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海外ドラマ≫≫CALL THE MIDWIFE コール・ザ・ミッドワイフ ロンドン助産婦物語 シーズン11 10話ネタバレ感想

Call the Midwife: Season Eleven [DVD]

第10話

あらすじ

ターナー医師らが乗った列車がノンナートゥス・ハウス近くの鉄道橋で衝突事故に遭い、ターナー医師とシスター・ジュリエンヌは共にケガを負ったまま客車内に閉じ込められてしまう。救護所が設けられ、ナースやシスターたちは次々とやってくるケガ人たちの手当てに必死にあたる。

来て!助産婦さん [ ジェニファー・ワース ]

ネタバレ感想

キャロルの第二子は小さ過ぎて生きられず、キャロル自身も意識はありますがなかなか胎盤が出てこず辛いことばかり。

ノンナートゥス周辺では列車事故の影響でてんやわんやしており、ナース・コリガンからの知らせでターナー医師とシスター・ジュリエンヌが行方不明だとフレッドに伝わりました。

ティモシーとのやり取りはフラグのように見える反面、ターナー医師が亡くなってしまうパターンはどうにも想像がつかず、それはないだろうという謎の安心感がある中、先に目覚めたのはシスター・ジュリエンヌの方。

しかし、すぐそばで倒れていたターナー医師もジュリエンヌの呼びかけですぐに目を覚ましてくれました。

脱出しようにも何かがドアを塞いでいるのですが、爆発でもしかねない状況なので一刻も早く列車から降りなければなりません。

乗り合わせていた〈ドロシー・カーニー夫人〉は火傷と大腿動脈からの出血があり、脳震盪と手首の骨折をしているターナー医師は比較的動けるシスター・ジュリエンヌと連携して応急処置に努めています。

 

避難所になっているノンナートゥス・ハウスでは、刺さったガラス片や解放骨折の処置も行われ、それでも避難してくる人は増えていく状況。軍隊で臨床経験があるらしいマシューも大きな戦力です。

 

列車事故の騒ぎがまだ伝わっていない産院では、ライオネルの到着を待ちながら陣痛の痛みに喘ぐエディナ。

運転士であるライオネルは死亡しており、今まさに出産しようとしている妊婦に報せが入っていないのは幸いととるべきなのかどうか……。

ノンナートゥス・ハウスでは減菌包帯と消毒剤が足りなくなり、ヒギンズさんが産院へ取りに行くとのこと。

エディナのために甘い物を探しに来たシスター・ヒルダとヒギンズさんが鉢合わせし、シスター・ヒルダは列車事故とエディナの夫の死を知ることになってしまいました。

シスター・ヒルダはその場で現状夫の死を報せるのは良くないと判断し、ヒギンズさんに確実な情報を手に入れてくれと頼みお産に戻ります。

 

ジュリエンヌとターナー医師の必死の救護も虚しく、カーニー夫人は亡くなってしまいます。

頭を打ったターナー医師は言語障害の兆候が見られており、自体はやはり深刻かもしれません。

ハウスでは事故を聞きつけたシーラも看護師として参戦し、数少ない人員ながらなんとか診察と応急処置をこなしていっております。ナース・コリガンも被害に遭った当事者ながら、軽症であれば医療従事者として人命を救うことが最優先のようです。いつもは甘くて大らかなシスター・モニカが非常時に覚醒し、神ですら脇に置いて対処しろと指示する様子がカッコ良過ぎます。

シスター・フランシスも情報を聞きつけて病院から戻ってきてくれ、居ても立っても居られなくなったティモシーも妹達を隣へ預けて父親の白衣と鞄を持参してノンナートゥス・ハウスへ来てくれました。

ヒギンズさんから父親がまだ車内に取り残されていると聞いて、呆然としながら橋にかけられた梯子の下まで来たティモシーは持っていた白衣のせいで消防士に医者と間違えられ上まで一緒に来て欲しいと言われます。

父親に呼び掛けながら歩くティモシーの声に気が付いたシスター・ジュリエンヌのおかげで、救助がやってきます。

ターナー医師の頭のケガを見ようとしたタイミングでこれまで気丈だったシスター・ジュリエンヌに心臓発作の症状が。自身は動けないままでも医学生の息子に的確な指示を与えられるターナー医師はやはり医者です。尊敬しかありません。

息があるうちに二人とも担架で運び出され、一先ず安心していいのでしょうか?

病院で処置が済んだターナー医師は冗談も言えるほど回復しており、逆にシスター・ジュリエンヌは座ることも難しい状態です。

この事件を受けてターナー医師は引退を考えたりするのでしょうか?ティモシーに後を託すにはまだもう少し頑張って貰わないといけないのに。ジュリエンヌもやはりノンナートゥス・ハウスに欠かせない責任者なのにどうなってしまうのか。

 

エディナは出産を終えて待望の男の子を腕に抱きますが、シスター・ヒルダとヒギンズさんから思いもよらなかった訃報を告げられました。

息子の誕生日が夫の命日になるなんて、一夜にして人生が一変してしまったことを考えると何と声をかければいいものか。

 

ハウスの惨状を見たヒギンズさんは、ゲイズリー・プレイス・ホテルに連絡。

そうです、こういう時こそ居て欲しいのはフィリスです。物事に動じず、シャンとして皆を奮い立たせながら誰よりも包容力があるフィリスの存在は偉大なのです。

激動の一夜を働き詰めで過ごし、クタクタのナースやシスター陣に問答無用で仕事を言いつけ叩き起こす人が帰ってきてくれてよかった。

あれほどの事故にもかかわらず、列車事故の死者は今のところ5名だそうで、悲しいことには違いありませんが、街全体の尽力の賜物にも思えます。

 

容体が落ち着いたキャロルですが、黄疸や痒みの症状が分娩後に治った点からして、妊娠性肝内胆汁うっ滞症を発症していたという診断が。

しかも次の妊娠でも起こり得る病だとのこと。

 

シーラの嘆き悲しみ様と、シスター・ジュリエンヌ自身の終わりが近いと悟った様子を見るに、やはりジュリエンヌは死期が近いのでしょうか。

カーニー夫人の娘〈ポーリン・ブレッテル〉がハウスに訪ねてきて、母親の所持品の中にあった、ジュリエンヌが止血用に貸したシスターのベールを返しにきています。いくら洗っても血の染みは落ちなかったのだと話しながらも、母親が最期の時をシスターと共に居られたなら安心した、と。

話を聞いていたシスター・フランシスは、一つの頼み事を申しでました。

というのも、死産で生まれた赤ん坊は伝統的に他の大人の棺に一緒に入れて埋葬されるという慣わしがあり、キャロルの第二子を9人もの子どもを産んだカーニー夫人に託したいと考えたのです。

9人の子供と18人の孫に囲まれてずっと誰かと一緒だったであろうカーニー夫人も寂しくないのではないかと考えればお互いにとってなんと良い案なのでしょうか。

 

娘のためにと気負い過ぎてシスターが止めるのも聞かず通常よりも早く退院してしまったエディナ。

死因審問があり、結果が出るのも先で精神的に不安定になっているエディナのために何かできないかと考えたシスター・ヒルダとヒギンズさんは、ツテを使って情報を入手し、ライオネルには深刻な脳腫瘍があることがわかっていて、決して不注意で事故を起こしたのではないとエディナに伝えました。

希望のあるニュースはもう一つあり、シスター・ジュリエンヌは肋骨の骨折によるショック状態が心臓発作に似た症状を引き起こしていただけで、回復してハウスに帰れるのだそう。

母親としての自覚が芽生え始めたキャロルにも、ポーリンとの交流を通じてママ友もできそうですし、地域ぐるみの暖かさとはこういう部分なのでしょうね。

激動のシーズン11も溜め息が出るほど最高でした。

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▼次回、S12エピソード1

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