エピソード9『未来へ向けて』“DNR”
あらすじ
ジャスパーとベラミーが探索を続ける中、ジャハが発見したことが広まり、クラークは平和を維持しようと奮闘する。
ネタバレ感想
シェルターの存在はすぐに伝えられたようで、ラボではレイヴン、マーフィー、エモリが居残って外に持ち出すテクノロジー集めをしています。
回収した荷物を運んでいる最中に、ロケットが自動で作動して起動発射システムがオンラインになったとの通知がレイヴンの頭の中に響きます。発作かと焦るお守り役のマーフィーを何でもないふりで追い出すと、ロケットの扉を開けて中に居たベッカの幻覚とご対面。
ベッカいわく「なぜ地下に住むの?ロケットがあるのに」とのことで、やはりシェルターへの避難よりも効率的な解決策はあるということか。
シェルターへの避難には、これはこれで別の問題が。
インドラがシェルターの存在を知っており共有するしかないけれど、森の民と氷の民の共存は不可能そうで、ロアンとの約束を反故にしなければならないとアビーから聞かされるクラーク。
ギリギリまでクラークにはこの事実が伏せられており、無防備なロアンを待ち受けていた森の民。しかしその後ろからは更にエコー率いる氷の民が出てきて森の民は矢で射られ、ケインやクラーク達も拘束されてしまいます。
帰り着いた王に「空の民と森の民が協力し神殿を奪いました」と報告がなされて空の民の裏切り行為が明らかに。
神殿は包囲され出入り不可とされてしまい、なんだかんだでクラークをめちゃくちゃ信用しているロアンは、この事実を知っていたのかと一応程度に確認してクラークの手枷を解いてやります。
インドラと話し合って平和的に解決しようと提案したクラークの案ものみ、「天敵同士共に暮らすよう説得できるのは君だけだ」と会談の場への同席を求めるロアン。もちろん拒否権はないし、拒否する理由もありません。
イリアンの家へ戻り、耕作を手伝うオクタヴィア。
〈アンカラ〉という近所の女性は「戦争よ。森の民が氷の民との戦に加勢をと言ってきている」と言ってイリアンを徴兵しに来たようです。イリアンはこれを断りましたが、村八分にされないものでしょうか。
自分が助けなかったせいで黒い雨に打たれて死んだ仲間のことを悔やむハーパーは、シェルター行きの荷造りもせず「戦うことに疲れたの」とのこと。
ジャスパーもすんなりとシェルターに行くとは思えないし、ちょっとアルカディアを留守にした隙に最後の砦でもあるベラミーまで腑抜けた感じになってしまっているし、モンティの心労が大き過ぎませんか?
ハンドレッドきっての常識人だし、彼女や親友を大事にする人情派ながら、こういう時はビシッと厳しいことも言えるモンティの株は上り調子です。よくぞまぁ、母親の死を乗り越えてくれました。
それでもハーパーは、パンクを気取った自殺願望のあるジャスパー派閥に仲間入りしてしまうんですねぇ。
銃を持ってバカ騒ぎしながら立て篭もるジャスパー達。迷惑この上ないし放っておいてもいい気がしますが、死ぬとわかっていて置いては行けないのか、扉を爆破してまで連れ出そうとしているジャハ。
「彼らには選択権がある」と言ったベラミーの言葉に納得したジャハは爆破を中止しますが、「判断力が鈍っているだけだ」となんとか助けたかったモンティからすれば納得いかないでしょう。
アリーが頭の中に居た時と同じ感じでずっとベッカの幻覚を追いやろうとしているレイヴン。
「あなたの脳には限界が迫っているから助けたいの」と語りかけてくるベッカは、要するにシェルターではなく宇宙に行って解放感を味わいながら死ねと言っているんですよね?うーむ。
迎えに来ると言っていたはずのミラー達が帰って来ず、自分達はここに置き去りにされたのだと勘違いしているエモリ。マーフィーは灯台に行こうと誘っていますがどうなることやら。
ロアンはシェルター内で会談を行うのですが、インドラだけかと思いきや森の民と結束した別の民の隊長達までズラリ。
共存交渉は決裂し、汚染まで残り6日しかない中、全ての民が入れるシェルターがありながら戦争を始めようとする両者。
レクサなら平和的解決を選ぶはずだとインドラを説得しようとしたクラークに対し「レクサなら民も言うことを聞くけれど今は総帥はいない」と。なるほどな。繋がりました。
ガイアの所へ行き、フレームを要求するクラーク。骨髄注射によって取り入れた闇の血を見せ「私を総帥にして」とクラーク節が炸裂です。
即位の儀式が始まり、とうとうワンヘダが総帥に登り詰める時がやってきました。
闇の血こそ全てなのか、そもそも空の民の超よそ者だと周知の事実なのに皆、クラークが黒い血を流すのを見てひれ伏しそうな勢いです。そもそも初代総帥が空から来ているという時点で関係ないのか?
しかし、フレームを入れる直前にロアンがアビーを連れて来させ、フレームを入れたら娘が死ぬかもしれないと考えているアビーはここでもまた自分の気持ちを押し通して「娘を闇の血にしたのは科学の力よ!」と宣言。なんという余計なことを……(笑)
「戦争で生存権を争うのは愚かなことだ、ワンヘダの話にも一理ある」と言い始めたロアンは、各一族から一人戦士を出して選抜を行ない、勝者がシェルターを手にするという案を出し、インドラもこれに乗っかります。次々に他の一族も賛同し、結局誰かは死なねばならないという話になってきました。
ポリスでこんな話になっているとは知らないアルカディア勢はシェルターに向けて出発し、ベラミーもジャスパーやハーパーに別れを告げて出て行ったのですが、なんとモンティが残っとるーーーー!!!!!
ハーパーに「愛してるんだ」と伝え、この場の皆が心変わりしてシェルターへ行く気になるのを待つ、と。モンティ……漢やで。
エモリ達のところにミラーとジャスティンがかなり遅れて約束通り迎えに来てくれました。
これでようやくシェルターに行けると喜んだのも束の間、「私はもうすぐ死ぬからここに残る」と宇宙行きの準備を進めているレイヴン。
「毎日痛みと共に生きてるの」と言われ、レイヴンの脚が不自由になった原因を作った張本人のマーフィーは「許してくれ、俺のした仕打ちを」と泣きそう。心からの謝罪を聞いて「あんたのせいじゃない、脚を失うのは平気だけど心は……」と本音を伝えるレイヴンも器がデカいよなぁ。
レイヴン本当にここで脱落なのでしょうか?ここまで重要なキャラなのに?マーフィーはかなり後ろ髪引かれてますが戻ってくるんじゃ?
どちらにせよ脳の具合が手遅れとなれば生き残るのは難しいのでしょうか……?
ポリスに到着したベラミーに事の顛末を話し、グラウンダー流の戦法も何も知らない自分達でも戦うしか道はないと言うクラーク。
と、そこへ。居候していたイリアンの家の庭で襲いかかってきたアンカラとその仲間をえぐめの皆殺しにして覚醒したオクタヴィアが現れました。空の民代表に納得してくれるのかは不明ですが、居るじゃん、グラウンダーの戦術を熟知してるツワモノが!(笑)
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▼次回、エピソード10