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海外ドラマ≫≫ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 10話ネタバレ感想

ゲーム・オブ・スローンズ 第二章:王国の激突 DVDセット(5枚組)

EPISODE 10 勝者 Valar Morghulis

あらすじ

戦闘で傷を負い意識を失ったティリオンだったが、目覚めると頭に包帯が巻かれた状態でベッドに寝かされていた。スタニスに勝利した新王ジョフリーは玉座のある謁見室で戦闘で功を立てた者を称え、祖父タイウィン公に国の統治を引き受けてほしいと“王の手”に任命。ラニスター軍と同盟を組み参戦したロラス・タイレルには、サンサとの婚約を破棄して彼の妹マージェリーを王妃にすると約束する。一方、ウィンターフェル城を占拠したシオンは北部軍に囲まれ、ルーウィンはシオンに降伏するよう進言する。孤立無援となったシオンの部下までも謀反を起こす。デナーリスが“不死者の館”でドラゴンを見つけた頃、“壁”には真の脅威が迫っていた…。

ネタバレ感想

ティリオンは無事に目覚めますが、気を失っている間に戦は終わりタイウィンが戻った事で“王の手”も解任され戦の功労者とは思えない扱いを受け質素な部屋で寝かされています。

そしてジョフリーから正式に“王の手”として任命されるタイウィンと、ラニスター家とタイレル家との結束への貢献としてハレンホールと付随する全ての土地・収入を与えられたリトルフィンガー。

タイウィンが連れて来ていたのは花の騎士ロラス率いるタイレル家の騎士達だったんですね。

ということは…となりますよね。

戦への貢献の褒美として、夫レンリーを亡くしたマージェリーとジョフリー王の婚姻で両家を永遠に結びたいとの申し出に“余は婚約している”とジョフリー。すかさずサーセイが“謀反で死罪になった男の娘と結婚するのは賢明ではないと小評議会は判断するでしょう サンサ・スタークとの婚約解消を懇願します”と公の場でサンサを乏しめ、勝手に小評議会の名を使った茶番劇で仕方ない風を装い婚約解消、さらにロラスの妹マージェリーと結婚宣言しました。

“今日から最期の日までそなたを愛す”

どこかで聞いた台詞です。

呆然とするサンサでしたが、ようやくこの家族から解放される事に思わず笑みが溢れます。しかし追って来たリトルフィンガーに“彼は今後も喜んであなたを殴るでしょう 彼はオモチャを手放しません”と告げられます。婚約が取りやめになったからと言ってジョフリーやサーセイがみすみすサンサを手放す訳がないのです。むしろ捕虜として格下げになり扱いが悪くなるのではないでしょうか。不安気なサンサに“必ず家に帰してあげましょう”と言うリトルフィンガーですが…こいつキャトリンの代わりにキャトリンの若い頃に似ているサンサを手籠めにしようとしてるんじゃ…。

 

娼館で働くロスの元にヴァリスがやってきて、ジョフリーに暴力行為を強いられた事やティリオンの弱みとしてシェイの代わりに捕らえられていた事まで伝わっていたようで、“あなたの雇用主と違って私は従業員を守ります”として、自分の相棒としてスパイをするよう誘います。

リトルフィンガーを恐れるロスでしたが、ヴァリスは彼の弱みも握っているそう。

 

ジェイミーを王都へ移送中のブライエニーは、道端の木に3人の女性の遺体が吊るされているのを見つけます。

“獅子と寝た者たち”つまりラニスターの兵士と寝た謀反人として北のスターク軍が殺して見せしめに吊るしているのです。

この女性達を埋葬しようとするブライエニーでしたが、そこに3人のスターク兵が歩いてきます。

移送しているのがジェイミー・ラニスターだと知られれば殺されてしまいますが、キャトリンの命でジェイミーを生きて王都まで移送しなければならないブライエニー、咄嗟に誤魔化し、ジェイミーも自分が殺されるかもしれない状況をよく分かっているので話を合わせます。

しかし1人の兵士がジェイミーの顔に見覚えがあり、キングスレイヤー《王殺し》だとバレてしまいます。言い訳ができなくなってしまったブライエニーは戦闘になる前に3人の兵士を瞬殺して切り抜けました。お強い。

 

タリサを愛しているからフレイの娘との結婚を取りやめたいとキャトリンに訴えるロブ。あんなに勇ましく承諾していたのに勝手だなぁと思わなくもないです。説得するキャトリンにも食ってかかりますしこれも恋は盲目というやつでしょうか。

 

戦いに敗れたスタニスは苛つき、メリサンドルの首を絞めて責めています。

“俺は弟を殺した”と嘆くスタニスに“私たち2人で殺したのよ”と言うメリサンドル。あの黒い影の正体は結局なんだったんでしょうか。

弱気になるスタニスにメリサンドルは炎を見せます。暗示にかかったように自分の勝利を見るスタニス。このおじさんはダメです。

 

さてさてお待ちかね屑のシオンの登場ですよー。

どうやらロブの派遣した500人の北部兵に包囲されているようでひっきりなしに角笛が鳴り響き眠る事も出来ず、父親に連絡しようにも自分で使い鴉を殺してしまったのでそれも出来ません。

20対500じゃ勝ち目は無いから逃げて過去の罪が全て赦されるナイツ・ウォッチ《冥夜の守人》になれと助言するルーウィンでしたが、プライドだけはお高いシオンに逃げる選択肢はないようです。

たった20人の鉄諸島の兵を鼓舞し気迫あるスピーチに士気が高まりきったところでシオンは側近に後ろから殴られ気を失います。

そもそも戦う気などなかったようでシオンはとことん馬鹿にされているよう。

何事かと駆けつけたルーウィンまで槍で刺されてしまいとんだとばっちりです。ウィンターフェルの良心が!

 

戦場でティリオンを襲ったマンドン・ムーアはサーセイの命令で動いていたと伝えるヴァリス

ブロンもシティ・ウォッチを外され山の民はタイウィンから大金を受け取り山へ帰った後でティリオンの後ろ盾がどんどん排除されていっています。

ヴァリスは、肩身が狭くなっていくティリオンと一緒に居ては自分の身も危うくなるのでしばらく会えなくなると伝え、そのお詫びなのか連れてきたシェイと再会させました。

ティリオンの顔の包帯をかなり無造作な手つきで取るシェイ。痛い。もうちょっと優しく…!

酷い傷跡を見て、これが実の姉の差し金だとシェイも聞いていたのでしょう、また命を狙われる前に町を去りましょうと頼みますが、ティリオンは“ここが俺の居場所だ”と。

それでもティリオンを理解し側に居続けるというシェイに感極まるティリオンでした。

 

暴走王ロブは勝手に牧師を呼んで2人きりの式を挙げ結婚の契りを交わしてしまいました。“北の王”と呼ばれる立場にありながら少し勝手すぎやしませんか、このハンサム。

 

デナーリス達は幽霊の館とも言われる不死者の館に来ますが入り口がどこにも見当たりません。

塔に沿って一周するデナーリスを背後から追いかけるジョラー。しかし一瞬のうちにデナーリスだけがその場から消え、1人塔の内部に入ってしまいました。

 

無事ハレンホールから抜け出したアリア達は道中岩壁の上に立つジャクェン・フ=ガーの姿を見つけます。

しかしこちらも次の瞬間アリアの背後に立つというイリュージョンを見せてくれます。何者だよほんと。

ここを通るのを分かっていたようで待っていたそう。衛兵をどうやって殺したのか聞き、自分にもやり方を教えてくれと言うアリアに“なら一緒に来い”とナロー・シーの向こうにあるブレーヴォスへ誘います。ダンシングマスターの故郷ですね。

アリアが夜な夜な呟く復讐したい相手の名前の事を何故か知っているジャクェン。ブレーヴォスへ行けば全員始末できると言いますが、家族を捜すために今は行けないアリア。

そこでジャクェンは一枚のコインを差し出し、もし今後自分が必要になればこのコインをブレーヴォス人に渡して“ヴァラー・モルグリス”と言えばいいと教えてくれました。

“ジャクェンは死んだ”と一言残し後ろを向いた彼が振り返るとなんと別人の顔に!こいつやはりイリュージョン…。

「顔のない男」とは何なんでしょうか。これも黒魔術みたいなもんでしょうか。とにかく、前の顔の方が良かったと思います。

しかも「アリー」で通しているアリアを最後に“アリア・スターク”と呼びました。お見通し過ぎだろ。

 

隠れていたオシャ達は外の異変に気付き城内へと出てきます。変わり果てたウィンターフェル城に言葉を失うブランとリコン。

2人のダイアウルフが森の木の下で息も絶え絶えなルーウィンを見つけます。駆け寄るリコン。

ここを離れジョンのいる“壁”へ向かいなさいと話し、オシャには自分の同胞達つまり野人から2人を守れと言い遺した上で苦しみから解放してくれと頼みました。ルーウィンの死は本当に悲しい。

4人は未だ煙を上げ続ける城を後にして北を目指します。

 

ドラゴンの鳴き声に導かれるように塔の中を進むデナーリス。

数ある扉の一つを開けるとそこは雪の降り積もる廃墟のような場所ですがどうやら玉座の間のようです。恐る恐る玉座に触れようとしたその時、またドラゴンの鳴き声が聞こえ先に進みます。

デナーリスが出た扉は“壁”の門扉で、北側へと足を踏み入れました。先には薄っすらテントの中に燃える火が見え、中へ入るとドロゴが息子を抱いているではありませんか。幻術なのでしょうか。会話が成立しております。

幸せに浸るデナーリスでしたが意を決してテントを後にしました。

戻ってきた扉の中には鎖に繋がれた三匹のドラゴン達が。そしてあの胡散臭い黒魔道師もついに姿を現します。ほんと何度見ても胡散臭い。

ドラゴンがいると彼らの魔法の力は強まるそうです。胡散臭い。

その強さを保持するためにデナーリスとドラゴンをこの場に閉じ込める為の罠だったよう。

気が付けば手枷を嵌められピンチのデナーリス。一瞬ドラゴンの方を見やり“ドラカリス”と命じると敵を殲滅せんとばかりにドラゴン達が火を吹き黒魔道師を燃やしてしまいました。果たしてこれが本体だったのでしょうか。

 

捕らえられたハーフ・ハンド、クォリンは、ジョンにマンスの軍に潜り込みスパイをさせるためわざと喧嘩をふっかけ仲間割れを偽装していましたが、更に白熱した演技で“裏切り者め!”と剣を取りジョンに襲い掛かりました。

2人がどうなろうとしったこっちゃない鎧骨公は仲間割れの様子を楽しみジョンにも剣を持たせます。

熱くなるバトルでしたが、まさかのジョンがクォリンの胸を串刺しにして殺してしまいました!ジョンもやっちまった顔してますけど、えぇ…!

これでジョンは間違いなく野人に信用される事になり、スパイになれという作戦は成功に近付きましたがまさか自分の命すら投げ出して任務を遂行させようとは…。ナイツ・ウォッチの覚悟を改めて見せつけられました。

最後の言葉も“俺たちは壁の見張り人だ”と自分に対しても、そしてまたジョンに対しても言っているんですね。

手枷を外してもらったジョンが見たのは“壁の向こうの王”マンスの居る広大な村でした。

 

ドラゴンを連れてクァースに戻ったデナーリス達は、ザロ・ゾアン・ダクサスと自分の侍女が寝ている現場へ踏み込みます。あの死んでしまったメイドとカリーシがドラゴンに餌をやってキャッキャウフフしていた様子に妬んでいた方の侍女です。裏切りましたね。

剣で脅して金庫を開けさせましたが、あれだけ自慢していた富など何もなく中は空っぽ。ただのハッタリだったよう。

代わりに裏切り者の2人を金庫に閉じ込めるというジワジワ系の死刑宣告です。ありったけの金と宝石を奪い小舟を調達するみたいですよ。まあまあゲスくないですか(笑)

 

サム達は角笛の音を聞きます。ジョンとクォリンが帰ってきたのだと思うと、2度目の角笛が聞こえ野人を警戒する三人。しかし更に鳴るはずのない3度目の角笛が。

そうです、ホワイトウォーカーの襲来です。急いで逃げる三人でしたが、サムだけ転んでしまい逃げ遅れ岩の陰に隠れます。

辺りは亡者だらけで人も馬も完全にゾンビ。馬に乗った青い目のホワイトウォーカー。もう完全にちびりそうなサムですがここでも愛嬌は抜群です。

しっかり目が合いましたが、こんな小物どうでもいいと言わんばかりにスルーされ、亡者の大群を引き連れ戦争モード突入の衝撃ラストでした。

いや、無理ゲーやん。

 

シーズン2の感想は「もしかしてジャクェン・フ=ガー最強じゃね?」に限ります。

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 ▼次回、S3エピソード1 

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