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海外ドラマ≫≫Tom Clancy's Jack Ryan トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン3 1話ネタバレ感想

トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン シーズン3 予告編

エピソード1『ファルコン』“Falcon”

あらすじ

シーズン3はジャック・ライアンがソ連復活の秘密計画を調査するため、CIAロシア支局の支局長エリザベス・ライトと、ロシア・ハウスのトップであるジェームズ・グリーアの指示のもと危険な任務につくところから幕を開ける。そのころ、チェコ共和国での暗殺事件により、チェコ大統領のアレナ・コヴァチはロシアとの関係において危険な立場に置かれるのだった。

ファルコン

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ネタバレ感想

1969年ソ連、マトクサの立ち入り禁止区域に乗り込む2台の車。ミサイル発射試験が失敗したとのことで、ここは政府が秘密裏に運営する武器開発・実験のための敷地なのでしょう。

視察に来た将軍は寛大な姿勢を見せたかと思えば、一歩施設を出た途端、“ソコル”計画をこのまま続行すれば自分達の身に火の粉がかかるとして、部下の〈ルカ・ゴチャロフ〉に研究者達の始末を命じます。

将軍が去ると同時に、ルカは〈エゴロフ軍曹〉〈レーベジェフ軍曹〉に計画終了に伴う研究者の始末を指示してその場で命令を実行させました。

この数十年前の話が現代を生きるジャック・ライアンとどう繋がってくるのでしょう。

アメリカではなくイタリアのローマにいるライアンは、何やら現場に出て諜報員のような活動をしております。

この活動こそが、ソコル計画の調査の一貫だそうで、ロシア大使館の公使〈ゾーヤ・イヴァノヴァ〉からICチップを受け取り、ソ連衰退期に実行された“ソコル”計画では、レーダーに探知されない小型核兵器の開発が行われており、現在そのとんでもない計画が再開された上に兵器は既に開発済み、と情報を貰いました。

警備に放り出されたライアンが拠点のホテルに戻ると、なんとグリーアがいるじゃないですか(笑)しかも元気そうで、やはりしぶとい男です。

 

NATOチェコに地対空ミサイルの設置を要請したらしく、これを受けたチェコ〈アレナ・コヴァチ大統領〉は会談をするため、プラハにロシアの〈ドミトリー・ポポフ防相を呼んでおります。これを受けてロシア政府側はどう対処すべきか議論になっておりましたが、御意見番的な立ち位置にいたあのお爺ちゃんは年齢や口ぶりなどから察するに冒頭に出てきたルカっぽいですね。

コヴァチ大統領はロシア側の会談は非公開で、という方針を無視して秘書の〈デヴィッド〉にあらゆる報道機関に連絡してプラハ城にマスコミを呼ぶよう指示しました。

騙し打ちで大勢のマスコミを呼ばれていたポポフは面食らいますが、シャッターを切られ続けていては笑顔で対応する他ありません。

そのまま会談が始まり、ロシアがこれ以上ウクライナに侵攻しないと確約するならばNATOの要請は拒否すると宣言し、ミサイルより危険な侵略行為を続けるのならNATOの保護を求めざるを得ないと示して選択を迫るコヴァチ大統領。

 

ローマのアメリカ大使館に出入りするライアン。この男が来ると大使館閉鎖の危機に追い込まれますよ、大丈夫ですか?

CIAローマ支局長の〈エリザベス・ライト〉から「ヒーローはいらないの」と単独行動への牽制をかけられるも、相変わらず人の話を全く聞いていないライアンはIT担当者を訪ねてゾーヤから受け取ったチップの解析を頼みます。チップの中身は送受信可能な暗号化アプリで、位置情報はクリミア半島のどこか。おそらく完成された核兵器の在処を示しているのでしょう。

ここまでの捜査状況を会議にかけるも、そもそも情報源であるゾーヤの信頼性が足りず事実確認が不足していることと、米国はクリミア半島に近付けないので間違いを犯すリスクは避けたいとのことで「兵器の位置が特定されたら検討するわ」とエリザベスに一蹴されて終わりました。

正確な位置情報の特定は案外すぐにでき、バージニア州ラングレーのCIA本部〈ミラー長官〉宛にエリザベスから緊急の電話がかけられます。

電話会議になり、クリミアのセバストポリ港から出港した貨物船の積み荷に核兵器があると思われるので確認すべきだと発言するライアンに対し、ミラー長官は「元ロシア対外情報庁SVRの諜報員だったゾーヤの情報は信じられない」と懐疑的。

そこにエリザベスが「核兵器を運んでいるのを見過ごしたら問題では?」と助け舟を出してくれたおかげで、偵察のみ行ってしっかり裏取りしろとの許可が出ました。あーあ、偵察だけで済みませんよ、こりゃ。

駆逐艦に乗り込み、〈マコーリフ〉率いる特殊部隊と合流するライアン。この男、一応今も分析官という肩書きなのでしょうか?笑

ボートからお目当ての貨物船に乗り移り、隠密で内部を捜索しながら奥へ進みます。

核兵器こそ見つからなかったものの、アメリカに亡命するため密かに貨物船に乗り込んで隠れていた科学者の〈ユーリ・バシキン〉を見つけ、ソコル計画で製造を手伝っていたというのでこの男を連れて撤退です。

退避時に警備に見つかり銃撃戦になった挙句、巨大な貨物船から海へダイブするライアン。1話からとばしております。

すぐにローマ支局に電話をかけてエリザベスとグリーアに状況を報告。ただの偵察任務でロシア人を回収するなんて上層部が許可するはずもなく、ミラー長官に報告すればユーリは消されて任務は中止になると考えた結果、エリザベスはギリシャ沿岸の隠れ家に避難するよう言い渡しました。ついでに規則に従って動けと念を押しましたが、何の効果があるのやら。

グリーアもグリーアで、自分が上司だとライアンが暴走すると懸念して一歩引いているところがあるそうですが、本能的に暴走するタイプなので大して関係ないような気も(笑)

沿岸に迎えにきていた〈エリアス〉と合流し、特殊部隊とは別れユーリを連れて隠れ家を目指すはずが、どこで何がバレたのか、謎の連中に狙い撃ちされ迎えのチームは全滅。ユーリを守り車に乗り込んだライアンは必死に隠れ家を目指しますが、まずは追っ手を振り切らなければ隠れ家が隠れ家でなくなってしまいます。

カーチェイス序盤で2台の車に挟まれたベンツが不憫過ぎる(笑)

ここからどう追っ手を撒くのかと思えば、かなり早いうちに敵の車は自爆して、ガードレールを突き破り崖を真っ逆さま。ライアンは相変わらず運も味方につけているようです。

その後も別の追っ手が来て、ユーリがヤバい連中に追われているのは明らかですが、亡命が先だと言ってなかなか敵の正体を明かしません。命がかかっているのでしょうがないといえばしょうがないのですが、アテネの街をめちゃくちゃにしながら車で走り抜けるライアンはやはり他国からしてみれば貧乏神そのものです。相変わらずヤンチャしてるなぁ。ここまでやりたい放題するなら他の車を盗んで乗り換えた方が良さそうです。

目的地かは分かりませんが、車を降りたユーリは腹部を撃たれ、慌てて逃げ込んだ家に遅れて入ってきた複数のロシア人。

なんと傷を負ったユーリを椅子に座らせ自分は身を隠し、隙をついて背後から助けるのかと思えば明らかに殺されそうな気配がしても隠れっぱなしでそのままユーリを見殺しにする天晴れな畜生っぷりを見せつけてくれたライアン(笑)

これまで沸々と感じていた中途半端さへの不満も相まって、このシーンめちゃくちゃ笑ってしまいました。必死で逃げる際に披露される駆け回りながらのあの抜群の射撃性能があるならユーリも助けられただろ。助ける素振りすらないままユーリを殺され、自分が逃げるためならうっかり地元警察まで撃ち殺してしまう、それでこそジャック・ライアン。

 

会談の翌日、予定通りサッカー観戦に向かったコヴァチ大統領とポポフ防相

しかし、なんこそこでポポフ防相は狙撃されてしまうという急展開。

暗殺犯に仕立て上げられた男は殺されて死人に口なし状態です。

 

落ち着いたところでローマ支局に連絡を取り、ユーリ殺害とポポフ防相暗殺の情報が共有されました。

エリザベスから生贄にされたライアンは、ギリシャに不法入国した上、ギリシャ人1名を殺害したという見解になっているそう。すぐに出頭するかさもなくば戻れとエリザベスから指示されるも、「何者かが僕を消そうとしてきた。今戻れば全ては闇の中です」聞く耳を持たないライアン。怒れるエリザベスの横で、グリーアは「ジャック、戻るな」と加勢(笑)

外交特権はなく孤立無援の状態になるという何かしらの海外ドラマで見たことがあるような展開に陥ってしまったライアンに『楽園“パラダイス”の避難所』と暗号を伝えたグリーアでした。

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CIA分析官 ジャック・ライアン

▼次回、エピソード2

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