エピソード5『チャック VS エビの鉄板焼き』“Chuck Versus the Sizzling Shrimp”
あらすじ
サラやモーガンと夕食を楽しむため、中華料理店にやって来たチャック。だがそこで働く女性がスパイだということに気づいてしまう。 (C) 2007 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
ネタバレ感想
ここ最近エリーやモーガンとの時間が取れなかったから、と本人が主催する『モーガンのゆうべ』と名付けられたお楽しみ会が始まりました。
一見すると男友達優先な上に家族を大切にし過ぎるシスコン野郎と見られても仕方ないはずが何故チャックにはこうも好感が抱けるのでしょう。
ディナーの調達に中華街へ行くチャック、モーガン、サラの三人。道中ただならぬ剣幕でモーガンに怒ったチャックにクスリでもやっていた過去があるのかと匂わせられますが、モーガンがやろうとしていたのはチャックが怖がる爆竹だったという健全度120%のオチ付きです。
エビの鉄板焼きは欠かせないメニューらしく、運悪く店内は貸切だったにも関わらず皿洗いとのコネがあるというモーガンがテイクアウトのため厨房から店に入ります。
そこで目にしたウェイトレスが中国の大物女スパイ〈メイリン・チョウ〉だと気付いたチャックは、ケイシーから彼女の資料を洗うようにと命じられました。
国家の危機が最優先事項とはいえ、これでまたモーガンとエリーとの約束をすっぽかしてしまったチャック。エリーからはなじられ、モーガンからはクビがかかったコンペに向けて接客の練習相手になって欲しいと懇願され任務の合間を縫うてんてこ舞い状態に。全方位お人好しのチャックに誰にも明かせない重要任務はやはり荷が重そうです。
メイリンを張り込んでいたところ、中華街を牛耳る大物でもある車椅子の男〈ベン・ロー・パン〉を尾行している事が分かり、彼女達を追ってバーの中へ入るサラとケイシー。
車で呑気に待機していたチャックでしたが、ドンパチの末車椅子に乗って出てきた老人に手を貸した結果、実はチャックが助けたのはチャイニーズ・マフィア『三合会』の者で、トランクに詰め込まれ拉致されていったのはメイリンが救出しに来た弟だった事が発覚。
官僚の弟はLA出張中に拉致され、中国政府が拘束中の三合会会長と人質交換しろという要求を政府側が拒否したためにメイリンが単身救出に来ていたと裏も取れました。
他国の事件に関わることは出来ないから自分達は何もしないと知らされたチャックですが、自分のせいで弟を連れて逃す事に協力してしまったと責任を感じます。
弟想いの姉という点で感情移入も高まって、メイリンに協力し弟奪還作戦に参加する事になりました。
万事順調かと思われたパン邸侵入作戦も実は泳がされていただけで、車待機で監視カメラを見ながら遠隔でサポートしていたチャックを残しどこかへ連れて行かれてしまったサラ、ケイシー、メイリン。
ケイシーから「家に帰って通報するな」とお達しが来るのですが、ポンコツのわりに正義感を持て余すチャックが仲間を見捨てて逃げられるはずもなく、連中のバンに描かれていたチャイニーズレストランのロゴを見て咄嗟に尾行を開始(笑)
ここで爆竹売りの設定が生きてくるのが楽しいですね。なんとか現場を混乱させる事に一役買いました。
ただ、またしてもエリーとの約束を嘘をついてすっぽかしてしまったチャック。
しかもこの日はバトウスキー姉弟にとって特別な日で季節外れの『母の日』を二人で祝うのは恒例行事だったそう。
その理由に、元々父親が留守がちだったところに加えて母親が自分達姉弟を置いて家を出た日というヘビーな過去があるのですが、それを自分たちの自立を祝う日としていたのだとか。
彼らの絆が深く、お互いを強く大切に想っているのはこういう環境に置かれていたからこそなのだと納得できます。
翌日やり直しされた母の日では、いつものように水入らずの二人きりではなく、すっぽかされ仲間として仲良くなったモーガンと、弟の大切な恋人サラもエリーから招待され、いつもとは違って一つ成長した記念日を送る事となりました。
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▼次回、エピソード6