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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン7 7話ネタバレ感想

Father Brown Serie 7

エピソード7 “The House of God”

あらすじ

マッカーシー夫人は近頃、裕福な独身男性パトリック・オリアリーと親しくしていた。パトリックの庭師が急に辞めてしまったので、彼の家の庭仕事を手伝っていたのだ。マッカーシー夫人はパトリックに夕食に招かれるが、そこに彼の元庭師のアンジェリカがやってきて、不穏な空気が流れる。翌朝、アンジェリカは突然、倒れて息を引き取った。

ネタバレ感想

ここ最近、裕福な独身男性〈パトリック・オリアリー〉の元を訪ねてばかりいるらしいマッカーシー夫人。

庭師が辞めてしまって花壇が酷いというのは建前で、ハンサムで物腰柔らかなパトリックに惹かれているのでしょうし、パトリックの方もマッカーシー夫人贔屓です。

使用人のフランチェスカ〈ジョージ〉の雰囲気がどことなく不自然で、特にフランチェスカマッカーシー夫人を見る憎々しげな目つきはいかにも泥沼騒動が始まりそう。

 

姪の〈マリア〉との夕食に参加してくれないかと頼まれたマッカーシー夫人はドレスでめかし込んでルンルンで夕食会へ。

しかしそこへ『命が惜しければ口をつぐむべし』という脅迫状を受け取った飲んだくれの〈アンジェリカ〉が酔っ払った状態で乱入してきます。

彼女が辞めた元庭師だそうですが、「脅しても無駄よ、今の私はもうあなたなんて怖くない」と啖呵を切って脅迫状をマッカーシー夫人の目の前で燃やして見せたアンジェリカ。

どう考えてもヤバいことに巻き込まれたのは明白で、そのままディナーを切り上げて帰るマッカーシー夫人ですが、パトリックの体の良い言い訳は半信半疑とは言え受け入れている様子です。

 

翌日、パトリックも補佐をしているミサの場で何かを暴露しようとしかけていたアンジェリカはシアン化物中毒で倒れて帰らぬ人に。

痴情のもつれがあり、人前でアンジェリカから派手に振られたばかりのトラブルメーカー〈エディ〉が容疑者としてしょっぴかれました。

 

心臓が弱く先が長くないというパトリックはこの事件があってもそんなの関係ねぇと言わんばかりにマッカーシー夫人にジュエリーをプレゼントしてグイグイ迫っております。怪しい。怪し過ぎる……。

 

バンティのアシストでアンジェリカ宅へ忍び込み見つけた、暖炉にあったベールが気になるブラウン神父は、ヨークシャーの役所に電話をしてパトリックとアンジェリカが元夫婦だったという新事実を知ることに。

ブラウン神父から真実を聞かされて話をしに来たマッカーシー夫人に対し、アンジェリカが信仰をなくして結婚生活が破綻するも、離婚の恥を晒したくなかったという理由で誰も2人の夫婦関係を知らない土地へ越してきてアンジェリカの事は庭師だと話していたのだと説明するパトリック。

その場では受け入れ切れなくても、少なからずパトリックに同情する気持ちがあるマッカーシー夫人は再び彼を訪ねます。

しかし、窓からはパトリックを中心に使用人を含めて一家団欒にしか見えない不思議な光景が広がっていたのをマッカーシー夫人は見てしまいます。

通された部屋にフランチェスカ達は居なかったものの、テーブルに置いてあったアルバムを覗き見たマッカーシー夫人は、パトリックがアンジェリカのみならず、フランチェスカともマリアとも結婚していた重婚者だったという衝撃の事実を知ることに。

話を聞いたブラウン神父が記録を調べた結果、ジョージは案の定パトリックの息子でした。

アンジェリカがミサの場で語ろうとしていたのはこの家の『真実』だったわけですか。

アンジェリカがあの家の誰かに口封じで殺されたのなら、マッカーシー夫人も危険になるわけですが、ならば先に秘密をバラしてしまい封じるものを無くせばいいと考え、即マロリー警部補に話をしに行くと、瞬間的に判断して行動に移してしまえる強さよ(笑)

3人の妻と重婚していたと聞いて俄には信じられない様子で動揺しっぱなしな上、畏敬の念すら抱いていそうなマロリー警部補(笑)男ならこうなるのも仕方ない。

相変わらずエディを疑ってこの一家については少し取調べをした後に保釈してしまうポンコツですけどね。

 

よくよくアンジェリカが乗り込んできた食事会のシーンを思い返して、彼女にグラスを手渡したジョージであれば毒を盛れたと思い至るマッカーシー夫人。

ブラウン神父に伝えようと町を探していると、慌てた様子のジョージがマリアと落ち合ってバスに乗ってケンブルフォードを出て行こうとしている姿を発見。この2人もデキていて駆け落ちする雰囲気です。まさに泥沼。

慌てるマッカーシー夫人でしたが、既に答えに辿り着いていたブラウン神父は新聞で顔を隠しながらバスの後部座席に座っておりました。

バスが走り始めると2人に近付き、アンジェリカのグラスに仕込まれた毒の件について、「ジョージは渡しただけで殺害を計画したのは君だね」とマリアに問いかけます。

サクランボの種から毒を抽出し、アンジェリカを挑発する手紙を届けて家へやって来るよう仕向けると、自分を愛するジョージの気持ちを利用して説き伏せ毒を塗ったグラスを差し出させたのです。

わざわざマリアがマッカーシー夫人を招いたのは自分の無実を証言させるため。

パトリックは心臓の病気でもう長くないけれど重婚という犯罪が明らかになれば重婚者の遺言は無効になります。遺産相続のためにはアンジェリカの存在が邪魔だったというのが殺害の動機でした。

バスはブラウン神父があらかじめ話をつけていたようで警察署に到着。

騙されていたことを知って後悔しているジョージは自ら犯行について告白し、首班のマリアも同時に逮捕。

重婚の罪を犯したパトリックも逮捕されて7年の刑期が待っていますが、果たして生きて出て来られるのか。

フランチェスカの愛だけは本物だったわけですが、神のお告げでそうすべきだと話していたパトリックは本当のところ何を考えて3人の妻を娶っていたのか分からずじまいでした。

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▼次回、エピソード8

axxi.hatenablog.com

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