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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン8 2話ネタバレ感想

Father Brown 8

エピソード2 “The Queen Bee”

あらすじ

ブラウン神父が、裕福な養蜂家ビーティー・メイの家にハチミツをもらいにいくと、隣人のアイリーンが「軒下に蜂の巣がある」と訴えてきた。ビーティーは確認するも、はしごから転落してケガを負い、入院することに。退院後、ビーティーは、息子のために、弁護士を呼び、隠した財宝のありかを示す暗号文を託そうとしていた。そんな折、ビーティーが何者かに殺害される。

ネタバレ感想

コール・ザ・ミッドワイフのヴァイオレットでお馴染み、アナベル・アプシオンがゲスト出演されています。

 

マッカーシー夫人が祝宴のお菓子を作るのに砂糖が足りず、蜂蜜を貰うために養蜂家の〈ビーティー・メイ〉を訪ねたブラウン神父。

そこに隣人の〈アイリーン・スリザー〉が、軒下に蜂が巣を作っていると苦情を言いに来ました。

そちらに行くはずがないというビーティーと口論になり、ブラウン神父が間に入って調査を請け負います。

ビーティーが梯子に上って蜂ではなくツバメの巣を確認したところで、梯子が壊れて転落。

 

貧しかった〈シャンブー・メイヤー〉をスラム街から救い出して養子に迎えた事で、マッカーシー夫人は彼女を優しくて親切な女性だと言っていますが、敵は多そうな雰囲気があります。

大学に通うアイリーンの姪〈ハナ〉もかなり斜に構えているのを差し引いてもビーティーの事を良くは思っていない様子。

退院して帰って来たビーティーをかいがいしく世話するシャンブーは、裕福ではあってもあまり自由がなく制限された生活です。

 

シャンブーへの遺産のために遺言状の補足書類を作ると言って弁護士の〈ロニー・グランニオン〉を呼んだビーティーは、近頃銀行の金庫から高価な宝石がよく消えるという懸念を踏まえて、宝石は家の中に隠す事にしたそう。

シャンブーにだけ解読できる暗号で宝石の場所を示した書類の添付を頼みました。

しかしその直後、防護服を身に纏い、燻煙器を部屋に持ち込んだ何者からか枕を顔に被せられて殺されてしまったビーティー

マッカーシー夫人特製のキャセロールを待たされたバンティとシャンブーが室内の煙臭さに気がついた頃には既に手遅れの状態でした。

 

大して仲良くもない隣人にまで100ポンドの遺産を分けるとわざわざ遺言に残していたビーティーで、ブラウン神父達に分ける本や蜂蜜、毛皮のコート以外の全ての財産はシャンブーに譲るとのボイスメッセージが弁護士によって開示されます。そして、シャンブーが物乞いの息子などではなくマルプールの大王の息子で王家の血筋であるという真実も。

驚きの余韻もないままに極秘の法的手続きの場へマロリー警部補達が入って来て、シャンブーが殺害容疑で逮捕。梯子には細工が、ウイスキーには下剤が入っていたのだとか。

梯子の細工はビーティーが上下逆に使わなければ下の段で落ちるはずだったイタズラのつもりで、自由にさせてくれない母に苛立ち、出来心で酒に薬を入れたのは数週間前の話で捨て損なっていただけだとブラウン神父に訴えたシャンブー。

とにかく彼に殺意はなかったわけで、ブラウン神父は何としてもシャンプーを絞首刑から救うと約束しました。

アイリーンと口論をしていた事を聞き、彼女に真相を尋ねに行きます。

第一次世界大戦時に兵役拒否した庭師を解雇して入隊を余儀なくされたその庭師は戦死したらしく、それを聞いたアイリーンは怒りが込み上げてきたけれど殺すほどの話ではない、と。

 

彼女の葬儀では故人の意志で派手な色の服での参列というドレスコードがあったり、蜂の大群が襲って来たり、悲しむ暇も無いほどでした。

再び事件現場へ戻り、ビーティーの手帳からハナと彼女が喫茶店で会っていた事を突き止めたブラウン神父。

大学でインディラ・ガンディーの講演を聞いたハナは、ビーティーから奴隷のようにこき使われていたシャンブーに勇気を出して手紙を書いたところ、喫茶店で会おうと返事が来たそう。

しかし約束の喫茶店に彼の姿はなく、勝手に手紙を見て返事を書いていたビーティーが「息子には近づかないで」と高飛車に言い放ったのです。

これに腹は立ててもハナもまた殺すほどではないと話していて、冤罪で捕まっているシャンブーのために早く真犯人を見つけなくては……というスタンスです。

 

ついに失われていた暗号文を解読したマッカーシー夫人は、『財宝を見つけるには亡き父と向き合うこと』と読み解いて、マルプール大王の石像の前に辿り着きました。

その前の土をバンティが掘り返している最中にまだ暗号には続きがあると分かり、『恐怖と向き合え』……つまりシャンブーが怖がっている蜂だと気が付きますが、養蜂箱は既に壊された後。

 

かつて隣人宅の庭師とひっそりと逢瀬を重ねていたアイリーン。その様子を盗み見ていたビーティーは妬みの感情で彼を戦地へ送り込んで2人を引き離していました。

更には数十年経ってもハナとシャンブーを引き離そうとしたビーティーに話をつけようとして、そこで初めて愛する人が戦地へ赴いてしまった経緯を知ったのです。

燻煙器を持ち込み窒息死させると、財宝の手がかりになる暗号文を見つけ、自分が退院見舞いに贈ったケーキを灰皿がわりにされているのを見つけるとその屈辱が人目に触れないよう燻煙器の代わりにケーキを持ち帰って処分。

3日かけて暗号を解読し、1000カラットのダイヤを手に入れたアイリーンは、告解すると見せかけてブラウン神父を油断させて逃げようとしますが、全く逃げ切れず。

釈放されたシャンブーとハナをアフタヌーンティーに招待して引き合わせるマッカーシー夫人達は粋な計らいをしましたね。

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▼次回、エピソード3

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