エピソード8『天国と地獄』“Chapter Eight: High Low”
あらすじ
元妻エレノアと新たな展開を迎えたボッシュ。チーフのアーヴィングは警察署だけでなく市全体に関わる一連の取引を行うことに。そしてボッシュに対するウェイツの執着が加速化する。
ネタバレ感想
やはりウェイツにも人の心があったようです。
にしても、正規の手続きを踏んで母親を墓地に埋葬するには正規の手続きが必要だろうにどうやってできたのでしょう。
パウンズはとことん悪どい男で、ボッシュの証言はともかくストークスの手から硝煙反応は出ておらず、虚偽の証言でクビにされたくなければ規定違反で後輩と関係を持ったボッシュに対して、『上司であるボッシュに強要されたためしかたなく関係を持った』と苦情を申し立てろとジュリアに選択を迫ります。
〈ジェスパー〉が見つかっていなかったアーサーの物と思われるスケボーは被疑者候補から外されたはずのトレントの家にあったものだったと発見。遠い記憶過ぎてトレント……?となりましたが、首を吊った元小児性愛者のあの男か。
こちらはお手柄ですが、ジェスパーはウェイツの件で一つ失態があったとボッシュに報告します。
ウェイツの逮捕直後に検事局を名乗る電話があって遺棄現場で何が出たか聞かれたのだそう。ボッシュと連絡が取れないと話していたことから迂闊にも発見された証拠品を教えてしまい、これがヒトデを言い当てられた原因でした。
改めてトレントの自宅に戻ってみると、白骨の第一発見者であるギヨー先生の姿が。トレントが越してきた当時、この辺りによくいた子供たちの事を聞いてみると、数年前引っ越した〈ブレイロックさん〉には里子たちがいて、この辺りでよく友達と遊んでいたと言うではないですか。
毎年届くというクリスマスカードから現住所が分かってエドガーが電話してみると、ブレイロック夫人はアーサーという子は覚えてないし子供の話はしなかったそう。
しかし、2枚ある写真のうちの1枚の背景は間違いなくブレイロック家が住んでいた家のガレージ前だと分かり、車で6時間の距離の現住所まで直接話を聞きに行くボッシュ。
夜が明けるまで車で待ったボッシュを迎え入れてくれたブレイロックさんは意外にも子どもを殺すようには見えないコミュ力高めの感じの良いおじさんでした。
反して、夫に警察から電話があったことすら話していなかった夫人の方はボッシュに対してかなり警戒している感じ。どうやら里子たちに濡れ衣をかけられると思っているようです。
とりあえず持参した写真を見てもらうと、ブレイロックさん自身が撮って焼き増したものだそうで、写っているのは「ジョニーと近所に住んでた友達さ」と。ジョニーというのがまさかのジョニー・ストークスで、一緒に写っているアーサーのことは“グーフィー”と呼ばれていたそう。アーサーのスケボーの写真も見せてみると、ジョニーが持っていたらしく、大会の賞品だと言っていたけれど置いて出て行ったから引越し前にご近所のトレントに売ったと聞かされました。やはりトレントは無実で、既に釈放してしまったストークスが黒幕だったとなると、ジュリアとの関係的にも署内での責任問題的にもますます危うい状況になってきたボッシュです。
そしてLAに戻る道中でまたウェイツの犯罪現場が見つかったと連絡が。
今度は男ではなく女性が被害者で、殺された売春婦はボッシュの母親が殺された時を再現したかのようにゴミ箱へ捨てられていました。当時マスコミが大々的に報道したそうで記事を辿って殺され方を調べてボッシュへの当て付けメッセージを残したのです。
ここでもまたボッシュに電話をかけてきており、ここまで派手に行動されながら隠れ家すら暴けない警察側が無能過ぎるような気がしてきました。
私利私欲のため、市長になりたいオシェイと本部長になりたいチーフが手を組み、これまた思惑があるタイプの〈イザヤ・オットー牧師〉に後押しを頼んだ結果、見返りとして警察委員の席を要求してきたようでチーフにとっては目の上のタンコブになりそうな存在がまた一人増えたようです。
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▼次回、エピソード9