クリスマススペシャル第2話
あらすじ
緊迫の不発弾処理が始まった。複雑な爆弾のため避難所生活もなかなか終わりが見えない。さらに子供にポリオが発症し、彼らに追い打ちをかける。そしてノンナートゥス・ハウスは最後のクリスマスを迎える。
ネタバレ感想
第一次大戦で戦争神経症『シェルショック』を患ったというトリクシーの父は生涯悪魔にうなされ続けたそうで、幼い頃から変わってしまった父親の世話をせざるを得なかったという生い立ちに、いつもの軽口でムードメーカーな彼女の性格が哀しく映りました。
自分の事のようにアランのPTSDを気にかけるトリクシーは、恐怖をも飲み込んでしまうような『希望』を与えるしかないと考えます。
ジェニーとトリクシーは、『生命の誕生』という希望に満ち溢れた時間をアランに共有させようと、男が分娩室に入るなんて考えられなかった時代に出産の立ち会いを提案しますが、シスター達は認めてくれません。
避難所では伝染病でもある小児麻痺が出た事で、こんな環境下ではすぐに蔓延してしまうから、とターナー医師による緊急の帰宅要請が出されますが、肝心の不発弾も解体の目処が立っていないのが現状です。
子供達にクリスマスパーティーをさせてやりたいという目的でターナー家を借りた事が災いして、避難所生活ではなく自宅に居たはずのティモシーも小児麻痺に感染してしまったようです。それも最初に症状が出た避難所の〈ジャック〉よりも遥かに重症な様子。
背中からぶっとい針を刺されて髄液検査?をされている光景は顔をしかめてしまう程痛そうで、その後も意識のないまま仰々しい機械に入れられるティモシーの痛々しさったら半端じゃありません。
不発弾の処理は不慮の爆発が起こったものの誰一人怪我人は出さず呆気なく避難所生活にも幕が下されました。
が、爆発の衝撃によってただでさえ脆かったノンナートゥス・ハウスは基礎部分がやられ、建物の強度不足で立ち入り禁止に。
イヴォンヌはかねてよりの希望だった自宅での出産を迎えられ、アランも出産に立ち会い彼女を支え励まし続けました。
修道院に帰れなくなった面々はそれぞれに仮住まいでクリスマスの夜を過ごし、ノンナートゥス・ハウスはついに取り壊されます。
それでもやはり悲観する事はなく、笑顔と絆で溢れているのはさすが。
ついにかつての仲間との絆が健在なのだと悟ったシーラも、回復したティモシーを含めた皆に祝福されながら堂々と結婚式を挙げられたようで何よりでした。
Call the Midwife [ Jennifer Worth
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▼次回、エピソード1