エピソード6『結婚式』“The Wedding”
あらすじ
ウェディングベルの音が聞こえる？ついにやってきた結婚式！みんな総出で最高の式にしようと奮闘するが、果たしてそれぞれの選択は正しいのか…？
ネタバレ感想
リリーの出来心事件以降、姉弟は仲直りできていないままホルヘの結婚式の日がやって来てしまいました。
ラストエピソード、12月10日の結婚式の主役はリリーと運命の相手ではなく、ホルヘとヘンリーだとはシーズン1序盤では考えられない展開です。という事は、シーズン3も継続してくれるのでは……と今から期待してしまいますが。
結婚式のコーディネーターを身内がやるのもこの一族のならわしのようで、今回はソルがボスとなってグラディス達を仕切りながらキビキビ動いています。
家族のことになると必要以上の本気を出してくるところが、この一族の見ていて清々しいところなのです。
ソルの指示でリムジンで飲む用のシャンパンを買いに出たリリーは、店でサンティアゴとバッタリ会ってしまいます。
狼狽えながら、あの現場を弟に見られて人生はぶち壊しだし、もう友達には戻れないと早口で捲し立てたリリー。
それでもサンティアゴとバッタリ出会ったのは何かの力で引き寄せられているという考えもあるみたいです。
いつまでも喧嘩続きのリリーとホルヘを見かねたソルがベアトリスにヘルプを求めて、2人は昔ながらの方法で強制的に仲直りに持ち込むダサいセーターを纏うことに。
リリーは、自分は嘘なんてついていないし、サンティアゴから結婚してもいいと言われて多少グラつきはしたものの、そこで本当にニックと一緒に居たいと思ったのだと本音を話します。ホルヘも納得して、2人が別れてしまうと自分はどうしたって姉の味方なんだから親友を失うことになるのが分かっていて怖かったのだと話し、無事に仲直り。リリーが本気でサンティアゴよりニックを選んだのかは疑問が残りますが、姉弟が仲直りして晴れの日を迎えられたのは何よりです。
ホルヘのマジックも笑えました。
サンティアゴは、父親のデート相手を紹介されて食事をしながらリリーとの話題になっており、時には頭で考えてもどうにもならない大きな力の存在もあるのだと聞いて、思い当たるところがあった様子。
その後もキャラ崩壊しながらリリーを思い出し続けていたサンティアゴは、車同士が軽くぶつかった相手と連絡先を交換しております。
ニックと居ようとするといつもサンティアゴが現れるのは何かのサインに違いないと思い悩むリリーの話を聞いて、「サインがあれば安心できるだろうし、おとぎ話みたいで楽しいと思うけれど、魔法よりすばらしいのは現実なの」とベアトリス。
どうやって運命の相手を見つけたのか聞かれて「簡単よ、私が選んだ。全男性の中からパパを愛すると決めた」とのこと。
大事なのはサインではなく自分の気持ちなのだから、サインに拘らず自分の本当の望みは何なのかよく考えてみることだと言われて、リリーはやはりニックを選ぶつもりです。
ホルヘとヘンリーのハネムーン出発を見送ったリリーは、ニックに「あなたと結婚したい」と逆プロポーズ。
もちろんニックの喜び方はかなり微笑ましいものがあり、良かったと思える反面、その光景を遠くから見ているサンティアゴに複雑さが。
かたやサインを偶然でしかなく、自分の気持ちを大切にしようと思い始めたリリーと、それまで信じていなかったただの偶然を何かのサインなのだと納得して自分の気持ちを伝えに行こうとしていたサンティ。すれ違いとはまさにこのこと。
指輪まで持って、本気でリリーを振り向かせようと行動に移したのが分かるだけに悶々とします。
そして、先ほどサンティアゴが車をぶつけた相手、まさか町に戻ってきたばかりのリリーのいとことは。彼女とサンティアゴがゴールインするのか、はたまたやはりリリーとサンティアゴは惹かれ合う気持ちを止められないのか。
かなり先が気になるところでシーズン2終了です。
このドラマシリーズ、本当に面白いのでシーズン3に続きそうな展開が嬉しい。あとは打ち切られる事なくシーズン3の製作に入ってくれる事を願うばかりです。
基本的にはコメディなので気軽に見られて笑える上に、家族愛だったりそれぞれの恋愛観だったりにほっこり出来る場面も多くてバランスが絶妙でした。
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▼次回、S3エピソード1
