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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン5 3話ネタバレ感想

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エピソード3 “The Eve of St John”

あらすじ

異教徒集団「カラスの会」を排除しようと町内会議で賛同を求めるギレスピー牧師。だがブラウン神父は融和を画策し、カラスの会の人々との夕食会を計画する。料理用のキノコ狩りを頼まれたペネロピは森で女性の死体を発見。森の所有者であるカラスの会に疑いがかかる。間もなく死体はカラスの会から追放されたリリスだと判明。

ネタバレ感想

ケンブルフォード議会緊急会議の場で、〈ユージン・ボーン〉が司祭長を務める『カラスの会』は、乱行まがいの儀式を行なっていて教会にとって危険な異教徒だと報告する〈オールズワージー牧師〉

保守的な考えの人間が多い会議の場で、枢密院から「聖職者は委員会を設置して道徳的危機に関し報告しろ」という要請も出ているらしく、ブラウン神父もこれに協力するよう圧力がかかります。

報告の前にまず自分の目で確かめさせて欲しいと宣言したブラウン神父は、マッカーシー夫人とバンティを連れて早速ユージンと実質的な妻〈セリーナ・クロウ〉を訪ねて彼らを夕食会に誘います。

彼らの宗教で作物が実を結ぶのを祝う夏至祭の日は、聖ヨハネの誕生日でこの町では新参者を歓迎する伝統的なパーティーが行われる日でもあるのです。違いにこだわるより共通点を祝って一緒に楽しもうという言葉に、2人は納得してくれた様子。

異教の信者を悪魔扱いする〈ギレスピー牧師〉は、前夜にあった『儀式で黒人女性が生け贄にされていた』という通報も相まってこの食事会の計画に難色を示しておりますが。

大酒呑みの酔っ払いからの通報であっても、一応現場である“カラスの森”の礼拝所を見に行ってみたところ、まだ新しい血痕を発見したマロリー警部補と巡査部長。

法的には未婚のユージンとクロウに事情聴取していると、被害に遭ったと思われる黒人女性〈ディオネ・ムーン〉が現れて昨夜の儀式は自分の入信会で、鞭打ちや剣での暴行疑惑はあくまでも儀式の一貫だと話します。

残っていた血痕は儀式に必要な数滴の血液を捧げた時のものだとのこと。

 

マッカーシー夫人から、夕食会で使うキノコをとってくるよう送り出されたバンティは森の中でオールズワージー牧師に出会います。

どうやらこの牧師、バンティにお熱のようで、トラブルメーカーでカトリック教会の中でも異端児的扱いのブラウン神父と親しくなって欲しくないみたいですね。

必死にバンティを説得しようとしていたところ、何かに躓きぬかるみに尻餅をついた牧師のそばには、女性の手が。

すぐに警察とブラウン神父が呼ばれてお祈りと現場検証が行われています。

ブラウン神父は、3月に生い茂る植物ブルーベルの葉だけが靴底に付いているのを見て、花が咲いた4月の第2週までに死亡したのではないかとアドバイス

現場に落ちていた買い物リストと家計簿用のメモの最後のページには、“GP417 MIM503 LP719”という暗号めいた文字列が書かれていました。

遺体の手首には魔除けに使われるナナカマドの十字架が巻かれており、復活祭で行方不明になっていた〈ドリー・ポッター〉だという噂も出ています。

マッカーシー夫人のお喋りのおかげで、例の暗号が駅名の頭文字と汽車の出発時刻を意味していると気がつくブラウン神父。

もう一度カラスの森へ戻り、遺体の主が持っていたであろうカバンを見つけ出すと、中の荷物から彼女が魔女であった事実を掴みます。

遺体は『カラスの会』の信者だったリリス・ラフィート〉だと身元が判明。呪文の本を出版しようとして、3月29日に破門になっていたことも。

 

オールズワージー牧師とギレスピー牧師はかなり攻撃的に信者達を煽り、危険な異教徒集団を排除しようと夜な夜な動き出しています。

まさに魔女狩りそのもので、どちらが悪魔の手先か分かりません。

オールズワージー牧師に関しては、秩序のある抗議に留めるつもりだったようですが、ギレスピー牧師に煽られた信者達は違法行為でもお構い無しに火をつけて燻り出せと理性を失っております。

バンティからの報告を受けて急いで追って来たブラウン神父が冷静に説教したおかげで暴徒化した信者は解散し、取り返しのつかない事態は避けられました。

しかし、ギレスピー牧師はその場で森で発見されたリリスのことを『黒い目の魔女』と呼んでいるんですよねぇ。

緑色の目が魔女の印と言われているそうですが、リリスは漆黒の目で、亡くなったギレスピー牧師の奥さんも同じです。

一緒に亡くなった娘の写真だけ飾っていなかったのは、彼女が空爆で死んだのではなく教えに背いて異教を信仰したことで勘当になっていたからでした。

しかしその10年後、リリスが本の出版のことでクロウと意見が食い違いカラスの会を追放される瞬間を目撃したギレスピー牧師。

娘と再会して彼女の罪を清めて再びカトリックに迎え入れようとするも辛辣に嘲笑われ、「死刑にするのが神の御心だ」とか何とかで我が子の後頭部を巨大な石で殴り付けて殺していたのです。

更にはマッカーシー夫人が用意させていた夕食会で使うキノコの籠にドクツルタケを仕込んだらしく、急いで夕食会に戻って皆が毒キノコスープを飲むのを止めに駆け込むも、既にスープの時間は終わっていました。

少量の摂取で死に至るドクツルタケには解毒法がなく生きながらえたとして1週間だという話を聞いたそれぞれの、極限状態で見せる心の底からの本音が飛び交います。

オールズワージー牧師に至っては、死ぬ前に夫婦の契りをしたいと気のないバンティに迫ってしまいましたが、実はキノコを使っていなかったマッカーシー夫人。

夜明けにわざわざバンティが採ってきたものだったけれど、食べられるキノコか心配だったマッカーシー夫人は全部捨てていたのだとか(笑)

信用の無さに救われる結果に。

それにしても、マッカーシー夫人の祖母は占い師だそうで、魔女の孫だったとは意外なようで納得もさせられました(笑)

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▼次回、エピソード4

axxi.hatenablog.com

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