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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン8 3話ネタバレ感想

Father Brown 8

エピソード3 “The Scales of Justice”

あらすじ

ある日、村の男性テディが撲殺される。殺人容疑で逮捕されたのはバンティだった。事件当日、テディが開いたパーティーに出席していたのだ。無実を訴えるものの、とある理由でテディを殴ったと自白したことで起訴され、裁判となる。バンティの無実を信じるブラウン神父は真犯人を捜そうと奔走する。

ネタバレ感想

冒頭から裁判所の判決があり、〈セオドア・ネビル=クロウリー殺害の容疑で有害となったのは、なんとバンティ。

遡る事1ヶ月前、パーティーで楽しんできたバンティは司祭館のソファで眠り、早朝に急いで自宅へ帰ろうとしたところにマロリー警部補がやって来ます。

マロリー警部補曰く、“テディ”ことセオドア・ネビル=クロウリーが今朝早く自宅の庭で撲殺された状態で発見されたらしく、現場でバンティのストールが見つかった事で彼女を殺害容疑で逮捕しに来たとのこと。

 

亡くなったテディの弟〈マックス〉は妻の〈マーゴット〉と共に警察署に来ており、バンティの誤認逮捕を信じているブラウン神父は、自分にも事件に関する何らかの情報を教えて欲しいと頼みます。

パーティー後にテディの友人〈チャーリー・リード〉がマックスのジャガーに乗って去ったらしく、この男が怪しいのでは?という情報を得ました。

しかし、バンティは自白して殺人罪で正式に起訴される事に。

テディを木の枝で殴ったと話したバンティ。

『華麗なるギャッツビー』をテーマにしたパーティーで最初こそ楽しんでいたものの、庭に隠されたジャガーのキーを探し当てればそのままゲストへの景品にすると言い出したテディ。弟の車だというのに本当に嫌な男です。

急にキスを迫ってきたテディを木の枝で叩いて撃退したバンティでしたが、そこから先の記憶がおぼろげだそう。

テディが歩いて去って行ったのを見ていても、司祭館まで運転して行った記憶がないのでもし自分の記憶違いで本当に殺してしまっていたら……と不安になっているバンティ。

そんなバンティを見てブラウン神父は必ず犯人を見つけると約束しました。

 

証人喚問が始まってみれば、検察官の〈ロジャー・シャープ〉は文字通り鋭さのあるやり手で、対してお抱えの弁護士〈バーティ・クイントン〉はかなり頼もしく見えたはずが、期待はずれ感が否めない弁護の仕方です。

かなり不利な状況ですが、証拠として提出されたテディのスーツに草の上を引き摺ったような跡がついているのを見逃さなかったブラウン神父は、「せめて検証だけでも」とマロリー警部補を説得します。

痕跡から見えてきた当時の状況を巡査部長と再現してみせますが、裁判は始まっていて大した証拠もないままで再捜査など出来ないのでもはや手遅れだと言うマロリー警部補。

バンティのために突き進まねばならないと熱くなるブラウン神父は巡査部長を説き伏せてブリストルに行こうと誘います。

突き止めたチャーリーの自宅を2人で訪ねますが、思ったような成果は得られません。

 

裁判では、バンティへの追及を見て不愉快さを露わに出て行ったマーゴット。

彼女からしてみれば義兄のテディは本当に下劣で殴り殺されて当然の男だったそうです。

オックスフォード大学で女生徒からの告発があった際にも、警察は聴取したテディの話を信じて事件はそれきり有耶無耶になってしまったとか。

その女生徒の名前はルーシー・リード〉で、チャーリーの妹でした。

再びチャーリーを訪ねて話を聞くと、ルーシーはこの事件が発端となって昨年自殺してしまったと聞かされます。

妊娠していたテディの子はリード家で面倒を見ており、警察を呼んで全てを明るみにすると脅し、テディには相当の対価として毎月20ポンドを払わせていたのです。

しかし、殺すほど憎いとは言え妹が残していった子どものために月々の支払いを全額貯蓄しているチャーリーが相手を殺してその支払いを途絶えさせるとも考えられません。

 

裁判では負け知らずのバーティが不調で酒に溺れていたのには理由があって、自分が無罪を勝ち取った放火の容疑者が1週間後に再犯を起こし、一家が全員死亡するという事件が起こったのだそう。自責の念に駆られる中、それ以来初めての裁判だという事で酒に頼ってしまっていたのです。

バーティの粋な計らいで今回の裁判に関する証拠が保管されている部屋を教えてもらえたブラウン神父は保管室へ忍び込み、靴下に血痕がついているのを見つけました。

何かに気がついたブラウン神父は警察署に行ってマロリー警部補に協力を仰ぐと、遺体発見現場の刈り取られた芝生の山からお目当てのものを見つけ出します。

裁判所では今までと打って変わって本来の実力を取り戻したバーティが絶賛弁護中ではありますが、やはり不利には変わりない状況です。

バンティへの有罪が言い渡されたその時、駆け込んできたマロリー警部補が重要な新しい証拠を提出し、巡査部長はマーゴットを連行。

芝生の中から探し当てたのは彼女の剥がれた爪で、死んだテディを芝生の上で引きずった時に剥がれてしまい、靴下についていたのはテディではなくマーゴットのものだったのです。

襲われていたバンティを助けようとするも自力で反撃するのを見たマーゴットは、これまでの積み重なった鬱憤を晴らすようにテディを撲殺。

こうしてバンティの有罪は揺るぎ、保釈が認められる事になりました。

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▼次回、エピソード4

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