海外ドラマ≫≫ MR. ROBOT ミスター・ロボットシーズン3　7話ネタバレ感想

エピソード7『フレデリック&ターニャ』”eps3.6_fredrick+tanya.chk”

あらすじ

答えを求めるミスター・ロボット。プライス＜ホワイトローズ。迫るＦＢＩ。砂漠でのナイトタイム。アンジェラは巻き戻しボタンを死ぬほど連打。
プライ

ネタバレ感想

同時多発ビル爆破報道を見て、極限まで動揺したエリオットはクリスタの元へ駆け込みそのままミスター・ロボットと代わります。

ミスター・ロボットは、「敵は俺じゃないんだよ、陰で糸を操ってる黒幕だ真実を知りたいなら周りを見てみろ、俺だけじゃなく何もかも操られてる」と全てを知っている風な口ぶりで話し始めました。

5/9攻撃は、支配されている人々を解放するための自分たちの革命だったのに途中で計画を乗っ取られ連中に都合良く歪められたと言い、「報道のような攻撃の罪をなすりつけられてたまるか」といきり立っています。容疑者＝タイレルの逮捕報道を信じ込むクリスタは、目の前の相手がこの事件の首謀者だなんて全て患者の妄想に聞こえると感じていますし、なんならそのまま本人に言ってしまうのですが、オールセーフに居たことやハッキングの前科といった状況証拠を挙げられれば半信半疑ながら多少そうかも、と感じ始めたのではないでしょうか。

またしてもf・ソサエティを装った犯行声明が出され、ビル爆破など子供騙しで24時間後に更なる悲劇が起こると予告がありました。

それを見ながら「家族を人質に取られ5ヶ月も地下に監禁されていた」というでっち上げのタイレルが主張した誘拐説に猛反発するディピエッロさんですが、弁護士？の男に「解決したいなら彼を誘拐したテロリストを特定することだ、この事件を起こした真犯人さ今も更なる攻撃を計画しているウェリック氏が身元と居所を証言しよう保護と免責を条件にね」と取引を持ち掛けられています。当然信用出来るはずもなく跳ね除けるも、この男は新たな犯行声明が出たのをいいことに、うまくタイレルに有利に転ぶよう交渉しておりました。これも全てアーヴィングに渡された指示書のシナリオ通りなのでしょうか。

ダーク・アーミーと内通している上官の〈サンティアゴ〉は自分の体裁のためを装いことごとくディピエッロの核心に迫るやり方を抑え付けておりますが、ここが決壊するのも時間の問題に見えます。

FBIに協力させる事にしたタイレルですが、相変わらず家族との面会を第一に望んでおり、証言の裏づけが取れたところでサンティアゴはタイレルと二人きりになるオフレコの時間を作ると「奥さんは死んだ、二週間近く前に愛人とモメて撃たれた至近距離で頭に一発」と気遣いゼロな口調で淡々と伝えました。

息子はピースフル・エーカーズ孤児院に居ると聞かされても信じないタイレルですが、「もし私のことをバラそうとしたり不審な行動をしてみろ、妻の墓参りもできず死ぬ事になる息子も私が責任を持って死に追いやろう」とまで言われればさすがにそれが事実だと悟ったようです。さすがに酷過ぎてタイレルには何かしらの復讐を成し遂げてもらいたくなりました。

レオンに捕まり目の前で友人を殺されたモーブリーとトレントンは、荒野でレオンが墓穴を掘っている間になんとか拘束具を外し逃亡を謀りましたが、運転ができないというトレントンの腕前が悲惨なもんで大岩にぶつかりあえなく失敗に終わります。次には自分達を生かしておく目的もないままに墓掘りをやらされる事になりました。逃げ出したところでダーク・アーミーの手にかかればすぐに捕まりそうですしね、しょうがない。

アンジェラはビル崩壊の瞬間のニュースを何度も逆再生し、「みんな無事なの、心配ないわ誰も死なない」とダーリーンにドン引きされるほどカウンセリングが必要な状態に陥っております。

カウンセリングと言えばなクリスタもクリスタで、エリオットの関与を確信し思わず通報しそうになったところを思い止まって弁護士に相談した様子。医者とかカウンセラーの守秘義務というのはここまで重いものなのか。テロリスト疑惑が限りなく確信に近くても通報すれば資格剥奪処分になるなんて。まぁ、精神病患者という性質上、自分がやったと言う狂言が日常的なものだからより特殊なのかもしれません。

「ウェリックが特定した首謀者」として指名手配報道されたのは、フレデリックとターニャの二人。

その頃二人はレオンから解放され、ホワイトローズの秘書に案内されて地図や連邦航空局次世代型システムの脆弱性データソースから脅威分析を行なっている途中だったり、主要空港の航空管制システムに入り込むマルウェアが表示されるモニターの前に座っています。

外ではFBIが包囲網を敷き、全チームが突入すると既に死体となって転がっている二人とイラン国旗、f・ソサエティのマスクとビデオカメラが。さらに二台の端末には飛行機を墜落させる攻撃計画が映し出されており、臨時拠点に見せかけた現場で更なる罪を被せられていた状況です。

生け捕りにはし損ねても次の攻撃は防げたという結末でFBIは問題が片付いたモードですが、ディピエッロさんはただ一人、この出来過ぎた状況をホワイトローズの脅威に結びつけました。

ミスターロボット Mr. Robot フィギュア