エピソード13『愛の告白』”Three Sentences”
あらすじ
子供たちは今まで3人合同で行ってきた誕生日パーティを今年はバラバラに開きたいと言い出す。一方、2人の女性の間で悩むケヴィンは、トビーの助言である行動に出る。
ネタバレ感想
子供達が10歳の誕生日を迎えようとしている中、ジャックはもう一人欲しいと提案しますが現実的に考えて三人で手一杯だとレベッカからはキツく断られました。
これまで合同だった誕生日会も個別に開きたいとの訴えがあり、クラスメイト45人分を招待してのパーティーの準備でそれどころではありませんしね。
個別と言っても同じ屋根の下の違う部屋でそれぞれの招待客が楽しんでいるというスタイルなのですが、いざパーティーを開いてみれば中庭担当のランダルのパーティーにはクラスメイト全員に招待状を配ったにも関わらず3人しか参加者が居ない状態。
息子の一人が肌の色で差別されているという現実を突きつけられながら、他の子供達のパーティー会場から子供を盗んで来ようとしている両親の真剣さに救われます。
そのうちにケイトの招待客の女の子達も皆ケヴィンの方に集まってきてしまいました。
ケヴィンはこの頃から演劇が好きで皆の人気者な中心的人物のポジションだったようですね。
トビーの手術を踏まえて自身のバイパス手術を一旦取り止めたケイトは減量合宿に参加したはずが、カルトっぽい雰囲気で瞑想だのなんだのがメインな場に違和感を覚えすぐに帰ろうとしますが、自分の内面の弱さに向き合う事を避けてきたケイトには意外にも合っていたのかもしれません。
オリヴィアとスローン、どちらもろくに選べずヘルプを出してきたケヴィンにケイトはトビーを充てがったわけですが、このチグハグなコンビがなかなか良い感じです。
何故か恋の伝道師みたいになっているロマンチストトビーがしっかりとケヴィンの話を聞いてやり、本当の望みはどちらなのか自分自身に問うよう教えてやると、腹を決めたケヴィン。
ケヴィンが向かった先は二人のうちどちらでもなく、これは若い頃に別れた恋人のところに行くももう家庭があるとかいうお決まりのパターンかな…と思いましたがなんと12年前に分かれた元妻だと言うではありませんか。結婚しとったんか、ケヴィン…!
しかもケヴィンは出会った時に恋をして別れたことを後悔していたしよほど〈ソフィー〉を愛しているようです。
ソフィーも渋々ながら今度話したいと懇願するケヴィンに頷きます。
さらにここからがTHIS IS USクオリティとでも言うのでしょうか、少年ケヴィンのパーティーに紛れ込む女性陣の中でケヴィンの隣に座る子が幼い頃のソフィーだったのです。
「ソフィーはケイトの親友なんだから戻るように言ってあげて」と諭す両親に「無理だよ、彼女を愛してる」と言ったのけたおませなケヴィンですが、この頃の感情が36になっても変わっていないのならそれはもう凄まじく特別な存在なのだろうと伺えます。
ランダルはというと、治療をストップした事で稀に見る調子の良さを見せるウィリアムに驚きながらもこの状態でいつまで共に過ごせるか、という点を踏まえると出来る限り頼みを聞いてやりたくなるようです。それが仕事上のライバルとぶつかり合う本人にとって非常に大事な時だとしても。
チラッと写った葬儀の様子を見るに、ジャックは随分と早くお亡くなりになられたみたいですが、ここまで明るく楽しく全力で家族を一つにまとめていた存在が失われてからは、きっと一波乱どころじゃない崩壊があったのでしょう。
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