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海外ドラマ≫≫Lifeライフ 私たちの生きる道 シーズン1 1話ネタバレ感想

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第1話

あらすじ

4戸が入るマンチェスターの集合住宅で、愛と親子関係、喪失、自己発見を描いた4つのストーリーが絡み合いながら展開する。旧友に再会したゲイルは、結婚生活の問題を見抜かれて動転。ベルは妹のルースが入院したことで反抗的な姪マヤを預かることになり...。

第1話

第1話

  • アリソン・ステッドマン
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ネタバレ感想

何やら評価が高いミニシーズンを見つけたのですが、こちらBBCドラマ『女医フォスター 夫の情事、私の決断』に登場した近所に住むアナを主人公にしたスピンオフ作品とのこと。

本家は全くの未視聴ですが一応ここからでも話は分かるようなのでお試しです。

本家シーズン2で、夫の浮気が発覚し町を去っていたアナベルが名前をベルに変えて新たな人生をスタートさせる物語だそう。

舞台となる4戸の集合住宅に住む人々それぞれの人生が交錯していくようでディスイズアスのようなヒューマンドラマでしょうか?期待が高まります。

1.〈ヘンリー&ゲイル・レイノルズ夫妻〉

ハラハラするような運転で誰かを迎えに行くゲイルは危うく大惨事になるところ。

轢きかけた相手が50年ぶりの再会になる同級生〈ドーン・ミッチェル〉だと分かり、助手席に彼女を乗せてそのまま夫ヘンリーを迎えに。

外面は良く、自分に対しては好意的な物言いをするのに対し、長年連れ添ってきたであろう妻に対して高圧的な態度を隠しもしないヘンリーを見てドーンは怪訝な表情を見せています。

ヘンリーに誘われて3人でお茶をすることになっても妻を乏しめて笑い者にするのがお決まりと言った雰囲気。

彼が席を外した隙に幸せなのかと問うドーンの真意にゲイル自身はまだ気が付いておりません。

何故自分を轢きそうになるほど急いでいたのか聞くと、「ヘンリーの迎えよ、彼は待つのが嫌いなの」と返事がかえってきて、同級生の夫のモラハラ具合に確信を持ったドーンです。こりゃダメだ。

娘の〈レイチェル〉と息子の〈ジョン〉が食事しに来ても状況は変わらず、普段からいかにゲイルが蔑ろにされてきたかがよく分かります。

ただ、旧友との再会がきっかけでゲイルの方は学生時代の本来の自分を思い出しつつあり、ようやく現状の理不尽な扱いに少しずつ疑問を持ち始めたと言ったところ。

翌日の70歳の誕生日パーティーはなかなか盛大なもの。ゲイルが珍しくスピーチにチャレンジしようとしたにも関わらず、相変わらず茶々を入れる無意識でデリカシーのないヘンリーです。

とうとうゲイルは自分の不満な気持ちに確信を持ってしまいましたが、その場では気持ちを抑え込んでスピーチを終えるも、自分が主役のはずのパーティーを離脱して1人自宅へと帰りました。

2.〈ハンナ・テイラー〉

産休に入って出産準備に忙しいハンナはお腹の中の子の父親にあたる元彼〈アンディ〉と連絡を取り合い再会するという微妙な関係性ですが、現在付き合っている恋人の〈リアム〉に彼を紹介するという複雑なことになっています。

子どもの父親として一緒に子育てグッズを買い物するのかと思っていたアンディでしたが、仕事の都合だったのか1時間遅れて来たせいで買い物は既に2人が済ませていて何もすることなく切り上げに。明らかに未練がありそうなアンディですが、見るからに気弱な感じでハンナには100分の1も伝わっていなさそう。

その後遅刻のお詫びに壊れて困っていると聞いた電子レンジを抱えてハンナの自宅を訪ねたアンディ。やる事が極端というか、いきなり電子レンジのプレゼントは愚直な不器用さが溢れ出ております。

出張に行っていてリアムが不在中に予想より早めの陣痛が来たハンナですが、彼女の右腕が無い事にここまで気が付きませんでした。

リアムとアンディに連絡を入れるも繋がらず、他にも電話をかけている最中に痛みの波がきて落としてしまった携帯は液晶が割れて故障してしまいます。

3.〈ベル・ストーン〉

一見キャリアウーマンな雰囲気のベルという女性が本家のシーズンで登場したキャラクターのようです。

ブランクを乗り越えて就職活動中のベルは、面接で人生の楽しみを問われて言葉に詰まりながらも『建築』だと答えます。

面接に落ちたベルは、やさぐれ気味の妹〈ルース〉を訪ねており、明らかに精神不安定な妹から娘の〈マヤ〉を預かってくれと頼まれるも、2人で解決するようにと言って断りました。

電気系統の修理で呼んでいた〈ドミニク〉といい雰囲気が出来上がりつつあったところにインターホンが鳴り、突然訪ねてきたのはなんとマヤ。

親子喧嘩をした末に手首を切ったルースは精神科に入院することになり、反抗期で攻撃的な姪を預かる事になってしまいました。

4.〈ケリー&デヴィッド・アストン夫妻〉

ケリーに見送られて1人休暇に出かけるデヴィッド。

ケリーは小説家で、彼女が執筆のために予約するも来られなくなったとかで豪華なコテージに代わりに滞在する事になったのだそう。

英文学の教師だというデヴィッドはいかにも神経質そう。

夜中に突然訪ねて来た〈サイラ〉は隣のコテージに泊まっていて、友達が買い出しに行っている間湖で泳いでいたけれど鍵を忘れたらしく、寒くなって来たので中に入れて欲しいとやや強引に助けを求めて来ました。

ワインを飲んで少し打ち解け始めると突然「あなたが好きよ」とキスしてきたサイラ。

やっぱりダメだと断り、そのまま荷物を纏めて自宅に戻ったデヴィッドでしたが、新学期が始まり初の授業で履修生にサイラの姿があるではないですか。

授業のことで質問があるかもしれないから電話番号を教えて欲しいと頼まれ、戸惑いながらも断り切れないデヴィッド。誠実そうなタイプなだけに、妻との関係の根本的な部分で元々何かしらのすれ違いでもあったのでしょうか。

なんとケリーの姿はデヴィッドが見ている幻影でした。

デヴィッドの妻は5週間前エスカレーターのかなり上から転落して頭を打って亡くなってしまっていたのです。

 

必死で隣の部屋に助けを求めたハンナにマヤが気付き、隣の部屋を蹴破ると救急車とアンディを呼びます。

そこへ誕生日パーティーを抜け出して来たゲイルが帰り着いて、家の前で車に乗ったまま何の準備もできていないのにもう生まれてしまうと狼狽えて泣いているアンディに声をかけ、人生は予測がつかないものだけど向き合わなくちゃいけないと諭しました。

背中を押され、自宅で予想外の分娩になったハンナに付き添い手を握るアンディ。

アンディへの助言を口に出したことで、同時に自分の背中も押したことになったゲイルは「距離を置きたい」と夫への置き手紙を残して家を出ようとします。

しかし玄関で鉢合わせしたヘンリーは、ゲイルが突然帰った理由を勘違いしたまま検査結果が思わしくなかった事実を明かしました。ハンナとアンディには女の子が生まれて来て、かたや生命の誕生、かたや余命の宣告という表裏一体な関係です。

せっかく一つ乗り越えていたところ、メールを見て急いで帰って来たリアムにまた疎外感を味合わされるアンディ。

この状態で夫を捨てられるはずもないゲイルは、置き手紙は読まれてしまう前に回収となりました。

 

大して親しくもないご近所さんに共用廊下の絵画代を請求し続ける無視されて苛立っていたベルはゲイルの誕生日パーティーでデヴィッドを見つけて詰め寄ります。

あなたの奥さんにずっと無視されていると責め立てた結果、彼の妻が既に亡くなっているという事実を知る事になり、この衝撃がベルの考え方を変えたのか、母親が退院するまで家に居ていいとマヤと向き合うことに決めたようです。

 

それぞれ形は違えど家族間での悩みを抱えていて、ヘビーな物語が交錯しながら一進一退していく様子はかなり重厚です。

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▼次回、エピソード2

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