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海外ドラマ≫≫Father Brown ブラウン神父 シーズン8 6話ネタバレ感想

Father Brown 8

エピソード6 “The Numbers of the Beast

あらすじ

マッカーシー夫人の妹ロイジンが、15年ぶりに現れた。結婚に失敗し、立ち直るまでしばらく居座ると言う。姉に新恋人を紹介する目的もあった。彼は占い師で、ハンブルストン教会で行われるビンゴ大会の当選番号を予言した。大会当日、マッカーシー夫人のカードには予言どおりの番号が。マッカーシー夫人はビンゴに勝利し、賞金を獲得する。そんな中、参加者のアナはブラウン神父に相談があると言う。

ネタバレ感想

パッと見た感じ姉妹には思えませんが、なんとマッカーシー夫人の実の妹〈ロイジン〉が突然ケンブルフォードにやって来ました。

男性のことで絶交していたそうですが、15年ぶりの再会を歓迎するマッカーシー夫人。

ロイジンの夫〈アーチー〉は嘘つきで浮気者な上に犯罪者で刑務所行きになったらしく、姉であるマッカーシー夫人が正しかったと認めるまでに数年かかって今に至ったのだそう。

立ち直るまでの間マッカーシー夫人の家に居候させて欲しいと話すロイジンは、意気投合した友達を紹介したいと何やらウキウキしております。

ただ、その友達というのがこれまた男で、自分の男の見る目の無さを自覚した彼女は姉に意見を聞きたいと頼みます。2人のやり取りは15年ぶりに会ったとは思えない距離感ですが、姉妹ならこんなものなのでしょうか?

馬を飼っている占い師というチグハグで怪しさ満点の〈トラファルガー・デヴリン〉を紹介されてお堅いマッカーシー夫人は全否定でしたが、ハンブルストン教会で開かれるビンゴ大会の当選番号を予想してもらったロイジンは賞金は頂きだと言わんばかりに喜んで彼を信じ切っている様子。

ロイジンは1週間以内に借金を返さねばならないという切羽詰まった状況でもあったことが発覚します。

数字の予言は悪魔の仕業と考えて猛反対するマッカーシー夫人でしたが、当日配られた自分のカードには予言の数字が並んでおり、なんとそのまま優勝して730ポンドもの賞金を手にする事に。

教会の募金集めに尽力している〈サミュエル・ハインズ〉がビンゴ大会のポスターを持って来た際に、自分が当選すれば今までの働きに感謝して半分を渡すと約束していたマッカーシー夫人。約束通り半分をその場で渡し、残りの半分は金に困っている妹へ。

マッカーシー夫人としても悪魔の誘いに乗ったかのような罪悪感でいっぱいで、この賞金を手元に残したくない気持ちがあるようです。

 

ビンゴ大会の場には〈アナ〉〈ピーター〉の夫婦も来ており、詐欺師を通報するべきか迷っているから助言が欲しいと話していたアナ。

明朝に相談の約束をしていたはずが、自宅の中で心臓を傘の先端でひと突きにされ殺されておりました。

長い間幻聴に悩まされていた夫のピーターが疑われるも、アナが全財産をハンブルストン教会に寄付してしまっていたと聞いてサミュエルに話を聞きに行ったブラウン神父は彼が何かを隠している事を悟ります。

 

マッカーシー夫人が自分にくれたはずの賞金を全てサミュエルに返してしまったと知って激昂したロイジンは、教会に来ている人々の前で「姉はビンゴの番号を占い師のトラファルガー・デヴリンから入手したの!」と高らかに暴露。とんでもねぇトラブルメーカーな妹がいたものです。

 

本格的にトラファルガーと一緒になろうとしているロイジンの腕には、彼の母親の形見だと言って贈られた腕輪がついていますが、それはアナがいつもしていたものだと気付くブラウン神父。

幻聴が聞こえる呪いを解いてもらおうと、お祓いもしているトラファルガーを訪ねて高額な治療費を払って全財産を失うも、誰かに話せば効果が出ないと言われ搾取されていたピーター。

これは古典的な占い詐欺でれっきとした犯罪行為だと気付いてしまった妻のアナに通報されないよう説得するため口止め料を持って行くも拒絶され、その場でトラファルガーはアナを殺したのです。

これらをブラウン神父に突き止められたトラファルガーは、ロイジンを置き去りにして馬に乗って1人逃げ出ますが、自転車で追ってくるブラウン神父に焦って木の枝を避けきれず落馬。そのまま御用となりました。

 

ビンゴの予想的中の真相はというと、ポスターを配りに行った際にロイジンの持っていた予想数字のメモを見てこれはチャンスだと暗記し、自分に半分くれると言ったマッカーシー夫人への信頼の厚さから彼女に記憶した数字の入ったカードを渡していました。後は例の番号が出るよう玉に小細工をしていただけで、屋根の修理代を工面するためにやり過ぎてしまった事を後悔していたサミュエルはマッカーシー夫人に残りの賞金を返したようです。

またしてもダメ男を引き当てた失意の妹に、借金を返して再出発できる額の返ってきた賞金を全てあげてしまうマッカーシー夫人はとことん寛大でした。

借金取りから逃れるためにずっとこの村に居てもらうと今後困った事に巻き込まれてばかりという展開になりそうなので、多少厄介払いにも見えますがとにかく良かった良かった。

一番悲惨なのは病気の夫を支え続けた挙句、何も悪くないのに酷い殺され方をしたアナなんですよね。ただ、ピーターの事を心配したブラウン神父が彼を病院に連れて行ってまともな治療が受けられるよう手を差し伸べたのは確実な前進です。

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▼次回、エピソード7

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