エピソード3『深まる疑惑』“Bloody Knuckles”
あらすじ
1999年夏、仲間たちとコテージに出かけたメーガンとイザベラは、互いに共感できる点を見いだしていく。それは美しい友情の始まりのように思えたが、環境は1年の間に大きく変わるもの。そして2000年夏、窮地に立たされたイザベラとメーガンは共に弁護士を雇うが、乗り越えるためには互いを陥れる以外に道はないと悟る。
ネタバレ感想
1999年7月19日頃、1999年12月19日頃、2000年7月19日頃、2話の翌日です。
【1999年 夏】
ルークやジェフ達とのコテージでのキャンプにイザベラも着いてくる事になり、メーガンは不本意そうですが今やルークの彼女的存在なので大して口も出せない感じ。
ジェフはどうやらメーガンに気があるようですが、メーガン本人はルークとイザベラにばかり気にして彼の気持ちには気付いていなさそう。
ルークに射撃を教わる際にもあざとさが見え隠れするイザベラに対し、メーガンはなかなかの腕前を見せてくれました。
その夜、今までの確執が嘘のように一気に距離が縮まったメーガンとイザベラ。
お互いに確執があったというよりは一方的に距離を取っていたメーガンが心を開いたという感じですが、年頃の女の子というのは分からないものです。
【1999年 冬】
自分が一番のリスクを背負ったにも関わらず、ルークとメーガンの深まる仲に疎外感を抱いての衝動的な行動なのか、さっそくデビーにセックステープに映っているのは実はメーガンだとバラしてしまうイザベラ。
何度も本当にそれでいいのか確認されていたし、あれほど“切れない絆”だのなんだの言っていたのに「デビーに軽蔑されて辛かったの」という言い訳は少し苦しいものが。
それにしてもメーガンもメーガンで、自分が映っているというのは事実ではあって、本人から提案されたとは言え他人に罪をなすり付ける選択をしておいてあのブチ切れ方もおかしいよなぁ。
親の愛情に飢えたイザベラの真の狙いはデビーの娘の座なのか?
メーガンはすぐに身代わりになってくれた事は感謝しているし、母親にバレなければそのまま無かったことに出来るかもと考えていたから責めてしまったとイザベラに謝り、この時点では2人は仲直りしています。
〈マイヤー保安官〉宛に小包みが届き、その中身の件で呼び出されたスティーヴとブレント。
普段から金銭面でかなりジャックを助けていたこともあり、ブレントが6本も所持していた未成年の盗撮テープに関してスティーヴは揉み消させますが、これを警察に送り付けたのが兄への制裁のつもりだった次男だということも分かっていたようです。
ブレントは愚か者だけど、ルークも家族の名誉を進んで傷付けたと言ってドヤされるハメに。
メーガンが好きだったジェフは、彼女が自分よりルークを選んだ事で逆恨みしている様子。
そして、ずっとメーガンが好きだっただけに、あのセックステープに入っていた笑い声がイザベラではなくメーガンのものだったことにも気が付いております。
ジェフに対処するため、メーガンはイザベラと揃って彼を呼び出し、『高価なカメラの秘密』をバラされたくなかったらそっちも黙ってろと脅迫。どんどん自分たちの首を絞めていっている感が否めません。
【2000年 夏】
ジャックがデビーを訪ねてきて、ルークが狙われた際に使われた銃の所有者がスティーヴ・チェンバースだと分かったと告げています。
父親の銃で撃たれたということになりますが、わざわざ関係のないランドリー家に来たのは、銃に3人の指紋が付いていたからで、その3人とはルーク、イザベラ、メーガンだった、と。
カフェでパソコン作業をしていたメーガンに声を掛けてきたのは報道キャスターの〈ジェナ・ラウシュ〉。
メーガンと被害者のルークが付き合っていた情報まで仕入れた上で、話を聞きたいと取材の申し込みに来ていたのです。
一方、イザベラは自分の弁護を担当する〈レベッカ〉と顔馴染みらしく、以前にも彼女の周りで起こった事件の際にも弁護士を付けるような、つまり容疑者として名が上がる存在だったことになります。
“セントバーツ島”で一体どんな事件が起こっていたのでしょう。唯一、イザベラの友達として名前が何度か出ている〈リサ〉にまつわる事件なのでしょうか。
指紋については去年のキャンプでルークから射撃を教わった際についたものだとしても、事前にこう聞かれたらこう交わす、と計画していたかのようにスラスラと自分への疑いを否定していくところが逆に怪しく感じます。
夜にはスティーヴが自ら訪ねてきて、銃についていた指紋に関しては去年のキャンプの時のものだろうと2人の犯行を否定はしており、ただ、最近自分でもブレントでもない何者かによってコテージが綺麗に掃除されていた事を気にしている様子。メーガンの証拠隠滅が仇となってしまったか。
デビーとメーガンは、イザベラからの忠告通り弁護士を雇って問題に対処することに。
メーガン側の弁護士〈トム・ガルヴィン〉は、セックステープの事を聞いて、ルークに浮気されたメーガンには動機があると認定されてしまうと話します。
実際には浮気などなかったものの、町全体の認識ではあのセックステープのルークの相手はイザベラなのです。それを今更話すのもそれはそれで簡単な話ではなく八方塞がり。
ちゃんとした弁護士を雇うためにデビーは12年ぶりに〈キース〉を頼る事にしたと話し、それを聞いたメーガンは大声を上げて立ち上がるほど、自分の父親とは関わりたくないほどの関係性のようです。
別々に弁護士同伴で取調べを受けていたメーガンとイザベラ。
ジャックはメーガンに何度もルークと最後に会った時のことを聞き、その度にパーティの帰りに家まで送ったと証言させた上で、ルークの自宅前の監視カメラ映像を再生して、何も映っていなかった様子を突きつけます。
そしてメーガンには、去年のキャンプ以降コテージには一度も行っていないことを確認した上で、「ならなんで君の鞄がコテージにあったんだ?」と押収した現物を叩き付け、その中に入っていた札束に関しても言及。
2人ともが窮地に陥っており、このままでは警察としては嘘をついている双方の共犯だと見做すのが自然な流れになってしまいました。
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