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海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボット シーズン2 7話ネタバレ感想

MR.ROBOT/ミスター・ロボット シーズン2 バリューパック [DVD]

エピソード7『ハンドシェイク』”eps2.5_h4ndshake.sme

あらすじ

ミスター・ロボットとエリオットは仲直りしようとする。ダーリーンとアンジェラは勝負に勝てる?ヨアンナは最後通告を受け取る。

ネタバレ感想

ウェリック夫人は未だにタイレルからの贈り物だったピアスをしていて気丈に見えながら健気さまで感じてきました。通りすがりのババァに「このカネの亡者が!」とバケツ一杯の赤インクをぶっかけられ叫び狂う一連の様子はまさに限界ギリギリを感じさせます。

未だ生死すら不明なタイレルがどこに行ったのか、それはミスター・ロボットと和解しかけているエリオットも気にかかり続けているところ。

「もう否定したくないんだ、自分のした事を受け入れたい」と腹を括っているからこそタイレルと自分に何があったのか、空白の記憶を埋めたいと訴えるエリオットにようやくミスター・ロボットがその重い口を開き始めます。

ハッキング真っ最中に声を掛けられたアンジェラは、固まりながらも怪しまれないよう冷静な対処に努めますが、「FBIサイバー犯罪課のディピエッロよ」なんて自己紹介をこのタイミングでされれば自分なら震え上がります、間違いなく。

しかもフロアで自分を見かけたと言い、階を間違えただけではない様子まで把握されており「何をしたか教えて?」ときました。

とっさにナンパしてきた〈トーマス捜査官〉の名前を出し、強行突破しようとするアンジェラに「正直に言うけど私あなたの人生に魅せられてる、強運だわ ハッキング直前に退職しE・コープに転職」と本音なのか皮肉なのか微妙なラインで語りかけたディピエッロさん。FBIが関わりのなかったアンジェラの経歴をそこまで把握している時点である程度はマークされているということでしょうか。

全てを見透かしたような目で「見失わないで、自分を」と言われただけでその場は解放され、続きのコマンドを入力すると、ダーリーンがFBIのネットワークを掌握する事に成功しました。

しかし相手はFBI、さすがにバレるのが早かったですね。監視カメラ映像のアーカイブが消えているのを見てすぐさま「ネットワークチームに連絡を、ハッキングされてる アンジェラ・モスのパソコンを調べて、証拠は消してるでしょうけど」と容疑者の特定までサクッとしてしまうディピエッロさん。

 

ミスター・ロボットからダーリーンがポップコーンの中に隠していた銃でタイレルを殺したと聞かされ、最悪の想定が現実のものになったエリオットですが、レイに作業場へ戻されサイト移転の仕事を済ませろと命じられ別の事を考えている場合じゃない事態だと思い出しました。

これまでダウンしていた時の損失まですぐに取り戻す程の仕事を見せたエリオットは、また監禁場所に戻されかけますがレイに「チェスをしよう」と頼み込みます。

チェスをしている時のレイは最初の印象のように愛する亡き妻に想いを馳せる優しい男で、闇仕事を行う非道で冷酷なレイとはどう見ても全くの別人です。

元々はパソコンが得意だった奥さんと小遣い稼ぎ程度に始めたサイトが、自分達の知らないうちに勝手に大きくなり、何を取引するかはマーケットに任せて目を背けるという選択を取ったそう。

これまで怖くて目を背けていた取引内容はエリオットが現れるまで見なかったのだと話すレイ。

取引内容を知ってからRTやエリオットにした事を間違っていたと認め、感謝すら述べながら「残り時間は?君が何をするかなんて承知の上さ」と核心に触れるレイに「そろそろここを包囲してるはずだ」と答えたエリオットは「なら君は行け」とようやく解放されました。

レイも本当は闇マーケットの悪質さを誰よりも理解していて付き纏う自責の念から逃れようと目を背けるも、それを目の当たりにしてしまったからには自分だけの手に負えないものを感じ極端な善と悪の間で葛藤があった感じでしょうか?

暴力、監禁の末の強要で他人を巻き込みまくりですが、そうでもしなければどう辞めていいのかも分からないほど追い詰められていたのかもしれません。だからこそのエリオットに感謝なのでしょう。極悪人には違いないものの根っからの大悪党という事ではない誰にでもある二面性がレイにもあったという事ですかね。

エリオットが何を仕掛けたかというと、「移転を終えた時、Tor以外でも接続できるようにした 検索エンジンにインデックスさせネット広告も出るようにした “タイ 少女 売買”で検索すれば上位にヒットする FBIには匿名メールでタレこんでおいた」とのこと。

だからこそトラフィックが過去最多になり短時間で売上が倍になるほどの集客が出来たという単純なお話です。

この件で、ミスター・ロボットが自身の苦痛の産物だと分かったエリオットは、パートナーとして握手する事を決意しますが、レイのサイトを利用していて損をした輩からは目の仇にされ殺意まで抱かれる息つく間もなく危険が迫っています。

ミスター・ロボットを消すためにつけ始めた日記を自ら燃やしたエリオットが通りを歩いていると突然数人の男達に取り囲まれ路地裏に引き摺り込まれました。レイのサイトにビットコインを預けていたという男達に取り押さえられ殴られ「その勇敢な魂を粉々に砕く」とゲスい笑みを浮かべながら犯されかけたところにレオンがやってきて男達をナイフで切り裂いていきます。

返り血で染まるレオンは「火曜に手紙が届く、指示に従え ホワイトローズに会ったら俺が助けたと伝えろ 応援してるぜ、いつもな」とだけ言うと丸出しになった尻にブッ刺した小さなナイフを回収して去って行きました。

バスケ観戦で男達に絡まれた時も怯まずエリオットを助けてくれてなかなか良いヤツだと思っていたレオンですが、まさかダーク・アーミー配下の人間だったと言う感じですか?

 

プライスに恩を売ったアンジェラは、特に出世とも言えない危機管理部門への部署異動を願い出てマネージャーとなり新たな上司の元で新たな業務に就きました。

E・コープが抱えている集団訴訟の問題に関するデータへのアクセス権も手に入れる事となりましたが、これを狙って淡々とここまで来たという事なのか。それでどうにかなるのなら分かり易すぎてすんなりプライスがこの部署にアンジェラを置くのを許す意味も分かりませんが。

重役の会議にも参加し、過去の訴訟事例へのアクセス権も手に入れようと息巻いたアンジェラですが、そう簡単ではありませんでしたね。

雇われた経緯も、手を尽くして今の部署に異動してきたということも、当たり前ながら全て把握されており、ここから暗躍するのは難しそうです。

 

そして最後にまた一つ大きな衝撃が。

クリスタとのカウンセリングで、もう一人の自分と和解し助け合いながら共存する事が出来ていると前進を伝えるエリオット。

「お袋と住んで排除しようとしたけどあなたが正しい、自分の一部は壊せない」と話すエリオットに「一つ聞かせて、今自分はどこに?」と問うクリスタ。

エリオットがどういう意味かと聞けば「エリオット、お母様とは同居していない」と…!

なんとなんと。なんとなんと…。

「知ってる」と言えば妄想が消えて実家に座る光景が一気に刑務所の面会場に変わります。

 

いや、どこからどこまで…!!!突然現れたエリオットには縁のなさそうな友達や、柄の悪い連中、バスケの観戦、規則的過ぎるルーティン…なんとなく違和感はあったもののまさか全て刑務所内での日常に妄想を交えていた話だったなんて…!これは完全に騙されました。

「時にコントロールは幻想だ」なんて表現するエリオットですが、まさにその通りで御座います。

自分が服役中だという真実から、現実から逃避し妄想で覆う事で対処してきた、と。はぇ〜〜〜。こりゃまた…やられました。

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▼次回、エピソード8

axxi.hatenablog.com

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