エピソード4『トラック4 私は光を見た(アイ・ソウ・ザ・ライト)』“Track 4: I Saw The Light”
あらすじ
ザ・シックスの面々は、デイジーとの共同作品がヒットしたおかげで、自分たちが憧れてきた生活を少しだけ味わう。しかし共同ソングライター間の不和は、ヒットによって和らぐどころか悪化する。そこへカミラが2人の間を取り持とうとする。一方グレアムは、ローレル・キャニオンでのハウスパーティで、自分の気持ちをカレンに伝えるかどうかで思い悩む。選択を誤れば、バンドの存続が危うくなってしまうからだった。
ネタバレ感想
デイジーと共同でレコーディングしたあの曲がヒットして、ラジオやジュークボックスで流れたり、レコードも売れている様子。
全米1位の栄光に盛り上がるメンバーに対し、自分の作った歌が全く真逆の解釈に作り変えられてしまったということが引っ掛かるビリーだけは、この成功すら素直に受け入れられません。
印税が入り、当時では大金の600ドルの小切手がそれぞれのメンバーに送られてきたのは安心な反面、うっかり道を踏み外してしまわないか心配にも。
ビリーは印税の使い道を、カミラとジュリアと3人で暮らせる家を借りる事にしたようです。
ハワイのフェスにも招かれてオアフに行ったザ・シックスとデイジー。
バンド単体の曲を4曲やってからデイジーが紹介されるはずが、ドラッグとアルコールでハイになったデイジーは勝手にステージ上に出て来てしまいます。
客は大盛り上がりで、大ヒット曲“ルック・アット・アス・ナウ”が終わってもなおステージ上に残り、ビリーからマイクを奪わんばかりの勢いのデイジー。
公式のインタビュー中に「“俺たちの歌”を一緒に歌えて楽しかったけど、もともと組むのは今回限りの予定だったんだ」と先手を打ったビリーでしたが、俯瞰的に物を見ているカレンは今後も彼女と組むのは悪いアイデアじゃないと説得しています。
やんわりとセクハラを断ったシモーンは、テレビの歌番組で彼女の声だけが無断で使われるという仕打ちを受けてしまいました。
激怒するデイジーを嗜め、ここを出てニューヨークに行くべきなのかもしれないと葛藤を打ち明けます。多様性の街ニューヨークは当時から同性愛に寛容だったみたいですね。
デイジーからも背中を押されて晴れてニューヨーク行きを実行に移したシモーンは別の土地でブレイクするのかー。
ルームシェア相手がいなくなったデイジーはホテル暮らしを決めるも孤独は深まるばかり。
ビリーに怒りながらも無意識のうちにザ・シックスとまた組みたいと考えているようです。
カミラはビリーにデイジーの功績を少しは認めるよう言って、引っ越し祝いのパーティーにサプライズでデイジーを招待。
反発し合う2人を取り持つカミラは本当に聖母のよう。
停電というプチハプニングの中で再び一緒に歌ったビリーとデイジーはやはり共鳴し合う存在なのだと感じさせます。
自分がカレンに気持ちを伝えたせいで、最悪の場合バンドが解散する事になってしまったら嫌だと怖がっている義理の弟に、カミラは「賭ける価値はある」と背中を押してやりました。
グレアムはカレンにキスするも、返事は友達止まりといったところ。しょっぺぇなー。
傷心のグレアムがパーティーで出会った〈キャロライン〉が癒やしとなるのか、やはりカレンが忘れられないとなるのか……。
翌朝、カミラはデイジーに、【ザ・シックス】は一つの家族で、家族は面倒を見合うものだと教えます。そして、デイジーを“家族”として受け入れました。ようやく居場所が見つかったデイジーですが、なにやら不穏な終わり方で、やはり彼女の存在がバンドを壊すきっかけになってしまう未来なのでしょうか?
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▼次回、エピソード5