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海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン2 6話ネタバレ感想

MR.ROBOT/ミスター・ロボット シーズン2 バリューパック [DVD]

エピソード6『マスタースレーブ』”eps2.4_m4ster-s1ave.aes”

あらすじ

エリオットに自分の価値を証明しようとするミスター・ロボット。ダーリーンとアンジェラの計画は予想外の方向に。

ネタバレ感想

冒頭からアメリカンファミリードラマ『アルフ』をオマージュしながらオルダーソン一家が80年代風な描かれ方をしています。レイに闇サイトへのアクセスがバレどう考えてもヤバい現実と不自然なまでのコミカルさがミスマッチ過ぎて不安を助長させるブラックユーモアが満載な仕上がり。よりによってこのタイミングでファミリーコメディ的なパロディ演出を入れてくるかー、と一種の悪趣味さを感じさせる突き抜け方が『ミスター・ロボット』らしくてゾクゾクしました。タイトルまでもそれっぽく出ていて感心すると同時に、一体この場違いなセット丸出し感やCGの粗さ、ドッと起こる笑い声がいつまで続くのかと思いましたが、15分以上という想像以上の長尺でこの演出は続きます。エリオットだけはいつまでも置いてけぼりですが。

個人的には、それぞれの役者が通常回のミスター・ロボットとは全く違った、大袈裟でいかにもファミリードラマといった演技をしている事にも地味に感心させられました。

そしてこのコメディドラマの中でオルダーソン一家が乗る車のトランクに誘拐され閉じ込められているのがタイレルです。かつてトランクに殺された恋人の遺体が詰められていた過去を経験しているエリオットですから、その辺の深層心理が影響しているのか、はたまたタイレルの現状がこれに近いものだと暗示しているのか。

とにかく場面変わって病院の前に辿り着いたエリオットとミスター・ロボットですが、ミスター・ロボットから「最悪の状態は過ぎたからお前を戻してやる」と送り出されると、ボロボロの状態になるまでリンチされた現実のエリオットが病院で目を覚ましました。

レイの手下達はかなりの重傷を負わせた後エリオットを病院に運んだらしく、ここまでのパロディ部分はミスター・ロボットがエリオットの痛みを感じないよう現実から目を背けさせていたみたいです。

目覚めたエリオットの傍らについていたレイが、飼い犬マキシンの話を始めました。自分がエリオットを許し生かしているから今がある、お前の飼い主は俺だと暗に伝え、エリオットの全てを掌握しにかかっております。

ディピエッロさんが遭遇した北京のホテルでのテロ事件から2日が経過し、殉職捜査官の名前が公表され、E・コープのビルからもFBIが撤退する事となり24時間以内に素人のアンジェラにスクリプトを教え込ませまければいけなくなったダーリーン達。

もちろん簡単な事ではなく、やり方を教えているモーブリーも不可能だと考えていますが切羽詰まったダーリーンは諦める事を許しません。

作戦に必須な電池式中継局フェムトセルもまだ現物が届いておらず何もかもが急ぎ足で準備不足な印象です。

無いよりマシなプランBとして「もし失敗してしまったらFBIのノートパソコンにこれを挿し15秒後に抜いて この中のツールがパスワードなんかを自動で保存する」とアンジェラにUSBを手渡したモーブリーですが結局これを使う事になりそうですね。想像するだけでハラハラします。

フェムトセルの改造を任されていたシスコは、ダーク・アーミーの〈シュン〉からブツを受け取るも、何故自分達の雇い主は検査なんてするのか、装置に何かしたのかと問いかけたシスコ。するとダーク・アーミーの仮面を付けた二人の男が出てきてシスコを羽交い締めにすると「忠誠心を忘れたようだ思い出せ、何も聞くなお前はただの兵隊なんだ 兵隊のやることは一つ、ただ命令に従うこと」と言いながらシュンは無情にも人差し指と爪の隙間に注射針を差し込み、針が刺さったままの状態でボキリと折ってしまいました。いてぇーーー!!!

そしてフェムトセルをダーリーンに届けにきたシスコを見て、ウィルスの入ったCDをばら撒かせたアイツだと気付いたアンジェラは絶句し明らかに挙動不審になりますが、「何でもないわ、知り合いかと思ったけど違った」とはぐらかしフェムトセルを受け取り会社に向かいました。

 

空港では仮面を付けた連中を見るわ、ハッキングの捜査中に襲われるわで、状況証拠から見てダーク・アーミーがテロ犯だと上司に訴えるディピエッロさんですが、「犯人はウイグル独立派だ、ダーク・アーミーはハッかー集団だFBIを襲ったりしない」と取り合ってもらえていない感じが強大な権力の暗躍を感じさせます。

 

11:30、指定の時間までデスクで過ごしたアンジェラはダーリーンからの合図でFBIフロアに移動し作戦を実行します。

ハラハラしつつも意外とアッサリ事が終わったかのように見えましたが、やはりWi-Fiの接続が切れたとかでデスクに戻って操作をやり直すハプニングが。

ダーリーンの指示に従いコマンドを入力していくアンジェラに「アンジェラ・モス?」と話しかけてきたのはなんとディピエッロさんではありませんか。これは大変。

 

一方、病院に居れば安全かと思っていたエリオットもかなりピンチな状況です。

重傷を負ったままレイの手下達に無理矢理運ばれ薄暗い地下室に放り込まれたエリオットは、そのまま監禁されてしまいます。

満身創痍で声も出せないような状況の中出てきたミスター・ロボットから「怒る前に聞け、俺が代わりに殴られようとしただけだ」と言われたエリオットは倒れ込むようにミスター・ロボットにハグし「ありがとう」と自分の代わりに痛みを請け負ったもう一人の自分に感謝を伝えました。

エリオットが初めてミスター・ロボットと正面から向き合い、彼の存在を認めた瞬間でもあります。

そして幼い日々の回想が入り、初めて父親から解雇の経緯や隠していた病を打ち明けられた少年エリオットは、これから始めるという新しい店の名前を考えてくれと頼まれ、打ち明け話は二人だけの秘密だと約束させられるのでした。

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▼次回、エピソード7

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