはりジョスに未練があるらしく、家の前の道路で電球をハート型に設置し、自らEODを使って光らせてみせるというロマンティック爆発な口説き方を見せてくれました。
2人は仲直りしますが、マティも自室からそれを見ていて、男のはずのライアンがEODを使っている様子をスマホで撮影しています。
組織の拠点で出産したばかりのゾーヤに取材を申し込んだトゥンデに対し、見返りとして官邸に住む姉のタチアナに会いたいと要求したゾーヤ。
大きな変革が起こるにあたって、どちらにつくか選べと伝えたいそうです。
EODがあるせいで家族と引き離され修道院へやって来た〈サヴァンナ〉でしたが、母親にもEODが発症した事で3歳の娘に会わせてもらえないどころか里子に出されてしまう事が決まってしまいます。
こんな力は要らないと言ってナイフで器官を除去しようと試みたり、建物の屋上から飛び降り自殺を謀ろうとしたり、取り乱して絶望している彼女をなんとか落ち着かせるアリー。他にもこの場に行き着いた女性達は皆、女性だからこその被害に遭ってトラウマを抱えている者ばかり。そんな彼女達の縋れる存在になれという神の声を聞いたアリーは、電気と水の力で彼女達を操りながら絶対的な力を見せつけました。
▼Amazonプライム・ビデオで視聴できます。
月額500円でプライム会員になれば、会員特典対象の映画やドラマ、アニメ、Prime Original 作品が見放題。30日間のトライアル期間でお試しも可能。
▼次回、エピソード8