エピソード4『グリーン』“
Green”
あらすじ
マルコとカロラの交際は、浮き沈みがありつつも順調に続いている。マルコはアンドレアとのギクシャクした雰囲気を解消するために彼と話そうとするが、アンドレアは何も話してくれない。ダニエレは「誰も私を知らない」というアカウントの人物に直接会いたいと持ちかけ、アンドレアは大きな決断をする。
ネタバレ感想
ダニエレやイロとの過去の関係についてカロラと話し合うマルコ。マルコの性格的に、カロラのデート遍歴を知って嫉妬心を抱いたところで言い出すことすら出来ないかと思っていたので、話題に上げただけでもよくやったと褒めたくなります。
ビデオクリップに編集した動画を本人達が確認するために、ダニエレ、イロ、ヴィットリオの3人はリゾーリオ家にやって来ました。
トリノに会いに行くと言った途端メッセージの返信が途絶えてことにイラつくダニエレは追撃のメッセージを送り、そのメッセージを見て悩みながら家に帰り着いたアンドレアが鉢合わせ。
ダニエレを見る時のアンドレアの乙女な表情やら、取引相手には自分のルールを徹底しているにも関わらず、ダニエレには頼まれるがままに一服させてやる甘さやら、隠れて一服する2人の物理的な距離の近さやら、少女漫画のよう。
電車賃を借りたばかりだと言うダニエレに、それじゃあマルコに撮影代を払えないだろうからという大義名分で自分が金を貸すと提案するアンドレア。実際、別の自分のために借金してまでチケットを買わせてしまった負い目もありますしね。自分の気持ちを悟られないよう上手い言い訳を並べたてても、滲み出る欲求は本当にダニエレにバレていないのか。
自然な流れで仲直りできている兄弟はさすがの関係性です。ただ、アンドレアはマルコにも自分の秘密を打ち明けられておらず、1人で苦しんでいる様子。
アンドレアは『私はトリノ出身じゃないし他にも嘘をついてた、本当にごめん』というダニエレへのメッセージを最後に“誰も私を知らない”のアカウントを削除しました。
メッセージだけの関係でもかなり本気だったダニエレの悲痛な表情も、全てを吐き出せずに好きな相手の前から姿を消すしかできないアンドレアも、2人ともが揃って手近な相手で失恋から目を背けようとしているところも、なにもかもがやるせない……。
ただ、ダニエレはてっきり乗り換えるつもりで〈スージー〉の番号をゲットしたのかと思えば、彼女がクラブで言っていた「サバウディアの図書館に居る女の子に似ている」という話について詳しく聞きたかったからでした。
話したことはないけど、あの図書館にはチェーザレ高校の子が多いと聞いて、何か行動に移す気です。男気があり過ぎてえらいこっちゃなパターンです。
裏アカウントを作って、自分の後ろ姿だけを女性っぽく写した写真をアップし始めた頃、アンドレアは自分がゲイなのかトランスジェンダーなのかも分からずLGBTQ+ホットラインに相談していて、ラファとのやり取りはその頃から1年も続いていたのですね。
マルコは肉食系お嬢様の海辺の別荘に行ってついにカロラと体の関係に。
友人達とマルコにカロラ、アンドレアはニナを誘ってお祭りに来ておりますが、やはりニナのアンドレアに向ける視線にフラグを感じてしまいます。よき理解者になってくれるとかで済むなら良いですが……。
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▼次回、エピソード5
