海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフシーズン2　11話ネタバレ感想

第11話『心理戦のゆくえ』“Two Courts”

あらすじ

自宅マンションの12階から男性が突き落とされ死亡。遺産の相続人から外されるのを嫌がり父親を殺したとして、息子スコット・バウアーが容疑者となる。アリシアたちは彼の弁護を引き受けるが、バウアーの依頼で、陪審員の表情を読む専門家メディーナも弁護チームに加わることに。一方ピーターは、選挙資金を調達できるという2004年の選挙スタッフ、アダム・ボラスを連れてくるが、イーライはその資金の出どころを危ぶみ……。

ネタバレ感想

初っ端からダイアンがケイリーを呼び出し、将来のシニア・アソシエイトの座を約束する事で新事務所に来ないかと引き抜きをかけております。これは面白い。ケイリーがまた弁護士側に返り咲いてくれると、今の敵対関係での面白さはなくなるもののシーズン1のように近くにいて仲間だけど癖のある男という面白さを見せてくれそうで期待してしまいます。

遺言者の書き換えについて口論となり父親を殺したという容疑をかけられた〈スコット・バウアー〉の弁護に挑むロックハート・ガードナー事務所。

表情分析の専門家〈メディーナ〉を多額の報酬で臨時雇用し、陪審員の僅かな表情の変化を読み取る戦略も用いての挑戦です。

判事がウィルのバスケ仲間だったという事で有利かと思えたこの一件ですが、プライベートでのバスケの試合中にウィルがファウルをかました事に腹を立ててか何かと検察側の言い分を認め、弁護側にあからさまに厳しいのです。

被告人もまた、趣味で着ていたナチスのコスプレ写真が飲酒癖の証拠として採用されたりと陪審員裁判においてはとにかく避けたい偏見に悩まされてしまいます。

ウィルは法廷で裁判長の回避を求め、バスケの試合中のファウルの事まで言及した上でアリシアにも嫌味を言わせて裁判長への偏見や不信感を煽る作戦に出ました。

そんなこんなで裁判が終了し、あとは陪審員の評決を待つだけでしたが、その答えはあまりにも早く出ます。

メディーナが入場してきた陪審員達の表情を見やり「無罪です」と自信満々に言いホッと一安心したウィルとアリシアですが、発表された結果は「被告人は第一級殺人で有罪」というものでした。

これまで高い実績を出している専門家とはいえ、カリンダによると『予想できるケース』ばかりを請け負っていたから当然の結果だと。

胡散臭い魔法使いメディーナの愕然とした表情は見ものでしたが、事務所としては苦い結果となりました。

カリンダはブレイクから「これからは僕が君のスーパーバイザーだ」と言われ、ボス面してくるブレイクにブチ切れです。

ポッと出のメディーナにまで高額な報酬を支払うにも関わらずウィルに掛け合った年収5万ドルアップという自分の要求が撥ね付けられた事で、ダイアンにつく決心がついたよう。

新たな事務所にダイアン、ケイリー、カリンダは面白すぎる…と胸熱でしたが、デリックがアリシアの身辺調査をしていた事がカリンダに暴かれた事でそれがウィルに伝わり、ウィルはデリックを問い詰めます。

デリックはブレイクを使って事務所のスタッフ達の身辺調査をさせていたようで、手を組むふりをして自分の事も孤立させようとしていると踏んだウィルはゴリ押しでカリンダの年収アップを認めさせ、ダイアンにはデリックの本性を知らせた上で逆に手を組んでこの男を追い出そうと協力を仰ぎました。

「自分がパートナーになれる保証が欲しい」、とえらく前向きな要求をしてきたケイリーに気まずそうに「事情が変わったの」と話すダイアン。「僕は要らなくなったのか」と悲しい笑いを見せるケイリーの振り回され加減が良い味出しております。が、ここで終わりというわけでもなくダイアンはロックハート・ガードナーに戻ってこないかと提案するのです。おぉ…！

満更でもなさそうなケイリーは「アリシアの倍の給料とポストも彼女の上なら」と条件を出しました。いつまでもアリシアに執着しているところがやはりケイリーなのです(笑)

グッド・ワイフ彼女の評決シーズン2＜トク選BOX＞ [ ジュリアナ・マルグリーズ ]