エピソード15『地質学へのいざない』“Dolomite, Apple Slices, and a Mystery Woman”
あらすじ
ひょんなことから趣味の合う年上の女子生徒と仲良くなったシェルドン。しかし、パパとママはそんなシェルドンを心配し・・・。
ネタバレ感想
いつも通りタムと図書館でランチしていたシェルドンは、必修でもない地球統計学の本をちゃんと読んでいる女子生徒〈リビー〉が気になり、タムに唆されて一緒にランチしようと誘います。女子に目を付ける際の理由がいかにもシェルドンらしいし、地質学者志望のリビーが加わったことで女好きのタムがやたらと背伸びするのが微笑ましい。
2人がリビーと居るのを廊下で見かけたジョージーは、夕食の席で「弟に彼女ができた」と発表し、ジョージも気になったのか図書館を覗いております。
早くもメロメロになっているタムだけでなく、知的な話ができるリビーを尊敬し始めているシェルドンは、夜にも長電話するほど距離を縮め始め、メアリーだけは「ティーンエイジャーと遊ぶのはまだ早い」とヤキモキ。
その後も3人の交流は続き、新鮮な地質学の世界にドップリはまり、更には男子トイレ前でまごついていたシェルドンをトイレに行かせている間、誰も入らないよう見張りまでしてくれるリビーはシェルドンにとって良き友を凌駕する存在になっています。
ヒューストンで上映される映画があり、地質学展もやるからリバーの運転で行かないかと誘われて親に相談したところ、ジョージとバァバは楽観的なのに対してメアリーだけは断固反対。
まだ幼いから友達の車に乗るのはダメだ、自分が連れて行くから現地集合しては?という案しか認められず、怒りを爆発させたシェルドンの発散方法が徹底的な掃除というのは健全で合理的です。
狂ったように掃除する息子に折れたメアリーは「ドライブを許すから先にリビーに会わせて」と交渉し、もっともな意見に納得したシェルドン。
チャラついていないリビーは大人受けも良さそうですし、受け答えも完璧でメアリーを安心させたというのに「子守は慣れてますから」というリビーのひと言に傷付いてしまったシェルドンはヒューストン行きを取りやめ。
まさか本当に恋愛対象として惹かれていたのかと思いきや、「対等だと思ったのに子供扱いされた」という悔しさからのショックでした。
母親から感情や肉体の成熟は賢さと別物なのだと諭されたシェルドンでしたが、プライドの高い9歳児の出した結論は「地質学は本物の科学とは言えない、趣味に近い子供じみたものだ」という無理矢理自分を納得させるもの。結局2人で映画を観に行ってリビーの肩に腕を回そうとしたところ「手をどけないと殴るよ」と厳しく拒否されて気まずくなったタムもこれに同意し、また2人きりのランチタイムに逆戻りですです。
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▼次回、エピソード16