エピソード4『メインコース』“Plato fuerte”
あらすじ
訳の分からない展開に、フローラとティナはアナとマリアを笑いものにする。そして別の言い争いに発展する。フローラが嘔吐し、新たな疑惑が浮上する。レオとフアンとエンリケはお酒を飲み、マリファナを吸うことに。フローラがあることを告白し、アナを動揺させる。
ネタバレ感想
親友同士で愛人を共有していたという事実の発覚でどんな最悪な空気になるのかと思えば、当の本人たちは渋い顔なものの、ティナとフローラは大爆笑。遠慮が無さ過ぎて救われた感すらあります。
マリアとの馴れ初めは、SNS上でずっと連絡してきていたサムエルと落ち込んでいた時に再会したから……というのは建前で、自分から声を掛けてモーションをかけていたのが本当です。
逆にアナの方は、自立した強い女性として自分が主導権を握っていると思わせたいようで、自分から声を掛けたと嘘をつきますが、実際にはサムエルに分かりやすく口説き落とされて流されるように関係を持っておりました。
タイミング悪くアナのスマホにサムエルからの連絡があり、面白がるティナとフローラがボイスメッセージをスピーカーで流すと、『うぬぼれた受賞者』というマリアのことを揶揄したような言葉が入っていてこれまた最悪です。
そんな中で、次の話題はどちらが先にサムエルと関係があったかという点に。
2人とも自分が先だと主張しましたが、アナもマリアもかなり独特な性癖なようで、具体的な話はさすがに避けたい様子。
なんやかんやでティナが責められる流れになり、本格的な言い争いが始まったところでフローラが嘔吐。さすが女同士なだけあって、すぐにアナの中で妊娠疑惑が浮上します。
問い詰められたティナは、フローラがトイレから戻って来る頃には全て喋ってしまっており、アナから質問責めにされたフローラは産むつもりがないから誰にも話す気はなかった、と。不妊治療や妊活をしてもなかなか待望の子宝に恵まれないアナとしては聞き捨てならないセリフです。
流産した経験のあるマリアの怒りを勝手に代弁してフローラを責めるアナはなかなかの嫌な女に映ります。
目まぐるしくテンションが上がったり下がったりする彼女たちですが、今度はマリアが過去の傷で過度に気を遣われるのはウンザリだと怒りをぶちまけました。
それがきっかけで四人は過去には目を向けずまた新たな話題にうつるわけです。いくら何でも切り替えが早過ぎる(笑)
そこへアナとフローラの父親からアナに電話が。この父親があからさまにアナ贔屓で、フローラは昔から疎外感を味わってきた様子。その上、40を前にして困窮しているアナに今住まわせている家をそのまま財産として渡したいとフローラを説得しにかかるのですから、フローラとしてはますます平等ではない不満が募るのは当然です。フローラ本人も稼いでいて夫も裕福とは言え、それとこれとは話が違うと言っても「アナを支えないと」の一点張りで渋々頷いたという経緯も知らずに、家を譲ってくれると聞かされて大はしゃぎのアナ。
その喜びへ水を差すように、父親と電話を代わってもらったフローラは嬉々として妊娠を報告。「孫が生まれる」という、アナにはしたくても出来なかった親孝行を目の前でしてしまったのです。
フアンやレオとキャンプしている〈エンリケ〉はフローラの夫で、親友の夫同士でも仲が良いというか不思議な連帯感があります。
アルコールとマリファナでハイになる三人は収拾がつくのでしょうか。
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▼次回、エピソード5