エピソード14『悪女』“Albatross”
あらすじ
ディーコンはエデュアルド・オルティスが無実かどうか気になっている。それを知ったアニーは、調べるのを手伝うと申し出る。SWATが強盗の容疑者グループを逮捕した時、タンは過去の重要な人物に直面することになる。また、ヒックスが5年に1度のカウンセリングのため不在となり、ルカがヒックスの代役を一時的に務めることになる。
ネタバレ感想
ヒックスが5年に1度のカウンセリングに行かねばならないタイミングで、指揮の代理はドイツで学んできたルカに託されます。
現場に出たい派の本人としては嫌そうですが、指揮官代理を務めるということはそれだけ期待されていて経歴にハクがつくことにもなるのです。やはりヒックスは本部付きの管理職にルカを引き入れる野望を諦めてはいなさそう。
タンと複雑な関係性にあった元情報屋のアリー・ドノヴァンがまさかの再登場。
遡ってみたところなんとS1-ep.9ぶりで、シーズン1のゲストキャラが4年越しでまた出てくるなんてたまげました。
突入先で逃げようとしたところを捕まったアリーは、刑務所行きを回避するためにLA最大の麻薬密売組織に関する情報を提供すると言い出しました。アリーの挑発に絶対乗ってしまうであろうタン。やはり因縁めいた関係です。
車体改造を無償で行う引き換えに、中毒死の多い“デビル・ダスト”を扱う麻薬密売組織のリーダー“キング”に紹介してもらう予定だったと刑事に話すアリー。
キングはDEAとFBIが以前から追っているヤマですが、正体もラボの手掛かりも掴めていないという八方塞がりな状態で、アリーの情報が真実だとすれば大きな貢献となるので検察から取引の承認も出ました。
〈マイルズ〉との約束がある1時間後にアリー本人を車の受け渡しに行かせ、ジムとタンは合図があるまでトレーラーから見張る担当に。
アリーが行っている普段の取引と手順が違い、ハラハラする場面もありましたが合図に応じて乗り込んだチーム20がマイルズとその用心棒〈ジャクソン〉を逮捕。
タンが基本を無視して危険を冒してまで自身の力を証明しようとしたことは、アリーとの関係を知られていなかったはずのディーコンとホンドーにもすぐバレてドヤされております。冷静になれないのなら担当から外すと最終通告もされました。
案外あっさりと取引に応じたマイルズは「いつも仲介人を通していたのに今日のブツの仕入れはキングから直接受け取るはずだった」と話します。そこに用心棒とアリーも連れて行く予定だったわけです。
芋蔓式のトントン拍子でまたとないタイミングが重なった日で、この好機を活かさねばまた正体すら分からないところから振り出しに戻りそう。
2時間後に迫るマイルズらとキングの接触を予定通りに行わせる二度目の囮捜査の始まりです。ただし、今回はアリーの時のように本人に行かせる必要はなく、全て電話やメールで連絡していて顔が割れていないことを逆手にとってマイルズとジャクソンの代わりをホンドーとタンが務めるつもりです。
臨時指揮官なのにこんな重大な潜入捜査の許可を出すか任されるルカは嫌だろうなぁ。大きな危険が予想されるということで、ルカはSWATを志望する医療班のファウラーに同行を頼みました。
普段チームの一員だからこそチームの力を信じて危険な任務も続行させるルカの指示が仇にならないように祈るしかありません。
想定外の連続で、ようやくお目にかかれたキングでしたが、何故マイルズの前に姿を見せようとしたのかが分かりました。実はマイルズらキングの麻薬に混ぜ物をして薄めたものをキングの名で売り捌いており、儲けも着服していたのです。そしてそれをキングに知らせたのはマイルズの用心棒。
ジャクソンのふりをしているタンに銃が手渡され、報復としてこの場でマイルズのふりをしているホンドーを処刑しろと指示が。タンが出来ないと銃を下ろすと、今度はアリーに「2人を殺せ、俺とビジネスがしたいんだろ?」と銃が回ってきます。さすがに完全不利な状況でアリーを信じ切るのは難しいところが。
隙をついて見張りに掴み掛かったホンドーを合図に大乱闘となりましたが、キングも逮捕に漕ぎ着けました。
アリーの罪は帳消しになったことだし、今度こそカタギの道を進んでくれると安心ですね。
見事に今回の大役を全うして成果を上げたルカは、カウンセラーからしつこく言われて亡き妻の死後ようやく休暇を取る気になれたヒックスの代打をしばらく続けることになるのでしょうか?
S5-ep.11で前フリがありましたが、やはりエデュアルドの事が気になるディーコン。
夫が悩んでいることに気付いて話を聞くと、ロースクールで学んだ経歴のあるアニーは資料を見直してみることに。
アニーは資料を読むだけでなくエデュアルドの弁護側の調査員を紹介してもらい、当時本人が主張していたアリバイを裏付ける証人となる〈キム・ワグナー〉を見つけ出して話を聞きに行ってくれています。
会って話してみると、やはりエデュアルドの主張したアリバイは真実なようです。当時、麻薬の売人をしていたキムのところにエデュアルドが買いに来ていたらしく、証言したくても自分が代わりに麻薬売買で逮捕されてしまうとなればできなかったという理由も納得。
6年前の罪はもう時効だから改めてアリバイを証明できるのなら証言してくれないかと頼むアニー。
エデュアルドの無罪を確信しているアニーは、悩めるディーコンを後押しして間違いを正せるよう協力してくれるようです。長い戦いになりそうですが大丈夫でしょうか。
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▼次回、エピソード15