エピソード6『過ぎ去りし日々』“Chapter Six: Donkey's Years”
あらすじ
ボッシュは娘のマディに会うためラスベガスに行き、かつて優秀なプロファイラーだった元妻エレノア・ウィッシュからウェイツに関して意見を聞く。LAに戻ったボッシュを待っていたのはウェイツの脅迫。そして白骨化事件の証人の取り調べにより、ブレイシャーが危険にさらされる。
ネタバレ感想
自分にかけられた懸賞金の報道を見て、以前教えられた番号に電話をかけてボッシュにコンタクトを取るウェイツ。
締め殺した男の死体が転がっている横で寛ぎながらのこの行動、やはりサイコパスとはこういうことなのか。
写真から見るにレイプというより合意の上の歪な親子関係なのかと深読みしてしまいましたが、ドラクロワは娘に対してレイプという名の虐待をしており、娘が弟を殺したと思い込んで過去の償いのために罪を被っていた、と。
“レッド・スタジオ”で仕事中のシーラに自白が虚偽だと判明したことや、探し物のあの写真を既に見つけている事実を叩きつけると、両親に恵まれなかった全てを弟のせいにして鬱憤を晴らすため虐待を繰り返していた、とうとう荷造りをして家を出て行こうとしている弟に気付きながら部屋で静かにして、アーサーが消えたことにホッとした、と真実を話しました。
つまりは、父親も姉も別の罪はあってもアーサー殺しの犯人ではないということでまた振り出しです。
てっきり遺体の歯を抜いたり顔を燃やすなり潰すなりして逃亡のための隠れ蓑にするつもりかと思いましたが、単純に殺しただけでモーテルに放置して行くというガチモンのサイコパスぶりを見せてくれているウェイツ。殺しの欲求が止められないということですか?
しかも相変わらずボッシュに電話をしてきては、敢えて自分の居場所をチラつかせて監視カメラにもわざと映り込み、まるでゲームでも楽しんでいるかのよう。
ベガスに居る娘を訪ねるため、元妻と再婚相手の〈レジー〉の自宅を訪ねるボッシュですが、とんでもないドセレブらしく、豪邸というかもはや御殿と呼びたくなるような家に見上げるほどの巨大ツリーが飾られていて圧倒されます。
エレノアもかなり品のあるミステリアスなタイプの美女で、なんだか凄い家族です。
マディはお年頃のわりに無邪気で、ロクに会いに来ない父親に対しても反抗期の素振りはありません。しかしこういう堅物刑事物は1人娘が居る確率が高いんですよねぇ。そう考えるとマディに危害が及ぶ展開も待っていそうです。
ボッシュが来ても関係なく小忙しそうなエレノアに、連続殺人犯ウェイツの1994年以前の経歴がつかめず正体が謎なのだと相談を持ち掛けるボッシュ。そのために来たのかと怒り気味なエレノアでしたが、やはり元プロファイラーの血が騒いだのか持参した資料を見てくれることに。
さすがはその道で活躍していただけあって、エレノアはあっという間にウェイツに関する様々な情報を見抜いております。
ボッシュが休暇を取っている間、エドガーはドラクロワから名前を聞いていたアーサーのスケボー友達〈ジョン・ストークス〉をあたります。
前歴がバリバリで、まずは保護観察官に接触。勤務先の洗車場を聞いて、さっそくベガスから舞い戻ってしまったボッシュとエドガーはストークスに話を聞こうとしますが、警察だと分かると必死に逃げ出すストークス。
念の為、事前に応援を呼んでおりジュリアと相棒も加勢しますが、逃げようとしたストークスから目に洗剤を吹きかけられていたボッシュは視界が悪く、ストークスを追い詰めているジュリアの呼びかけだけか聞こえるばかり。
次の瞬間銃声が鳴り響き倒れ込むジュリア。慌てて駆け寄ってまずはストークスに手錠をかけるボッシュ。ジュリアの方は防弾ベストのおかげで命に別状はなさそうですが、「俺は何もやってない!」の一点張りなストークスに対し、遅れてパトカーで追いついてきた〈エッジ〉は相棒が倒れているのを見て頭に血が上り過度な暴行を働いております。
状況がいまいち把握できないものの、これはウェイツが暗躍したか……?
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▼次回、エピソード7