エピソード15『ジャックの息子』”Jack Pearson's Son”
あらすじ
レベッカが家の心配をせずにツアーに行くよう、ジャックは応援するが、内心は気が気でない。バンドメンバーのベンがレベッカを好きなのではと怪しんでいるのだ。
ネタバレ感想
サンジェイに顧客を分けるようお達があった事に始まり、ここ最近の父親の死期の近さや母親の長年の裏切りがフラッシュバックしての震えも止まっていませんが、ここに来てベスの母親が転倒して腰の骨を折り家庭の事まで一挙に背負わねばならない状況に。
出勤すれば仕事の予定は前倒しになり忙しい時に、キャリアの分かれ道に立ち励ましてもらおうとアポ無しでやって来たケヴィンの相手までせねばなりません。
器用で忍耐強いが故に時にストレスを爆発させる結果になるランダルが心配にもなりますが、その影響でケヴィンが複雑な思いを抱えて来たというのもまた一つの事実。
ウィリアムが呼んでおいたナースを鍵をかけて締め出したと連絡が入り、ランダルは不安を持て余すケヴィンを置き去りにして自宅に急ぎます。
そんな様子を見て、かつてソフィーとセックスした事がレベッカにバレ、話し合いをしている最中に別件でストレスを暴発させたランダルがパニック発作を起こし両親をかっさらっていった過去を思い返すケヴィン。
今度はレベッカを頼ろうと訪ねるも買い物中で仲が良いとは言い難いミゲルと話すことに。それでも父親に仕草や雰囲気が本当によく似ていると言われたのはケヴィンにとって心が強くなれる言葉だった事でしょう。
舞台の初日を迎え、あと数分で幕が上がるというタイミングにランダルからかかって来た「会社に捕まってどうしても行けないんだ」という電話で弟の異変を感じ取ったケヴィンは、「父ならどうするか」という指標の元大切な舞台に穴を開けてランダルのオフィスに向かいます。
そこには部屋の片隅でボーッと泣きながら座っているランダルの姿が。弟を抱き寄せ慰めるケヴィンは兄というより父親そのものでした。
10代の頃にはモニターを前にして泣いているランダルに部屋の外から気付いてもスルーしたケヴィンですが、やはり二人の関係も変わっているという対比が見て取れます。
本当はツアーに行って欲しくないものの「そんな事言ったら一生恨まれる」と気持ちを殺して行ってこいと背中を押したジャックですが、ベンから大昔にレベッカと付き合いがあったと知らなかった事実を聞かされ激怒。
売り言葉に買い言葉とは言え、完璧超人のジャックに「頑張らないといい夫になれないのね」は酷いなぁ。
さらには「16年間あなたと子供たちに尽くして自分を後回しにしてきた ベンのことを言えばこうなるのも分かってた あなたに歌の邪魔をされたくなかったの」と逆ギレしたレベッカに対し「俺は君の邪魔だったんだな」と言い残して出て行くジャック。
葬儀で映った子供達の年の頃も近いですし、このまま不慮の事故とか嫌なフラグを感じさせますがジャックはバレンタインのために予約していたいつもの店で恒例のチーズバーガーを一人食べておりました。やめろと言われていた酒まで飲んで。
レベッカを想い、支えになろうとして奮闘した結果、儀式的とも言える恒例行事は一人で過ごす事になるなんて皮肉なもんです。
それで結局ミゲルなのかよ、と思うとどんな感動を捻じ込まれてもやはりレベッカには懐疑的になってしまいます。
ほんとなんでミゲルなんだよ。たとえジャックの遺言だったとしても何か嫌です(笑)
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