第17話『死因審問』“Invitation to an Inquest”
あらすじ
ある判事が自動車事故で死亡し、残された妻から依頼を受けたアリシアとウィルは、保険金を確保するために生命保険会社と対決する。ケイリーは、事務所に大口の仕事をもたらした父親と対立する。
ネタバレ感想
イリノイ州の最高裁判事〈ロジャー・ラドウィグ〉が自動車事故で亡くなり、その妻〈ジェニー〉から保険会社が支払いを拒否していると代理人を頼まれたアリシア。
保険会社の〈ホブソン〉は、ラドウィグ判事の死の原因がただの事故ではなく運転中の携帯電話の使用による過失だったとし、200万ドルの保険金の支払いのうち1割程度なら払ってもいいなどと言い張り臨戦態勢に入ります。
今回の『死因審問』というものはこれまた特殊で、そもそも行われる場所が検事局遺体安置所の地下というジメッとして薄ら寒い環境という事から始まり、いつもの「異議あり!」は通用せず、弁護士からの質問はそれぞれ3回までしか出来ないという謎制度。
慣れない状況に苦戦しそうなアリシアを見かねたジェニーはすぐさまウィルに援護要請を出しアリシア達は弁護団となり、現場調査中のカリンダ・ロビンチームと突破口を探します。
ホブソンはどうしても保険金を支払いたくないのが見え見えで、不利な状況になってくると次は自殺だったと主張し始めました。
というのも亡くなった判事もウィルの法曹バスケの参加者で検事局汚職対策チームからの捜査対象となっていた上に妻には内緒の多額の借金を抱えていたのだとか。
話が進むにつれて、他殺の疑いが浮上した事で審問に呼ばれた検事補がジェニーの事件当時のアリバイが嘘だった事を突き止め、保険金どころか夫殺しの殺人容疑がかけられそうになる始末。
苦しくなってきたところで、カリンダとロビンのお手柄によって事件の実態が明らかになってきました。
二人は聞き込みを続けた結果、判事の不倫相手が家族ぐるみで付き合いのあった女性だと発覚し、内密に詳しく話を聞く事で不審な車の目撃情報がとれ、アリシア達はかなり有利に。
最終的には和解に応じたホブソンが満額支給を約束し、ジェニーは200万ドルを手にする事が出来ました。
事務所ではケイリーのフューチャー回だったようです。
大手製薬会社エモンズが顧客になったと大喜びで、相手方が見込みがあると気に入ったらしいケイリーを讃えたダイアンですが、当のケイリーは身に覚えが無さそうな怪訝な表情を見せます。
それもそのはず、オフィスに戻ってみれば父ジェフリーがおり何故自分が指名されたのか合点がいってしまったんですね。
顧客として対応するケイリー率いるアソシエイトチームでしたが、ジェフリーが次から次へと口を挟んできて無理な要求を通そうとしてきます。
更には同期のアリシアに昇進を抜かされたケイリーに嫌味を言うだけでは留まらずダイアンに直接話をつけたようで、アソシエイトだけでなくパートナーであるダイアンにも対応して欲しい、と。ダイアンも経営者として年間500万ドルの大口顧客をみすみす逃すはずもなく彼らの要求は全て通したいという考えでしたが、しばらくするとジェフリーは「上の方針で他の事務所と組むことになってしまいました」と断りを入れてきます。
これではぬか喜びな上不愉快で面倒な思いをしただけじゃないかとイライラしそうになりますが、そこにエモンズのCEOと共に現れたケイリーはお見事でした。
なんとCEOのランチの席に出向き独断で説得を試みたのだとか。州検事とのコネもあると話し、ケイリーを気に入ったCEOは事務所との契約を決めてくれます。
自身の株も功績も上げ、かなりスカッとするやり返し方でありましたが、ケイリーはよほど父親に愛想をつかしているのか最後には「一緒に仕事ができるな」と手の平を返してきたジェフリーに「この件は法務部長と二人で進めることになった 上の方針で仲介は要らないんだ」とバッサリ。思いの外黒いケイリーが出て終わりましたが、まあこの父親なら縁を切る方がケイリー自身のためになりそうです。
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