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映画感想≫≫DERANGED GRANNY パラノイア 暴走祖母

パラノイア 暴走祖母

パラノイア 暴走祖母

あらすじ

優しき姑は恐ろしきパラノイアだった…!婚約者と疎遠になっていたその母の関係を、善意のつもりで修復させようと考えたヒロイン。彼女の優しさはやがて仇となり、思いも寄らぬ悪夢が降りかかることになる。孫たちには様々な物を与え、手なずけていく姑の愛情はやがて、手段を選ばず邪魔する者を排除する方向へと暴走。そんな狂った愛情から、ヒロインは我が子を守り通そうと懸命に対峙していく。

歪んだ愛が孫への執着心へと変貌した、姑に翻弄されるシングルマザーの恐怖を描く衝撃サスペンス!

ヒロインを演じるのは、大ヒットドラマ「メンタリスト」でCBIの女性捜査官グレース役で人気を得たアマンダ・リゲッティ。

ネタバレ感想

タイトルからしてどういう内容か分かるしなおかつ最高のB級映画臭がプンプンします(笑)

とにかく孫に対する執着が凄まじい〈バーバラ〉がマジ暴走を繰り返すわけです。

この婆さんが不動産業を営むセレブ美魔女で、金に物を言わすのはお手のものだし、料理が得意でスコーンやらクッキーやらアップルパイなどを振る舞って、時に餌付け、時に毒殺しようとしてきます。

子ども達にあることないこと吹き込んで親との距離を作ろうと画策するのですが、よくもまあすぐにバレそうな話をするな、と。

意外なのは、自分と血の繋がりがあろうがなかろうがどうでも良いから孫を支配したい、懐かれたい、自分のものにしたい、という面。

自分の孫を守るためによそのいじめっ子を脅していた婆ちゃんが、かつてシッター先の子にまで執着していたことが発覚していたんですよね。

冒頭のシーンを見た時点では息子の前妻が出産時に流産してしまっており、その後の異常な粘着を見たかったのに、突然新たな子持ちバツイチとの関係が始まり、血の繋がりのない孫に浮き足たつバーバラには違和感が。既に育っている他人の子をそこまで取り込みたいか?

アレルギーがあると分かっていて孫の実祖母を排除するためわざと持参したピーナッツの粉末を使い、人を蹴落とした上に自分を命の恩人に仕立て上げるまでは現実的(?)ですが、孫達の実父を亡き者にしてしまうのは後先を考えていなさ過ぎやしませんか?もう少し冷徹なサイコパスに徹して、捻りのある陰湿な手回しが見たかったです。まぁ、ある意味でタイトル通りか。

 

うひょ〜と半笑いで見るには最適な面白さでしたが、詰めは甘いし、なんなら勝手な同居話を進めたりしてもっと突き抜けたサイコ感を連発してくれても良かったです。

評価(平均点高めの設定です。)

  3.7 /5 点!

 

概要

監督:ジェニファー・リャオ

時間:1時間26分

提供:トランスワールドアソシエイツ

公開年:2020年

(字幕版)パラノイア 暴走祖母

(字幕版)パラノイア 暴走祖母

  • アマンダ・リゲッティ
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