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海外ドラマ≫≫CHUCK CHUCK/チャック シーズン2 10話ネタバレ感想

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エピソード10『チャック VS デロリアン』“Chuck Versus the DeLorean”

あらすじ

サラの父親が彼女に会いに来る。彼は、自分が詐欺を働いていることを告白し、サラを戸惑わせる。アラブの王族やテロリストたちとも関係があるらしい。

(C) 2008 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

ネタバレ感想

サラにオフの日があり、しかもプライベートな用事があると誘いを断られた事でどうにも気になって仕方がないチャックはモーガンの自転車を借りてサラを尾行します(笑)

だいぶ年上の男とデートしているかのようなサラの姿に焦りながらも、その男〈ジャック・バートン〉の手首の傷を見て彼が極悪人だという情報が脳内で駆け巡りました。

腕時計のGPSで下手な尾行はアッサリバレるのですが、「年上男性と交際するにしても年寄り過ぎるし極悪人だよ」と背後に近づいて来ていたジャックに気付かず、必死に『サラの年上の恋人』を扱き下ろすチャック。

ここでジャックは父親だと紹介されとんでもない印象からの初めましてとなりました(笑)

生粋の詐欺師のジャックは、娘のサラが幼い頃にはその片棒を担がせていたほどで、今回もドバイの石油王〈アマッド〉から100万ドルを騙し取ったと話します。

サラは葛藤の様子もなくすぐに将軍にこれを報告し逮捕の許可を得ようとしますが、アフガンとケニアのテロ支援者としてCIAが長年マークするも近影さえ出なかったアマッドの資産情報を掴む良いチャンスだと判断され、チャックとジャックを引き合わすよう指示されました。ちなみに、ジャックにはサラがCIAだということは隠しているようです。

大ペテン師のジャックは危険人物相手に持ってもいない巨大なビルの権利を売りつけ、その仲介料として多額の金銭を受け取っていたそうで、とんでもない手口はやはり予想以上に早くバレてしまい、ジャックとの食事会が済んだ直後にホテルに乗り込んでくるアマッドをチャックが感知。

ジャックがよく使うらしい手口で、架空のドイツ人資産家であり破産寸前で私財を売りに出している設定の〈リヒテンシュタイン〉という存在が取引相手であり、ジャックはあくまでも仲介人というていで進んでいるらしいのですが、詐欺師らしく言い訳をしているジャックの元に駆け付けたサラは急遽リヒテンシュタインの秘書という事にされ話を合わす事を余儀なくされます。

うまく交わそうとするも、今すぐ社長、つまりリヒテンシュタイン氏に会わせろと銃を突きつけてきたアマッド一行。

咄嗟にリヒテンシュタインのフリをしたチャックが出てきた事で、存在だけは架空ではなかったのかと納得したアマッドを、「社長はドイツ語しか話せないので後日改めて」と丸め込みました。

このまま身の安全のためにもアマッドが出国するまでチャックを監禁するよう提案したケイシーとサラですが、長年探っていたアマッドの裏口座を突き止め凍結するまたとないチャンスだと諦める気のない将軍。「腕利き詐欺師の父上に教えを請いなさい」とまで言われてしまいました。

ジャックの手口がまたしても大胆で、害虫駆除業者を装いビル内の人間を問答無用で外に出すと簡易のリヒテンシュタイン社に仕立て上げ会合準備に取り掛かります。

強気の態度を貫き、なんとか手付金1000万ドルを送金させるとギリギリのところでズラかりました。

成功の祝杯をあげるも、CIAの口座に送金が成されていないと判明。すぐにジャックを探すも間抜けの殻で、彼が詐欺師だという事をすっかり忘れておりました。

ジャックの居場所が判明し、ケイシーが単独で乗り込みますがその場には誰一人おらず、かなり荒らされた後だけが。

サラにはアマッド達に捕われたジャックから連絡があるも、逆探知は失敗に終わってしまいます。

武器を詰め込み単身父を探しに行こうとしていたサラのところへチャックがやってきて、自分の口座に振り込まれた1000万ドルについて「ついにCIAが僕の功績を認めてくれた!」と話しますが、十中八九ジャックの仕業でしょう。

人質との取引に向かったサラですが、持ってきたバッグの中身が空だとバレてしまい、狙撃手からも狙われており、もう父娘もろともお終いかと思われた時、チャックがモーガンから借りたデロリアンその名も『デモーガン』に乗ってガタゴトと現れ周りは呆気に取られます。

金を返すと言ってアマッドに口座番号を入力させ送金を済ませば、側で待機していたケイシーに肝心の打ち込んだ口座番号は筒抜けです。

財務省を名乗るケイシーがリヒテンシュタイン逮捕に踏み込んできて本物か…?と場が混乱してきたところで隙を突き銃を構えるサラとケイシー。

ジャックを盾にされますが、アイコンタクトを取ったサラはジャックの肩を撃ち抜きました。これがチャックなら出来なかったでしょうね。

時速35キロしか出ないポンコツとは知る由もないアマッドは、デモーガンに乗って逃走(笑)

そもそもこのデモーガンは、アンナから同棲を持ちかけられるも、そんな金は無いと踏み切れないモーガンの将来性を買ったデヴォンがエリーに無断で2500ドル貸し付け。しかしバイモアに車を売りに来た客のデロリアンを見て、新居のための2500ドルを耐え切れずに使い込んでしまったという最低な出所なのですが、盗まれたデモーガンは警察に押収され高値で買い取ってもらえた…ところまでは良かったのですが、結局浮いたお金もまた同じように消えそうになっておりました(笑)さすがモーガン、金を持たせてはいけません。

任務の方は、10億ドルもの残高があるアマッドの隠し口座の特定・凍結に成功して一件落着。

ただし多大な詐欺を働いたジャックには逮捕状が出たと聞いてさすがに複雑な表情を見せたサラ。ここでケイシーが、ジャックは今回の件に貢献してくれたのだから刑期に反映を、と頼むのが良かったですね。

久しぶりに会った父親とこんな風に別れなければならない、最後にお別れの言葉を言いたいけれども身分を隠していてはそれも叶わないサラが絞り出した「アイスはダブルにしてね」という台詞が切なく響きました。

駆け付けたパトカーに応対するサラを見て、チャックに「娘はデカか?」と聞き、犯罪者の自分とは正反対な立派に成長した娘を誇らしげに見遣るジャック。チャックの人柄とサラに対する愛情の深さを全面的に認めて娘を任し、バトンタッチするように姿を消したジャックなのでした。

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▼次回、エピソード11

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