海外ドラマ≫≫CHUCK CHUCK/チャックシーズン2　9話ネタバレ感想

エピソード9『チャックＶＳセンセイ』“Chuck Versus the Sensei”

あらすじ

ケイシーは、かつて“先生”として尊敬していたスパイが、生徒に武器を盗ませるなど、背徳的な行為を繰り返していたことを知り、がく然とする。

ネタバレ感想

NSAの依頼で監視カメラや武器追跡技術の開発を担ったGLA〈グローバル・ランチ・エージェンシー〉の極秘研究所に何者かが侵入しようとしているという情報が入り、何らかのデータが蘇らないかと張り込みを進める最中に大胆な侵入者が現れました。

潜入していたケイシーとサラが応戦するも、忍者のような身軽さで只者ではありません。

ようやく揉み合いになり犯人のマスクを剥ぎ取ったケイシーは、自身がかつて武術を学んだ師である『先生』の顔に一瞬怯みを見せました。

先生の本名は〈タイ・ベネット〉。若かりし日のケイシーでも全く歯が立たなかった師匠が犯人とは。怯んだ隙に逃げられてしまいましたが、先生の方はケイシーが咄嗟に突き付けたバイモアのペンを見て不敵な表情を見せています。

空手とカンフー、戦術の達人として訓練教官をしていたベネットは、今や最強のお尋ね者と成り下がり、かつての弟子を勧誘してはチームで動き盗んだ武器を闇市で売り捌いているのだとか。とんでもない成れの果てです。

GLAからはミサイルの一部である慣性誘導装置を盗み出し、取引の場に乗り込み装置を奪還するというのが次の任務になりました。

さすがに顔がバレては当初の予定どおり取引が行われるはずもなく、乗り込んだ先で待ち受けていたのは空の車と届けられた爆弾。

その後もバイモアにやって来たベネットに対し、チャックが無謀な尾行をした結果まんまと捕まりトランクに押し込められます。

駆け付けたケイシーとサラですが、ケイシーの感情が昂りチャックを乗せた車に突っ込んでいきそうなチキンレースが突如始まりました。

結果チャックは無事で、しかしながらベネットにはまたしても逃げられてしまいます。

この失態と、インターセクトを危険に晒したという点を咎められ、長年の師からの裏切りで個人的な感情を抑え切れていないと判断されたケイシーは任務から外されデータへのアクセスも拒否される事に。

そこですんなり諦めないのがケイシーで、国や上の命令に忠実かと思いきやこういう場面では勝手な行動も厭わないんですね。

チャックを言葉巧みに騙して指紋と網膜を無理矢理借りると、ヨーグルト店に手錠で繋いで自分はベネットの道場に単身乗り込んで行ってしまいました。

少し遅れて事情を把握したサラも合流しますが、何とか自力で脱出してきた「飛んで火に入る夏の虫」ことチャックが捕らえられておりまとめて降伏するしかない状況。

撃ち殺されるというところでケイシーがベネットを煽りタイマン勝負に持ち込むも、無になろうと集中力を高めているはずのケイシーは押されっぱなしです。

しかし、チャックはある事に気付き倒れ込んでいるケイシーに「本当は良い人でみんなに好かれるのが怖いんだよね？本当は僕の事かわいくてしょうがないでしょ？」と煽りまくります(笑)

いつも怒っているケイシーにとっては怒り状態こそが平常心だったようで、野獣モードを解放した途端あっという間にベネットを倒し、そこにFBIの援軍も到着しました。

ケイシーの怒りの引き金が(笑)

それでも別れ際にはチャックに初めて感謝の気持ちを言葉にして伝え、また一つ仲間としての信頼関係が構築されたようです。

バイモアでもなんやかんやありましたが、それよりもオーサム夫妻が訪ねて来てエリー達の結婚式に関するあらゆる事を事細かに決めていってしまいます。

いくら善意からとはいえ、結婚式の主役がほぼ蚊帳の外扱いではストレスも溜まります。

そしてエリーの怒りの引き金になったのが、オーサムの父が、エリー達の父が行方不明になっている事から良かれと思ってバージンロードを自分が一緒に歩こうかと提案した事で、長年結婚に対して漠然とした気持ちしか無かったけれどただ一つ父親と歩くんだと決めていた、だけど現実問題父親の行方は分からず、寂しくもどかしい気持ちがマックスになったというのが泣けます。

それを聞いたチャックはなんとかして父親を捜そうと決意しますが…。

CHUCK/チャック＜シーズン1-5＞ DVD全巻セット [ ザッカリー・リーヴァイ ]