エピソード5『集結』“Army of Strangers”
あらすじ
諜報員としてのルールに反したジョンは敵に居場所がバレて、ジョン・レイクマンという偽りの身元を放棄せざるを得なくなり、すべてを危険にさらすことになる。
ネタバレ感想
度々エドワードを尾行していたスカート班の〈ソフィー〉は支援学校の頃にアガトと出会っており、幼馴染のような関係性なのですね。
父親との関係が悪く言葉が出にくい発達障害児のソフィーと、母親と折り合いが悪く不良少女として特別学校に入れられた2人はすぐに仲良くなり、その後数十年続くような仲だったとは意外です。
指の手術が出来なくなるまでのタイムリミットが刻一刻と迫るも、トーマスから病院へ行ってはいけないと止められ続けるデニスはもはや精神的に限界です。そこへバーニスが来て、あらかたの事情を聞くとデニスと残りの指を持って病院へ行くし、息子の手に指をくっつけるのは当然のことよ、と夫に宣言。夫婦間の力関係は想像通り。
麻酔対策でうっかり機密をしゃべってしまわないよう童謡で誤魔化していたジョンですが、目を覚ましてみるとまさかのナンと同室でそれ以前の問題でした(笑)
ただ、彼女は何も見えていないらしく、安堵と同時に罪悪感に襲われているジョン。
デニスとジョンの指はくっつき、迎えに来たトーマスと一緒に病院を抜け出せたはいいものの、あらゆる方面から追われる身の“ジョン・レイクマン”に早速保管室担当の義足の警官が迫っております。
レスリーが呼んでいたグレゴリーがパリに来てくれて、ジョンの手助けとして睡眠も食事も摂らずにかなり不安定な状態のジョンを心配してカウンセリングしてくれております。
今までした最悪のことを話すよう言われて、まず自分から……と大学時代の食い逃げを打ち明けるグレゴリーに対し、ジョンは殺人なんですよねぇ。客室係の男を撃ったことがやはり大きな心の傷になったままなのです。
ジョンのことをグレゴリーに任せている間、息子のマーカスとその妻〈ヴァレリー〉、そして孫に会いに来たレスリーは老害そのものなだけでなく、コカインとワインでハイのイカれたジジィ具合を露呈しております。来ない方が100倍マシだったかもしれません。
自分が死んだ時に夫や父親として死ねば今よりもっと泣いてもらえる、という理由でキャロルとパリで結婚していくこと、そして議員を辞めることを決めたエドワード。
「気乗りしなかったことを辞めるのは良い気分だ」という言葉がはたしてジョンにどれぐらい刺さったのか。
バチェラーパーティと一緒に、入院して表に出てしまった“ジョン・レイクマン”の葬儀もしようということに。
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▼次回、エピソード6