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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン5 11話ネタバレ感想

ブラウン神父の事件簿 DVD-BOX V

エピソード11 “The Sins of Others”

あらすじ

1年ぶりに出所したシド。だが、自分の無実の証拠を隠蔽した疑いのフォスター弁護士が殺され、シドは殺人容疑で逮捕されてしまう。そして、彼を助けようと奔走するブラウン神父が正体不明の男に命を狙われる。

ネタバレ感想

うおぉぉぉ!!お待ちかねのシド回です!また出てきてくれて何より。

シーズン5に入って不在だったシド、なんと1年間投獄されていたらしいのです。

模範囚で釈放になったと聞きつけていつものトレーラーハウスに迎えに行ったブラウン神父や、フェリシアさんの繋がりで元々知り合いだったバンティ、再会に喜び言葉を無くすほどのマッカーシー夫人達から歓迎されるシドですが、闇を抱えた雰囲気で釈放早々銃を手に入れ何か良からぬ事を考えていそう。

普通の日常に戻れるようにと、さっそくシドに仕事を頼もうとするブラウン神父とマッカーシー夫人でしたが、時計を気にしてそのまま明らかに大丈夫ではない様子で出て行ってしまったシド。

もちろん後を尾けたブラウン神父は、銃を持って裁判官任命委員長エドワード・リース〉の自宅で行われている新任裁判官の祝賀パーティーに乗り込もうとしているシドを見つけて訳を聞きます。

最年少裁判官となった地元弁護士〈ジャイルズ・フォスター〉はシドの弁護士で、この男がシドの狙いです。

シドは冤罪で起訴されていて、自分の無実の証拠にもなる供述書を手に入れていました。

供述書には、シドが襲ったとされている女性〈ジュディス・マイルス〉は、傷痕のあるパナマ帽の男と会った後にシドが犯人だと言い出したと書かれており、その証言を揉み消したのがフォスターだとパーティー中に食ってかかっています。

乱入者扱いでブラウン神父にも止められて退場しますが、その直後にフォスター弁護士がパーティーの真っ只中で殺され、先ほどの言い争いの場面を見ていたリース一家の証言でシドは殺人容疑をかけられ再逮捕されてしまいました。

エドワードの息子ランドルフに至っては、「グラスでノドを刺すのを見た」とまで言っており明らかな偽証です。

シドが話していた供述書を取りにトレーラーへ行ったブラウン神父は、中が荒らされて弁護士が隠蔽したであろう供述書が盗まれているのを見て濡れ衣を確信します。

 

弁護士事務所で働くジュディスのところへ行って傷痕のある男について尋ねるも、頑なに口を開こうとしません。

彼女はもともと身体を売るような仕事をしていたはずが、今では弁護士事務所でタイプを打つという真っ当な職を手にしていて、シドを逮捕に追い込んだ代わりにこの待遇を得ている事は確か。

とにかくシドのトレーラーから何か手掛かりがないか調べようという話になり、バンティに車を出してもらってマッカーシー夫人も伴いトレーラーへ。

そんな3人の動向を監視して後をつけていたのが顔に傷痕のあるパナマ帽の男でした。想像よりも紳士風です。

この男は、3人がトレーラーの中にいる間にバンティの車のボンネットを開けてブレーキを切っており、余計な詮索をするブラウン神父を亡き者にしようとしていました。

シドのところへ面会に行くつもりだったブラウン神父は2人を先に帰らせるも、すぐに事故を起こしていて狙われていた事に気が付きます。幸い、マッカーシー夫人もバンティも大した怪我はないようなのが何よりです。

しかし、何者かに雇われたであろうプロの殺し屋と思われるパナマ帽の男はしつこくブラウン神父を狙っており、庭でクリームティーを楽しむブラウン神父を狙撃しようとします。

シドから預かってしまっておいた銃をバンティが急いで取りに行ったついでに通報し、ブラウン神父がトレーラーから見つけた男のスーツのボタンを見せて時間稼ぎをしている間に警察が駆けつけてきて現行犯逮捕に。やってることの割にどんくさい男です。

これにはマロリー警部補もさすがに納得して、ブラウン神父が身柄を預かる事でシドの釈放を認めてくれました。

シドも釈放されたところで、黒幕である真犯人を探し出さねばなりません。

犯人はフォスター弁護士の口を封じ、シドに罪を背負わせるのが目的の可能性が高く、シド本人はリースが真犯人でパナマ帽の殺し屋の雇い主だと疑っていますが……。

マッカーシー夫人がつけていたアセテート繊維のスカーフに目をつけたブラウン神父は、これを燃やしてみる実験を行います。黒い燃えカスは、リース家を調べに行った際に見つけたバケツに残っていた燃えカスと同じでした。

あの日、夫人の〈リディア・リース〉はスカーフを巻いていたのにフォスター殺人事件の後には何も巻いていなかったと聞いて、シドは銃を手に「今度こそ吐かせる」とリース家に向かって出て行ってしまいます。

リース家に乗り込んで一家3人に銃を向けて『真実』を求めるシド。

わりとあっさりリディアはフォスター殺害を認め、息子を守るためだったと話します。

ジュディス暴行犯は、リース家の息子ランドルフだったのです。

フォスターを買収して証拠を握り潰したはずが、シドが供述書を手に入れたと言ったことで怖気付き、真実を話すと宣言した彼の喉をグラスの破片で一突きにしたリディア。その場面に出くわしていたランドルフは自分と母親を守るためにまたしてもシドに罪を被せるような証言をしていました。

“始末屋”のパナマ帽の男はやはりエドワードが雇った人間で、一家揃ってズブズブの悪党揃いです。

到着したブラウン神父に説得されたシドは1年間を奪われながらも銃を下ろしたのに対し、その銃をもぎ取って保身のためにシドとブラウン神父に銃口を向けるリディア。

しかし、止めようとする夫に対し「殺人もランドルフの暴行も知られたのだから、押し入られたと言えばいいわ」と言っているところを後から駆け付けたマロリー警部補達に聞かれていて、うっかり自爆してしまったリディアは現行犯で逮捕されます。

そもそも、シドが持って行った銃はあくまで脅しの道具であって、弾は全て抜いてあり誰も傷付けることを想定していなかったことが証明されました。

ようやく髭モジャ顔ともおさらばしてスッキリしたシドですが、今までのようにブラウン神父の右腕的存在に戻ってくれというのはやや難しい話。1952年の1年間を無駄にしたシドは、世界を旅する冒険に出かけると言ってケンブルフォードに別れを告げます。

今生の別れかのようなやり取りの中で、「必ず戻る」という約束があったのが救いでしょうか。

シドもフェリシアさんも早く戻ってくれ……。

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▼次回、エピソード12

axxi.hatenablog.com

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