第3話
あらすじ
各自が人生における真実と向かい合い、後戻りのできない行動に出る。デヴィッドは何を見つけたいのか分からないまま、ケリーの過去を調べる。彼は疑念を晴らせるのか、あるいは自分の知らないケリーの真実におびえ続けることになるか。
ネタバレ感想
食事の支援と介助が必要な身体なのに突然受給資格を失って、行政機関のお役所仕事でまともな話ができない職員に捲し立てるハンナ。
焦りを必死に訴えるハンナを横で見て、ヒートアップしていく彼女を必死に宥めようとしているリアムは、それがハンナのためだからと言うよりは周りの目を気にして黙らせたような感じ。
結局熱意は伝わらず収穫無しで帰されることになり、怒りが収まらないハンナはリアムの態度に関して、生活するのに必要不可欠なお金なのだから恥ずかしがらずに一緒に戦ってくれとぶちまけ、それでも事なかれ主義的なクールさを見せる婚約者に少し距離を置きたいから実家に帰ってくれと頼みました。
リアム不在の中でイーヴィーの世話をしに来たアンディとただならぬ雰囲気になっていくハンナ。今はまだ理性が抑えておりますが時間の問題か？
妻から愛しているか分からないと告白されれば逆上し会話する事を拒否。自分が介護してもらう側だと言うのに「俺たちは“病める時も健やかなる時も”と誓って結婚しただろ？」と偉そうなヘンリー。嫌いだなぁ、この爺さん。
ただ、ゲイルも話しているうちに長年の鬱憤が溢れ出てきて意固地になりつつある部分も。
この老夫婦は一体どう決着をつけるのでしょうか……。
次第に妻への疑念が生まれて来たデヴィッドはケリーの仕事用パソコンを覗こうとするもパスワードが解除できず。
彼女の死後、出版社の担当が残された完成稿がないかチェックしていた事を思い出し彼を訪ねてパスワードを教えてくれと頼むデヴィッド。しかし、「ケリーとは厚い信頼関係で結ばれていて彼女は亡くなった時にパソコンから原稿を消し、パスワードを誰にも教えるなという指示を残していた。彼女の意向を無視できない」と断られてしまいました。口ぶりからしてケリーが何かを秘密にしたがっていた事が分かり、余計に疑念が深まる結果に。
最後の手段と言わんばかりに、メールアドレスを知っている知人全員に宛てて一斉送信でケリーが別の携帯を持っていたことや何を隠していたのか知りたいことを送ったデヴィッド。
お悔やみの言葉ばかりの返信の中、サイラとの食事中に“ロバート2020”から『会って話がしたい』と連絡が。
その足で彼に会いに行って話を聞くことに。ロバート2020はケリーの浮気相手だったわけではないものの、調べ物のために連絡を取っていた関係らしく、ケリーは浮気を題材に本を書いていたこと、ケリーも浮気の経験があると話していたことを教えてくれました。
完璧だと信じていたはずの夫婦関係が決壊し、呪縛から解放されたと言うべきかヤケを起こしたと言うべきか……話を聞く間タクシーで待っていてくれたサイラと一線を越える関係に。
明日16歳の誕生日を迎えるマヤは、居候中のベルの家でパーティーを開きたいと頼みますがあえなく却下され、それなら出掛けると言えば最終的にはやや突き放されるように出掛けてきたらいいと言われています。
ベルの方は元夫と偶然バーで会ってしまい、彼のペースに乗せられるようにこれまで絶っていたアルコールに口をつけてしまいました。
そこへマヤからヘルプの電話がかかってきて、レズビアンクラブや周辺を捜し回りようやくマヤを発見。
強く斜に構えているように見えても、母親から真っ当な愛情を注がれなかった彼女の心の傷は思ったより深かった事がわかります。
マヤからの何があっても自分の面倒を見てくれ、という頼みを受け入れて約束してかなり良い関係が築けてきた雰囲気のベルですが、その後マヤの誕生日祝いにしてもクラブに戻って酒を飲んでいたのはどういう心境なのか。
さんざん楽しんで帰ろうとしたマヤは衝撃的な写真を目にします。
レズビアンクラブに貼られているスナップ写真の中で、親密そうな様子で写っていたのはなんとサイラとケリーでした。
こっそり寝室を出たサイラが、ケリーのパソコンを開くとデスクトップ画像にも2人の写真が。ケリーの亡霊に促されるように全てのデータを削除して証拠隠滅したサイラ。これはまさかの展開でゾクッとします。
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▼次回、エピソード4
