エピソード13『チョコクッキーとテキサス男』“A Sneeze, Detention, and Sissy Spacek”
あらすじ
インフルエンザが流行する季節。病気になりたくないシェルドンは、菌を怖がるあまり突飛な行動に出る。
ネタバレ感想
疫病を恐れるシェルドンは、教師が2度連続くしゃみしたのを見て止められるのも聞かず「避難です」と教室を出て行ってしまいます。
教師の指示に逆らったことで校長から呼ばれるも、待機場所でもウイルスの危険を感じたシェルドンは勝手にその場を離れております。
インフルエンザの流行時期なだけあって校内はどこに行ってもくしゃみや鼻水の症状が出ている生徒だらけ。慌ててグラウンドを突っ切り家に帰るシェルドンは、翌日無断退室の罰として居残りさせられることに。不良と一緒に居残りさせられるなんてと過保護炸裂なメアリーの反応はあながち過剰ではなく、シェルドンから居残りの極意を尋ねられて学校中のワルが集まるんだから先生のそばを離れるな、とアドバイスを送ったジョージーでした。
しかし、遅れてやって来た補習を担当する〈ギブンズ先生〉まで喉が痛いと言うのを聞いてシェルドンはまたしてもその場から颯爽と立ち去ります。確かに、風邪をもらいたくなくて無許可で退室した罰としての居残りなのにそこで風邪を貰うハメになれば本末転倒もいいところ(笑)
これで1週間の停学を食らい、さすがに根本的な細菌恐怖症を何とかせねばと考えた大人達。専門家に話をしに行こうということでシェルドンを病院に連れて行ったのですが、「手洗いと手袋とマスクで予防しているから感染しない」と言った医者の言葉をそのまま自宅でも実践し、ディナーの席でもビニール手袋にマスクをつけ始めるという結果に。
コロナより数年前に放送されたドラマなのに、ニュース番組で『中国から来たウイルスが重い症状を引き起こすため子供や高齢者は特に注意が必要です』とアナウンサーが注意喚起するのを見たシェルドンが「人類が滅亡する!」と母親に訴えるシーンは先見の明があったのでは?
停学中のシェルドンはガレージに立て籠って汚染に備える始末。無理強いは良くないと言ってどうやって外に出そうか悩む甘々な大人達に反して、シェルドンの方はガレージ内で自給自足できるよう自分の排泄物を使って作物を育てようと計画中。潔癖なのにそれはいいのか。
シェルドンとメアリーが攻防戦を繰り広げている頃、学校では休みの弟をダシにして女子の同情を引いてやりたい放題のジョージー(笑)
テキサス人なら風邪を恐れるなというバァバの根性論は何故かシェルドンに響いたらしく、ようやくビニールシートで覆われたガレージから出て来ました。種族のルーツと言い換えれば科学的……なのか?
結局この後シェルドンは熱を出して寝込むハメになりましたが、献身的な母親の看病と子守唄は天才児と言えど年相応に嬉しいものなのですて。
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▼次回、エピソード14