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海外ドラマ≫≫the good wife グッド・ワイフ シーズン2 12話ネタバレ感想

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第12話『ネガティブ・キャンペーン』“Silly Season”

あらすじ

刑務所内で、受刑者のウィンストンが首に歯ブラシを刺され殺される。出所を2週間後に控えたジョーイ・チャーチに容疑が掛かり、アリシアたちは弁護をすることに。一方、ウェンディは自分と白人の夫とのキスをからかうビラを持って、チャイルズを訪ね、黒人の支持層を崩そうとしたのかと尋ねる。しかし彼は関与を否定した上、三つどもえの選挙戦からピーターを引きずり下ろす作戦を、ウェンディに吹き込み……。

ネタバレ感想

刑務所内で起こった囚人同士の殺人事件の容疑者をプロボノで弁護するアリシア達。初期からしばらく耳にしなかったもののここ最近よく出てきますね、『プロボノ』。公益弁護、つまり弁護料を取らずに引き受ける案件なのですがこれはどこかから補助金が出たりするのでしょうか?仕組みがイマイチ分かっておりませんが、前ほどじゃないにしろ財政難に喘ぐ事務所がこういった案件を引き受けて大丈夫なのかとよぎります。

殺害を否定する被告人〈ウィンストン〉に対し、証人として呼ばれた事件当時の看守は、刺された瞬間を目撃した訳ではなく凶器として使用された歯ブラシにウィンストンのDNAが検出されたというなんとも頼りない理由で彼を犯人だとしていたことが分かります。

歯ブラシがウィンストンの物ならDNAが検出されるのは当たり前の事で、なおかつ刑務所内では囚人同士の窃盗など日常茶飯事だということは想像に容易い事です。

『弁護側』と言われる判事でなくてもこれは呆れるような杜撰さでしょう。さらにアリシアは検察側の次の証人に関しても、偽物の嘘発見器を使った事を理由に挙げ正当ではないと主張します。

不利な状況に陥った検察側のケイリーと、ここ最近よく出てくる黒人女性の検事補〈ジニーバ〉が狙いを定めたのは別の受刑者でウィンストン本人から「チャーチを殺した」と言っているのを聞いた〈ハウウェル〉という男でした。

この男によるとウィンストンはNワード、つまり黒人を蔑称した『ニガー』を意味する差別用語に腹を立てて被害者殺害に至ったのだとか。

仮釈放の聴聞が迫っているハウウェルに証言させるため検察の取り計らいがあったアリシアが訴える事もお見通しで、『こう聞かれればこう返せ』というマニュアルまで暗記させるケイリー。さすがです。

ケイリーの思惑通りのポイントに食いついたアリシアは証人からの予想外の返答を受けケイリーにハメられたと気付くも時すでに遅しでめちゃくちゃに悔しがっておりました。

 

ケイリーはブレイクに付け回されている事に気付き、カリンダの助けで調べておいた時に得た情報を使ってブレイクを真正面から挑発していましたが、アレはなかなか気持ち良かったです。

チャイルズ及び検察にマークされ始めたカリンダですが、最初ケイリーが密告を働いた結果かと思いましたがケイリーはカリンダに直接探られている事を教えてあげていたようですし、何だかんだここの友情は成立しているのか。

経費削減のため予算も大幅カットで捜査にあたらねばならない検察をよそに、ロックハート・ガードナーは無料で引き受けるプロボノに対しカリンダとブレイクという二人の調査員を動員するほど力を入れている事を不自然に感じたケイリーでしたが、実はこの事件の背景には麻薬組織のボス、ビショップが関わっていたようです。

事務所でビショップ相手に話すデリックとブレイクがこれまたキナ臭い。ウィルとダイアンは遠巻きにその光景を見やりながらも結託したと勘付かれないよう演技に力が入ります。ウィルと意見が割れ怒鳴り合う演技を見せるダイアンの楽しそうなこと(笑)

 

デリックがブレイクに用意させたという刑務所内の監視カメラの映像を証拠として使い、殺害の動機をNワードではなく、愛娘の写真を見せられ家族を皆殺しにすると脅されたからだと弁護の方針を切り替えることになりました。

検察側はもちろんこの監視映像に映るウィンストンを脅した相手を調査するのですが、偽名に偽造IDが使われており、どうやって面会に漕ぎつけたのか怪しさ満点です。

そして大規模な職員数の中でこの正体不明の男の面会に立ち会ったのはまたしても最初にあやふやな証言をしていた看守でした。

偶然の一致にしては出来過ぎている人選に不信感を抱きこの看守を調べた結果、二年前まで厩舎で警備員をしていたことが分かります。厩舎といえば、いつだったかカリンダとアリシアがビショップを訪ねて厩舎に行ってたような。

殺害された囚人はサッカーチームのコーチをしていた過去があり、そのチームの出資者はビショップの経営するクリーニング店という事も分かり、どんどんと真相に近付いていきます。

長年ビショップ検挙に向けて力を入れていた検察はこの関係性を利用して司法取引でウィンストンにビショップを密告させようと目論みますが、ここで組織に従じて黙っていないのがケイリーなのです。

別件で召喚されていたビショップに近付き、おいしい話があると誘いまさかのビショップ張本人を証言台に立たせてしまいました

このやり方はチャイルズすらも敵に回していませんか(笑)

結果、脅迫ではなく家族の安否をウィンストンに知らせるよう取り計らったとビショップが証言した事が決め手となったようです。

 

今回、ろくな絡みがなかったもののカリンダとブレイクの間で交わされた短い会話に大きな進展を感じます。

わざわざカリンダを呼び止め「カナダだっか…8年前火事で死亡し遺体は出てないリーラ・タヒリの事だよ」と彼女の隠す素性について挑発的に話すブレイク。やっと『リーラ呼び』の理由が分かってきました。

 

選挙方面では、ネガティブ・キャンペーンでの黒人差別に対しアリシアの職場に押しかけてきたウェンディ。

ピーターの資金源でもあるPACがウェンディのネガティブ・キャンペーンで作成したビラを見せ、同じ子供を持つ母親としてアリシアからやめさせるよう介入を要求しに来たようですが選挙に関しての事を取り合わないアリシア

この対応を分かっていたと言わんばかりにウェンディはザックとベッカが写った写真に「息子が彼女を妊娠させ、中絶費用は父親が」と謳った嫌がらせのビラを見せ半ば脅しのような形アリシアに詰め寄ります。このおばさんイーライを引き抜こうとした事も記憶に新しいですし、なかなかゲスいんですよね。

このビラの真偽に対しイーライが動いてくれるのですが、またもやイーライvsベッカの攻防戦が繰り広げられ、イーライが大人の余裕を見せつけ爽快に蹴散らしてくれました。

ピーターも家族を守るため破産覚悟で後援会のPACを切る決断に踏み切り、それを知ったアリシアは複雑ながらもホッとした表情。

ピーターの「愛してる」に対する答えが「わたしも」ではなく「知ってる」だった事に複雑な気持ちを残している感じを見せますが、寝室への扉が開かれた事は夫婦にとって大きな一歩となりました。

グッド・ワイフ 彼女の評決 シーズン2<トク選BOX> [ ジュリアナ・マルグリーズ ]

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▼次回、エピソード13

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