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海外ドラマ≫≫HOMECOMING ホームカミング シーズン1 9話ネタバレ感想

仕事

エピソード9『仕事』”Work”

あらすじ

経験とは何か。

ネタバレ感想

当初は閉鎖的な環境における毒親的ポジションかと思っていたハイディの母親ですが、むしろ真逆で娘の異変をよく観察しており時に見守り時に助け舟を出し、とかなりまともな存在でした。

今回も帰ってきたハイディの異変が「怪しい前職」に関する問題にあるとしっかり分かっております。

嫌な記憶を丸ごと思い出したハイディは、当時の荷物を廃棄し、母のアドバイスに従ってダイナーへ出勤する事に。

この辺りがいつもと違って現在軸なのに画面幅が広くやや混乱しました。

他にもこのエピソード内はとにかく抽象的な訴えかけというか、演出がチラホラ見られます。

 

ハイディが記憶を取り戻した事で、ウォルターとの最後の日の様子が描かれておりますが、既に派遣先が決まったウォルターに食堂で一緒に食事をしないかと誘います。

ハイディがホームカミングの食堂で食事をする事は禁止されているらしいのですが、何かを決意したかのようにズカズカと厨房に入り有無を言わさず『第6週』とラベリングされた食事を二人分盛り付けて運びました。

恐らくこの食事に含まれていた薬物が二人の精神に作用し、退所の原因と記憶障害を引き起こした原因でしょう。

 

トーマスとハイディを残し逃げ帰ってきたコリンもかなり動揺しているようです。

こちらもまた冷め切っているのかと思えば全くそんなことはなく、どこか奇妙な夫婦関係が垣間見えました。

あの極悪人コリンの事なので不倫など日常茶飯事かと思いきや、ハイディと一線を越えたことに罪悪感を抱いているらしく妻に打ち明けようとして言葉を詰まらせております。

そんな夫の様子を見て、自分に打ち明けなくても箱に告白したい事を書いた紙を入れて前進しようと窘めている様子もどこか違和感が拭えません。信頼関係があるのかないのか、いつも強気なコリンが掌握されている感もありますし、上司との関係への励まし方も一種の洗脳っぽさを感じます。この辺は深読みのしすぎである意味内助の功が抜群なだけでしょうか。

 

ダイナーに出勤したハイディはせわしなく給仕をする最中に常連客の〈トロッター〉さんが食事を終えて眠っている事に気付き彼女に声をかけますが、揺すっても起きない目の前の老人が眠るように死んでしまっている事に気が付き茫然と座り込んでしまいました。

彼女の死もまた、記憶を取り戻し悩むハイディへの更なる問い掛けとなり、ハイディはトーマスから盗んだ封筒に書いてある宛先、ウォルターの母であるグロリアに会いに行く事を決意します。自らの罪を全て話すのでしょうか。同時にウォルターとの再会もあるかもしれません。

 

ハイディがコリンの採用面接を受けているシーンもまた印象的です。

経験を度外視し、情熱を持って新しい試みにチャレンジする人材を求めるコリンにこれからの方針が暗示されておりますし、この頃何も知らなかったハイディも、この仕事を生活の核として何があろうと最後までやり抜くとアピールした事で知らず知らずのうちにリスクの伴うプログラムの片棒を担ぐ誓いを立ててしまっています。

コリンの部屋に掲げられた『マンチニール』と書かれたプレートがわざわざ字幕で出たので何の意味があるのかと調べたところ、マンチニールとは毒性の樹木を意味し、世界中の植物の中でも最も危険なものの1つであるとされ、一見何の変哲もないただの樹に関わらず触れるだけで大惨事を引き起こす代物だそうです。

これはまさにコリンやこれから請け負う得体の知れない仕事の危険さ、徐々に毒に蝕まれていく関係者を意味しています。

マンチニールの葉や実は一見林檎のようらしいのですが、シュライアがトーマスにこっそり渡したあの葉とも何か関係がありそうです。

上司〈パメラ〉に事の端末を報告し、苦情処理に関する報告書の確定ボタンを押したトーマスは、手帳や名刺を並べているシーンでも例の葉っぱが出てきておりました。というか、トーマスのこの行動は辞職するかのような雰囲気だったのでガイスト・グループの陰謀を暴こうとする事が辞職に繋がる…?にしてもこれから追い詰めて行くのでは…?とあまりしっくり納得できていない部分でもあります。

パメラはガイストと繋がりがあったようで、トーマスの捜査報告を受けて、悪事が明るみに出る事を懸念し「問題が起きた」とどこかへ電話連絡しておりましたが…。

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