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海外ドラマ≫≫BOSCH ボッシュ シーズン7 8話ネタバレ感想

エピソード8『ソニアのために』“Por Sonia”

あらすじ

ビレッツがハリウッド署殺人課の刑事たちの新しい配属先を掲示する。ボッシュはミッキー・ペニャを逮捕するための計画を実行に移すが、それは厳しい結果を生むことに。ビレッツの行動は署内に影響を及ぼし、マディは将来に向けある決断をする。

ソニアのために

ソニアのために

  • ミミ・ロジャース
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ネタバレ感想

特別委員会でチーフの続投が可決され、向こう5年は警察本部長としてチーフの思いのままになるようです。大丈夫か、LA市警。

決定票を投じたのはチーフの席を狙っていたはずのデルガドで、ボッシュに言わせれば「どうせ八百長だろう」とのこと。

以前から職場の不満を聞いてビレッツ警部補に退職を勧めていたアンは「泣き寝入りは駄目だ」とアドバイスしますが、それに対してキャリアを壊したくないビレッツ警部補は警察を訴えることを避けて自身の権力を使って署内で欲しいものを手に入れる、と豪語しておりこちらの方が現実的かもしれません。

LA市警の採用サイトを眺めているマディは本気で刑事を目指すつもりでしょうか。

マディは市警に応募し、ボッシュはビレッツ警部補に統合による異動の件で何かを提案しております。あの調子でいくと、いい加減チーフには付いていけないと感じて腐敗しているLA市警から脱却するつもりでは……?仕事人間なだけにそれでいいのかは気になるところですが、ボッシュの信条からするとこの先もチーフの下ではやっていけなさそうです。

 

どうしてもペニャを逮捕したいボッシュは懲りずにリースにFBI内部の動向を聞き、近々組織では大きな会合があり、大惨事の際や一斉摘発の際に出動するとされている重大事件対応チーム“CIT”も呼ばれたと聞きます。

リースの次には犬猿の仲だったアンダーソンの所へいき、チーフが二期目に就いたことに関してアンダーソンが握っている情報を記者に借りを作ってまで教えて貰うボッシュ

チーフは人気延長と引き換えにロペス市長の資金不正使用に関する捜査を揉み消し、市長はデルガドに圧力をかけた、というほとんど正解の“ウワサ”を聞かされます。

その際、チーフが見て脅しの材料にしたであろうFBIの捜査資料ですが、チーフはどうやってこれを手に入れたのか、チーフはFBIにどんな見返りをもたらしたのか、を考える2人。核心はすぐそばまで迫っております。

今訴えられて市警の恥を晒すことは避けたいはずのチーフがビレッツ警部補のところを訪ねてきて、クーパー警部の後任として昇格させる案をチラつかせていて、なんとまぁ分かりやすい抱き込みでしょうか。

ビレッツ警部補はこれを受けるようで、話が片付いて署を後にしようとするチーフに、待ち構えていたボッシュが声をかけます。

「汚いマネを!FBIと取引してペニャから手を引いたろ」と食ってかかり、最後には「くたばれ!」とまで言えるボッシュボッシュだよなぁ(笑)

熱い男のボッシュは独自路線を突っ走り、懇意にしているCIT職員と密会すると、自分もラスパルマス13の会合を張りたいと申し出ます。

10歳の少女が1人きりで死んでいったというのに、FBIは悪党を売って情報提供をするからと言ってペニャの罪に目を瞑ろうとしているんだと熱弁。

 

ビレッツ警部補から人事異動通知が貼り出され、ピアスは夜間勤務、エドガーは本庁の強盗殺人課、ボッシュとヴェガはコンビ扱いでウエスト管区に異動という番狂せな結果に。

エドガーはボッシュを差し置いて自分が本庁勤務なんて、ボッシュからの口添えがあったに違いないと考え、ヴェガはあのハリー・ボッシュが相棒になるということで及び腰、ピアスは夜間勤務になってしまいかなり落ち込んでいる様子。

これは……現時点での発表なだけで、ボッシュが抜けてピアスとヴェガがコンビ継続でウエスト管区の未来が見えてきました。

マディから嬉しそうに警官に志望した話をされたボッシュの複雑そうな顔が何とも言えません。

チャンドラーの意識も回復し峠は越えたとのことで、マディとしては喜ばしいことが重なりました。

 

エドガーはクビ覚悟で命令を無視してペニャを狙おうとするボッシュの魂胆に気付いていて、問い詰めて激しく説得しますが、ボッシュの本気度が分かると応援についてくれるようです。

さすがの説得が効き、会合の時間を教えてもらえたボッシュエドガーと2人きりで乗り込むことに。

エドガーに見張りの気を逸らしてもらった隙に、会合が行われるレストランへ裏口から単独で忍び込んだボッシュは、標的のペニャが現れるのを待ちます。

FBI捜査官のフリでペニャに近付き、付近で見張っていたエドガーに迎えに来させてそのまま手錠をかけたペニャを拉致。

ブレナーはカンカンでチーフに連絡を入れ、チーフもブレナーに応じてペニャをFBIに返すと約束しますが、こうなる事は分かりきっていたこと。ボッシュはあらかじめハリウッド署に呼んでおいたアンダーソンにチーフの裏工作を含む全てを話し、腐った取引を明るみに出せと指示。

チーフが乗り込んできたところで自分も残るというエドガーを逃がし、1人で責任を被るつもりのボッシュは、到着したチーフから停職を言い渡されます。

FBIに返すため、見張りをつけさせてペニャを正面玄関で待たせることにしたチーフですが、余裕のペニャはそこで一服しようとしたところをヘルナンデスに撃ち殺されました。

そして、ヘルナンデスも見張りの刑事に射殺されるという、刺し違えたとしても後味の悪い結末が待っていようとは……。

発砲音で外に出たボッシュは現場を目にし、チーフに「あんたのせいだ」と言い残してバッジを返します。

エドガーから連絡を受けて急いで帰ってきたマディは心配そうに父親に今後どうするのか尋ねましたが、「何か見つかるさ」というボッシュに覚悟を決めた様子で「手伝いたい」と。

ボッシュの刑事人生はここで一旦終了し、また新たな人生がスピンオフ作品に繋がるようです。この終わり方はなんというか、斬新でした。あんな辞め方でそのままなんて。退職金とかちゃんと出るのか気になります。

ラストには探偵免許を取る申請をしておりますが、身元調査をするのはFBIだそうで、大丈夫なのか(笑)

7シーズンにも渡った刑事ドラマで、汚職に立ち向かうというのはよくある展開ですが、嫌気が差して勢いで辞めてそのままニヤリとするようなどんでん返しもなく終わるとは。しかし思い返してみれば、『ボッシュ』はいつも現実的でどこかやるせない後味の残る終わり方が多かったですしね。

それにしても面白かった。スピンオフ作品はボッシュ親子がメインに事件解決に尽力していくのでしょうか?楽しみです。

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BOSCH / ボッシュ 撮影の舞台裏

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