エピソード5『ブルー』“Blue”
あらすじ
アンドレアはニナに「誰も私を知らない」のアカウントについて打ち明けるが、ダニエレはまだ相手が誰なのか探っている。そんな中、バンドは新しいミュージックビデオのお披露目パーティを開く。そのパーティが、何人かの人生の分岐点となることに。
ネタバレ感想
話は案外急展開で、アンドレアはニナに自分の裏アカウントを教えていて、ようやく自分の中にある別の自分について打ち明けられる相手が出来たようです。
ニナも構える事なく好意的な受け入れ方をしてくれていて、実はSNS上だけの関係の好きな相手がいたけれど連絡を絶ったということまで話しております。
ついにサバウディアまで遠征したダニエレは執念でミコルを見つけてしまいますが、ミコルからすれば突然のナンパ男でしかありません。
彼女の反応を見て、自分とやり取りをしていた相手ではないと気付くあたりは勘が鋭いダニエレ。
以前のやり取りを遡って、唯一の連絡手段になり得そうなメールアドレス宛に『サバウディアの子はお前が写真を盗んでると知ってるのか？』と送ろうとして結局メールは送信する前に削除しました。
1年前、大事な試合の前日に滞在先のホテルの部屋にて酒やタバコでどんちゃん騒ぎをしていたことをマルコがコーチに告げ口したことにより、イロやダニエレは試合から外されたという経緯があって、元からチームで浮いていたマルコは更にメンバーとの関係が悪くなっていたのです。
そこから1年越しに悪くない関係と言えるほど回復するとは、アンドレアもたとえダニエレへの気持ちが無かったとしてもホッとしたことでしょう。
もはやカロラの公認の恋人になって来たマルコは、ビデオクリップのお披露目パーティーにも参加。
しかし、その場で流れたビデオクリップが中途報告の時から変わっている事に気が付いたダニエレはマルコに編集を変えたかと詰め寄ります。ヴィットリオからの電話でいくつか変更したと説明され、自分のカットが減らされたことに不満はありつつも「お前のせいじゃない」と抑えられるのはダニエレの良いところ。歌も変更して勝手に自分が目立つようマルコに指示まで出して、ヴィットリオのワンマン振りが目立つというか、ダニエレの不遇振りが目立つというか。
苛立ちを溜め込んでいるダニエレはアンドレアのメールアドレスに『もし人に俺のことを話したらお前を捜す、近くにいるはずだ』と送っております。陰で笑われているとでも感じているのでしょうか。不調なダニエレに気が付いて付き添うカロラは、あまりにも弱っているダニエレから誘われるまま応じてしまいました。
来るな来るな、と思っていたマルコが真っ最中に戻って来て鉢合わせることだけは避けられましたが、客観的に全てのキャラを見ている側からすると、もうなんだか色々と最低です。
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▼次回、エピソード6
